みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

速報「消費者金融」問題~クローズアップ現代/福祉ネットワーク「・・・共生ケアの効果」

2006-04-13 11:05:31 | お知らせ
今晩のTV番組の速報です。

午後7時30分から、
「クローズアップ現代(NHK総合)で、
「金利をめぐる攻防」「消費者金融」問題から。


午後8時からは、
福祉ネットワーク(NHK教育)で、
「障害者、子供、高齢者も・・・・・共生ケアの効果」。


「我がまちの福祉自慢」の最終回は、富山市の取り組みを紹介。1993年に3人の看護師が開いたディサービスセンタ-施設「このゆびと-まれ」。特色は、高齢者、障害者、子供が一緒に過ごす「共生ケア」である。富山型と呼ばれる取り組みは、住民の切実な要望から生まれ、育つってきた。行政を動かし、全国にも広がり始めた富山型ディサービスが投げかける課題を考える。(4/13岐阜新聞・番組案内より)

どちらも見逃せません。

なお、多発する自殺やDV、離婚の原因にもなって
社会問題化している「消費者金融」問題については、
6月24日に、名古屋市で、500人規模の全国集会が開催されます。
多重債務の問題に熱心に取り組んでいる友人からの情報です。
基調講演は、いま注目の弁護士、宇都宮健児さんです。

ぜひご参加ください。(以下、転載、転送大歓迎)

//////////////////////////////////////////////////////////
高金利引下げ大集会in名古屋
~サラ金・クレジットの高金利被害をなくそう~
どえりゃー高い金利をなんとかしよまい!!


日時 平成18年6月24日(土)
 午後1:30から午後4:00
(午後1:00開場)
会  場 中区役所ホール(名古屋市中区栄4-1-8)
会場の地図
市バス「栄」下車 徒歩3分
地下鉄「栄」下車 12番出口東50メートル 徒歩3分

基調講演
弁護士 宇 都 宮 健 児 氏 
NHK「プロフェッショナル」出演
ヤミ金・金利問題のスペシャリスト
スケジュール
1:00      開場     
1:30~2:30 開会・基調講演
2:40~4:00 リレー報告  
報告者 金城学院大学人間科学部助教授 大 山 小 夜 氏 ほか
※集会閉会後午後4:30頃よりデモ又は街頭集会・署名活動実施(予定)
主  催 高金利引き下げを求める愛知連絡会
参加費 無料
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
高金利引下げ大集会in名古屋・参加申込書締切6/20

住 所 〒                             
氏 名          
電 話    -  - 
ファクス    -  -    
所属団体 (差し支えなければご記入ください)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

集会事務局へ郵送又はファクス0586-48-4251にてお申し込み下さい。
【集会事務局】
 〒491-0912 愛知県一宮市新生4丁目4番7号 サンシャインマンション1階
司法書士 福井武男事務所
電  話 0586-48-4250  ファクス 0586-48-4251
 ※上記申込書記載の内容は,高金利引き下げを求める愛知連絡会からの連絡,集会資料作成等に必要な範囲に限り利用いたします。

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長良公園のツバキ
  

  

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花ニラ&チューリップいろいろ

2006-04-12 21:23:56 | 花/美しいもの
今年も、花ニラが咲きました。
大アマナに似た真っ白な花に青いライン。

花ニラ(西洋アマナ・ユリ科)
 

一輪だけ咲いたときに、なんてきれいな花なんだろう思ったら、
花ニラでした。

  

  

日に日に花が増えて、白く光る花が群生しています。
 



チューリップいろいろ
秋に植えたチューリップも咲きはじめた。
変わり咲きとかフリンジとか複色とか、
買うときはけっこうこだわって植えたんだけど、
どこに何を植えたのか忘れてしまった(笑)。

  

  

  

 

 


