みどりの一期一会

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総務官僚接待 徹底した調査が必要だ/NTTも総務官僚接待 根深い癒着構造の解明を/相次ぐ接待発覚 全省庁対象に調査せよ

2021-03-05 23:04:40 | ほん/新聞/ニュース
きょう三月五日は二十四節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」。
「土の中で冬ごもりしていた虫がはい出るころ」です。
朝のうちは曇りで昼前には雨が降りはじめ、
春を待つ木々には恵みの雨になりました。

午前中、パートナーが朝日大病院で歯の治療をしている間に、
羽島のコストコまでひとっ走り。ガソリンを入れるのが目的の一つ、
あとスマホにメモしておいた買い物を順番に済ませました。
お魚はいつもの真鯛、塩サバフィレも安くなっていたので買いました。
分厚いサバの半身が10枚で1,500円。
多いのでご近所におすそ分け。

まずは食べてみようと、少し塩抜きしてからフライパンで焼きました。

弱火で皮側を7分焼いてから、裏返して3分。

カリッと焦げ目がついて、脂がのっておいしかったです。

真鯛もお刺身にして食べました。

お魚尽くしのちょっとリッチな夕ご飯でした。

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後半は、
つぎづきに明らかになる官僚接待の問題をとりあげた社説です。
まだまだ、ずるずると出てきそうですね。

社説:総務官僚接待 徹底した調査が必要だ
2021年3月5日 朝日新聞

 放送関連会社からの接待で減給処分を受けた総務省幹部が、NTTとも会食を繰り返していた。国家公務員倫理法に反する接待を受けていなかったか、総務省が調べるという。利害関係者との過度に密接な関係は、行政の公平性に強い疑念を招く。徹底した調査が必要だ。

 週刊文春が、総務省の谷脇康彦・総務審議官らに対し、NTT社長らによる高額の接待が繰り返されていたと報じた。

 NTTは政府が3分の1以上の株式を保有し、総務相が監督・命令権限を持つ。毎年度の事業計画を始め、事業について様々な許認可権限がある。総務省にとって国内最大の利害関係者といっていい。

 菅首相の長男ら東北新社幹部による違法接待に関する調査では、谷脇氏について、他の利害関係者からの違法な接待は認められないとしていた。谷脇氏自身も1日の衆院予算委員会で、他には「公務員倫理法に違反する接待を受けたということはない」と明言。違法ではない接待について尋ねられると「例えば業界団体などの立食パーティーといった場で通信事業者の経営者のかたがたと懇談をする。あるいは勉強会でご一緒するといったケースはあった」などと述べていた。

 ところが文春の報道後、4日の参院予算委では、報じられた会食への参加を認めた上で、NTT側が示した金額を負担したので倫理法には抵触しないと認識し、大臣官房には報告していなかった、と説明した。

 倫理規程は、公務員側が費用の一部を負担してもそれが十分でなければ、実費との差額分の接待を受けることになるとして禁じている。自分で完全に負担しても、1万円を超える場合は事前の届け出が必要だ。調査や国会で繰り返し「違反はない」と説明した以上、規程との食い違いがあれば、虚偽答弁と言われても仕方がないだろう。

 東北新社の接待をきっかけとした総務省の調査が徹底したものであったのかにも、疑義が生じる。昨日の国会では証人喚問を求める声もあった。当事者の申告だけでは事実が十全に認定できない状況だとすれば、調査態勢についても考え直す必要があるのではないか。

 菅首相はこの10年余り、総務省に強い影響力を持ってきた。大臣時代に課長人事を差配したことを公言し、官房長官や首相になっても携帯電話料値下げなど、通信行政に度々言及してきた。谷脇氏はその総務省内で枢要な部署を歴任し、看板政策を担った人物でもある。自ら任命した内閣広報官、かつて秘書官に任じた長男同様、ひとごとではすまないと、自覚すべきだ。 


社説:NTTも総務官僚接待 根深い癒着構造の解明を  
毎日新聞 2021/3/5 東京朝刊

 総務省幹部らが業界関係者から、またも高額な接待を受けていた疑惑が明らかになった。

 谷脇康彦総務審議官らが今度は、NTTの社長らと会食し、飲食代を負担してもらっていた。

 NTTは総務相から事業計画などの認可を受けており、利害関係者からの接待を禁じる国家公務員倫理規程に違反する可能性がある。同省は調査を始めた。

 谷脇氏は2018年以降に3回会食したことを認めた。巻口英司国際戦略局長は昨年6月に会食したことを、同省の調査に認めているという。

 最初に報じた週刊文春によると、飲食代の総額は谷脇氏の3回で計58万円超だったという。昨年6月の会食は33万円で、これには総務審議官だった山田真貴子前内閣広報官も参加していたという。