今日のモクレン。
  
ハクモクレンは落花さかん。
いれかわりに、源平花桃が咲きはじめました。

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踊子草の清楚な美しさ/猫の目草の瞳

2006-04-11 15:27:12 | 花/美しいもの
ふと見るとオドリコソウの葉の間に白いものが!
待ちに待った、オドリコソウが咲きました。

オドリコソウの花の清楚な美しさは格別です。
わたし、この花だいすきなんです。


オドリコソウ(シソ科)
  

  

山野草の「オドリコソウ」は春に咲く多年草。
「花の形が笠をかぶった踊子に似ている」から踊子草という。
別名は「踊花(おどりばな)」「虚無僧花(こむそうばな)」。
葉っぱはシソみたいで、若葉は食用、根は薬用になる。


オドリコソウ(白↑と薄紅↓)
  

庭にたくさん群生しているのですが、
咲いたのはまだここだけ。
下からつぼみが咲きあがるので長くたのしめます。

雑草にしてはきれいな花なので、大事に残しておいたんです。
昨年はじめて踊子草をアップしたら、
たくさんの人が見にきてくれました。
自生の踊子草自体がめずらしいのに、
一カ所に白も赤もあるのはまれだと聞きました。
モクレンも紅白だしぃ・・・
わたしがよほどオメデタイのかしらん??

オドリコソウのすぐそばには
ちっちゃなちっちゃな、キュウリグサの花(2ミリ)。
いんちきクローズアップレンズ(12倍)で接写してもこのくらい。
キュウリグサ
  


ネコノメソウ(猫の目草・ユキノシタ科)

育苗用のパイプハウスのネコノメソウ。
 

「猫ノ目草(ネコノメソウ)はさく果の縫線を
ネコの昼間の目の瞳孔に見立てたもの」ということだから、
時々見ていたら、ネコの瞳ができていた。



  

  

おとなりには、土筆が・・・・・・。
  
あたりを探すと20本ほどありましたが、
もうすっかりホケテいました。
らいねんこそは、卵とじにしよう。

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『む・しの音通信』54号発行/浅野史郎さんシンポのチラシもできました。

2006-04-10 21:19:49 | 「市民派議員塾」「M&T企画 選挙講座」
あさ4じ半に目が覚めて、
『む・しの音通信』のゲラを見直し、また少し寝た。
5日の原稿締め切りからずっと編集作業をしていた、
通信のできあがり。

『む・しの音通信』54号です。


5時半から、本格的にお仕事開始。
今日は通信と、7月8日(土)浅野史郎さんを招いての
「政治を市民の手に!~ひとりからはじまる」シンポと
5月13日(土)「勝てる選挙~市民派議員を増やそう」
公開講座のチラシの発送日。

昨日にPDFファイルで版下が届き、
夜のうちに印刷しておいた、シンポのチラシは
いい感じに出来あがった。
(これは画像だけど本物はもっといいよ。
PDFファイルは、HPにアップします)
 

印刷枚数は、とりあえず5000枚。
通信といっしょに広く発送する予定。

スタッフがやってくるまでに、
と通信の印刷をはじめたけれど、
えっ、A3の紙が・・・・・・足りない(泣)。
連れ合いが市内の事務用品店に買いに走り、
10時頃、スタッフのふたりがやってきた。

人手がおおいと仕事もはかどる。
会員用に送るチラシと通信のメドをつけ、
お昼は、炊き立てご飯にとろろをかけて、
とりたて野菜のサラダ。
おいしいものを食べて少しはリフレッシュしたかな。


ゆっくり休む間もなく、会員以外の人にも
お手紙を入れて、発送作業にかかる。
発送締め切りの7時に間に合わせようとフル回転。
けっきょく、一日でチラシ5000枚、
通信約500部の発送を終えました。
チラシは手元に一枚も残っていない。
12時間は仕事をしたことになる。

  

  
玄関横のラナンキュラスとムスカリがきれいなので、
ついでに写した。



ヤマトのメール便にも間に合いました。

それにしても、
つかれました~。


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巨大モクレン満開!/源平花桃も開花しました。

2006-04-09 15:19:47 | 花/美しいもの
わが家のモクレンが満開になりました。

この紅白2本のモクレン、
木も大きいけど、花も巨大。


開きはじめると、お天気が気になって落ち着かない。
きれいだぁ、とため息をつきながら眺めてばかり。
  

よぶんな言葉はいらない思う。
どうぞ、拡大してゆっくりとご賞味ください。

サラサモクレン

  