 谷脇氏と山田氏は、放送事業会社「東北新社」に勤める菅義偉首相の長男らからも、飲食代などの接待を受けていた。

 国会で谷脇氏は、NTTから示された金額を支払っており、倫理規程には抵触しないと認識していたと説明した。このため、東北新社以外の放送や通信の事業者とは倫理規程に違反する会食はしていないと答弁してきたという。

 だが、利害関係者との会食は、割り勘であっても自己負担分が1万円を超える場合は事前届け出が必要だ。谷脇氏は届け出もしていなかった。倫理規程の趣旨を理解しているのか疑わざるを得ない。

 谷脇氏は、総務省に強い影響力を持つ首相に近いことで知られる。政権の看板政策である携帯電話料金引き下げの旗振り役だ。

 首相は官房長官時代に「携帯料金は4割値下げできる」と発言し、通信事業者に値下げを迫った。一連の接待が始まった時期と重なる。関係はないのだろうか。

 NTTは菅政権の発足後、NTTドコモを完全子会社化すると発表し、社長も交代させた。携帯料金値下げに応じる考えも示した。

 もはや官僚の倫理問題にとどまらない。官業の異様な癒着の構造にメスを入れなければならない。

 ところが、首相は「総務省が徹底して調査をされると思う」と答弁するだけだ。疑惑の全容解明に努め、国民の政治不信を払拭(ふっしょく)すべきだ。


社説:相次ぐ接待発覚 全省庁対象に調査せよ
2021年3月5日 中日新聞

 総務省幹部がNTTからも接待を受けていたことが明らかになった。利害関係者との会食は公務員倫理に明確に反する。氷山の一角ではないのか。官僚接待の有無を全省庁で調査するよう求める。

 総務省幹部の接待漬けはもはや「底無し」と言わざるを得ない。

 週刊文春によると、谷脇康彦総務審議官や総務審議官当時の山田真貴子前内閣広報官らが、澤田純社長らNTTからも高額の会食接待を受けていた。

 谷脇氏は会食への参加を認め、総務省が調査を開始したという。

 谷脇氏は、菅義偉首相の長男・正剛氏が勤める放送事業会社「東北新社」から高額の接待を受け、懲戒処分を受けたばかり。同様の高額接待を受けた山田氏も給与を一部返納の上、体調不良を理由に内閣広報官を辞職している。

 国家公務員倫理法に基づく倫理規程は、利害関係者から金銭・物品の贈与や接待を受けることを禁止している。自己負担する場合でも、一万円を超える見込みの会食は事前の届け出が必要となる。

 報道によると谷脇氏は二〇一八年九月〜二〇年七月に計三回で十七万円超、山田氏と同省の巻口英司国際戦略局長は昨年六月、一人当たり約五万円の接待を受けた。NTTは利害関係者に当たるが、谷脇氏らは届け出ていなかった。

 国家公務員倫理法は、一九九八年に発覚した大蔵省接待汚職事件を受けて制定されたものだ。違法な接待がいまだに横行していることには、驚きを禁じ得ない。

 さらに谷脇氏は一日の衆院予算委で、東北新社以外に利害関係者に該当する事業者からの接待があるか否かを問われ、「業界団体の立食パーティーなどの場で懇談、あるいは勉強会でご一緒するケースはあった」と、同社以外からの違法接待を否定していた。

 報道後に一転認めたが、自らの接待隠しのために国会で虚偽答弁した事実は不問にできない。谷脇氏は菅首相に近く、次期事務次官候補ともされるらしいが、国会で平気でうそをつく人物はもはや有資格者たり得ない。

 霞が関官僚に対する利害関係者の接待はどこまで広がっているのか、接待により公平・公正であるべき行政が歪(ゆが)められたことはないのか。国民の疑念は尽きない。

 この際、全省庁を対象にした接待の実態調査を行い、霞が関にたまった膿(うみ)を出し切るべきではないか。そして公務員は全体の奉仕者であり、一部の奉仕者でないことを、改めて徹底すべきである。  


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