  

  



ハクモクレン

  

  

  



姫こぶし

  

源平花桃も開花しました。

  

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リナリア・芝桜・るなさんの葉牡丹/春がかすんじゃった。

2006-04-08 23:29:45 | 花/美しいもの
日差しがさえぎられるほどの黄砂。
春霞(はるがすみ)なんてもんじゃない。
小学校の近くの橋に車を停めて、
家のほうを見たけど、山も桜もかすんでる。
  

満開のモクレンを撮ろうと思ったけど、
灰色の空では映えないので、
リナリアを載せることにした。


リナリア(姫金魚草・ゴマノハグサ科)

2週間ほど前に植えたリナリア。
キンギョソウに似ているけれど、
花がちょっと違うみたい。
  
  
カラフルな花がかわいらしい。
  
  
ぷっくりと膨れた金魚たち。
出目金、リュウキン、いろんな表情をしている。
  
  
芝桜の花もずいぶん増えた。
ピンクのじゅうたんのひとつひとつの5弁花は
アツプで撮ると、さくらに似ているかな。
  



  
るなさんの苔玉の葉牡丹が咲いた。
とつてもかわいい黄色い花。
みどりの苔から、首をのばしている。

あした晴れたら、満開のモクレンを載せよう。


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アタシのお鼻↓ポッチンしてね



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春がきーた♪春がきーた♪どこにきた♪

2006-04-07 20:40:33 | 花/美しいもの
長良公園は春らんまん。
うしろに見える百々峰(どどがみね)は、
岐阜市でいちばん高い山。10年ほど前に山火事にあった。
わたしは、以前この近くに住んでいた。

日本一のメタセコイアは新芽をだしていないけれど、
公園にある木々は、きれいな花をつけている。

長良公園は岐阜大学長良校の跡地。
校舎は壊したけれど、花木は残したらしい。
各務原校の跡地にも、桜の名所がある。


長良公園の中にもたくさんの桜が咲いている。
なかでもいちばん大きい木がこれ。
枝を広げた桜の下では、家族連れがお弁当を食べていた。
  

公園の東の桜並木には、濃紅色の桜が・・・・

と近づいてみると、どうもこの木は花桃みたい。
  

ひときわ紅色が濃いとなりの木は釣鐘みたいな赤い花。

花を見ると、桜の変種みたい。名前はわからない。
  

杏(スモモ・バラ科)
  

  

雪柳(別名・シモツケ・バラ科)


  
雪が降ったような、真っ白な花が目にまぶしい。

  
春がきーた 春がきーた どこに-きた♪
山にきた 里にきた 野にもきた♪


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カタクリの花が見ごろです/山県の春かれん

2006-04-06 21:03:06 | 花/美しいもの
昨日(4/5付)の中日新聞の1面に、大きな写真入りで
「春かれん 山県でカタクリ見ごろ」という記事が載った。
「岐阜県山県市大桑のカタクリ群生地で淡い紫色のかれんな花が
見ごろを迎えている。山の斜面の雑木林に約4万株が咲き誇り、
訪れた人の目を楽しませている。」

同じ日に岐阜新聞にも写真入りでカタクリの記事。

先週はまだ早かったので、まずはわが家の、
裏山のカタクリの咲き具合をみにいくと、
大桑に匹敵するほどの花が咲いていた。
すでにカメラを構えている人が数人。

  

裏山の群生地は大桑に行く道筋の穴場。
数年前に山の木を切って、日当たりがよくなったからか、
見渡す限りのカタクリの花。
ここは簡単なロープだけなので、すぐそばで、
カタクリの花を接写することができる。
ロープのなかに入る不心得者も(メッ)。

  

花がそりかえるように開くと、5弁の花びらのまんなかに、
さくらの花のような模様がうきあがる。

ピンクかがった薄むらさきの花は、優雅でうつくしい。

  

  
きれいだぁ。

カタクリの花の上には、満開のさくら。
今年はじめてのお花見。
カタクリの花は堪能したので、大桑に行く予定を変更。

  

山県でこれくらいだと、岐阜のさくらは
もう散ってしまうかもしれないと、
このあと、長良公園へ行くことにした。

きょうのモクレン

わが家のモクレンも、あと数日で満開。
サラサモクレンは、満開になると、
大きな花の花弁が開いて、赤と白のコントラストが美しい。
  

ひとまわり小ぶりのハクモクレンのほうが、
いつも少し開花がはやいようだ。
  

   
 
モクレンに少し遅れて咲くのが、源平花桃。
枝にびっしりピンクと白に咲きわける。桜より好きな花。
  

モクレンを撮っていても、あたり一面よい香りがただよっている。
放任でも毎年どんどん増えていく「においスイセン(小杯スイセン)」。
花は小さいが、かおりがメッチャいい。
  
このスイセン、国内ではあまりポピュラーではないようだ。

長良公園の桜もきれいだったし、お花づくしの半日。
のこりの半日は、「通信54号」の編集をしていた。

モクレンの満開が待ちどおしい。

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差別はなかったか~星野智幸さんエッセイ(中日新聞)をめぐって/上野千鶴子さんの感想

2006-04-06 14:13:39 | ほん/新聞/ニュース
  
きょうの長良公園

4月3日の中日新聞夕刊・文化欄に、
WBCについて、印象的なエッセイが載った。

わたしも中学・高校・社会人とバドミントンをしていて、
スポーツはきらいではないけれど、
(といっても、個人競技のほうが好みだが)
このところのオリンピックや国際試合などの、
ナショナルな雰囲気には強い違和感を感じていた。
それをものの見事にことばにしてくれている。

「いい記事だなぁ」と読んで思った。
星野さんてすごい人だ、とすぐにネットで本を検索した。
「星野智幸アーカイヴス」はこちらから

在日コリアンの幼なじみを親しい友として、
このエッセイに共感するわたしは、
執筆者の星野智幸さんと「東京新聞」が、
ネット上で「すさまじいばっしんぐ」を受けていることに
おどろいている。

夕刊をとっている人は少ないので、
たくさんの人に読んでほしいと願いながら、
以下に、中日新聞の記事(4/3付)を紹介します。

(星野智幸さんから転載許諾を得たものです。
エッセイの無断転載は禁止します)

-----------------------------------------------------
差別はなかったか  WBCがまとう暗いナショナリズム 
星野智幸

 「屈辱」発言への共感 高ぶる反応に違和感
 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で王ジャパンが優勝した日、日本じゅうが盛りあがっているのを尻目に、私は暗い気分でいた。WBCがアメリカ主導のいびつな運営だったというだけでなく、イチロー選手の言動とその受け止められ方にどうしても引っ掛かりを覚えてしまうからである。
 イチロー選手の才能と偉業には、私も常々、畏敬の念を抱いてきた。あれだけ巨大な存在だからこそ、その発言は当人の意図を超えて、よいほうにも悪いほうにも影響を及ぼす。私が疑問を感じるのは、イチロー選手の発言をめぐる日本社会の反応である。
 特に私が違和感を覚えたのは、二次リーグで韓国に連敗を喫した後の、「ぼくの野球人生の中で最も屈辱的な日です」というコメントである。 「屈辱」という言葉は、ライバル意識や「悔しい」という自分の内面を示すだけでなく、 相手から不当な辱めを受けたという敵も含む。 私はここに、相手を蔑むニュアンスを感じずにはいられない。 仮にあなたが、同期入社の社員より早く係長なり課長なりに昇進したとしよう。 その社員が「最大の屈辱だ」とコメントしたら、あなたは「見下された」と感じないだろうか。むろん私も、月面に着陸したアメリカ人宇宙飛行士よろしく、マウンドに太極旗を立てた韓国人選手たちの行為を「みっともない」と思ったが、「屈辱だ」とは思わなかった。
 その後、韓国と三たび相まみえることになったとき、イチロー選手は「日本が三回も同じ相手に負けることは決して許されない」と述べた。ほとんどけんか腰とも言えるようなその口調が誰かに似ている、と思ったら、それは去年の夏、優勢民営化法案が否決され衆議院を解散したときの、小泉純イチロー首相の会見での話し方だった。
 そう、二人は似ているのである。闘志と感情をむきだしに己を鼓舞し、仮想的を作り、勝利ののちは自画自賛する。優勝後にいたるまでイチロー選手の口から聞かれたのは、日本代表や日本野球のすばらしさを自ら讃える言葉ばかりだった。韓国という隣人の感情を想像しようとはしないデリカシーの欠如においても、両者はそっくりである。
 だが、私が最も異様に感じたのは、そのデリカシーの欠如を、日本人の多くが共有しているらしいということである。「屈辱」という、どう解釈しても差別的なイチロー選手の発言は、不思議なことに、大手メディアを始め、日本の中ではそれほど物議を醸さなかった。つまるところ、多くの日本人の中には同じような差別意識が潜んでいるがゆえに、誰も疑問に思わないのではないか、とさえ思ってしまう。
 これは私の勝手な考えだが、こじれる一方である首相の靖国神社参拝問題によって、日本人の間には韓国を疎ましく思う気持ちが強まっており、WBCでのイチロー選手の発言はその傾向にみごとに合致した、ということではないだろうか。極端に言うと、イチロー選手の発言は、靖国参拝という国内事情にガタガタ口を挟む韓国への恫喝として、日本の視聴者の賛同を得たかのように、私の目には映りもしたのである。
 首相の靖国神社参拝について、多くの世論調査で賛否はほぼ拮抗しているようだ。だが、実際に自分が靖国神社へ参拝している人はとても少ない。首相参拝に賛成している人のうち、小泉首相が参拝して問題となる以前から「首相はなぜ参拝しないのだ」と思っていた人は、はたしてどのくらいいるのだろう。
 私には、世論が架空の敵を作っているようにしか見えない。靖国神社自体のことは本当は重要ではなく、韓国や中国がうるさく言うからあえて参拝してやれ、という一種の嫌がらせのような空気すら感じるのである。そこには、他人を貶めることで自我を強固にしたいという、攻撃欲が含まれてはいないか。
 せっかく好ゲームを展開して優勝したはずのWBCに、暗いものがつきまとって感じられるのは、日本の中に潜むこのような攻撃欲があからさまに姿を見せ始めた大会だったからである。これまで他の国際スポーツ大会、特にオリンピックやサッカーのワールドカップでも、他者を差別することでモチベーションと熱狂を高めるような露骨なナショナリズムはあまり見られなかった。
 そのことを疑問に思う声が少なく、新聞でさえも差別を問う議論がなかったことに、私は失望している。(ほしのともゆき=作家)
(2006.4.3 中日新聞夕刊・文化欄より)
--------------------------------------------------

講師拒否事件でバックラッシュを受けている
上野さんにコンタクトをとる用事があったので、
ご参考までにと、新聞記事をお送りした。

記事を読んでの感想がすぐにメールで届いた。
ブログ転載の許諾をもらったので、
以下に全文を紹介します(無断転載禁止)


上野千鶴子さんからの感想-------------------------------------------
記事拝読。
星野さんという書き手には、このところ注目していました。とりわけエッセイが抜群
におもしろく、掲載紙の「日経」(購読していなかったので)を毎週、友人から切り
抜きでもらっていたほどです。
内容はまっとうなことばかり。ですが、猛反発の理由はわかります。ネット上では臆
面もない「第三国人差別」が目を覆うばかりに横行しており、「ネット上の正義」に
抵触して叩かれるのは理解できます。とはいえ、ネット人口は活字人口より年齢も性
別もおそらく社会階層にも偏りがあり、そこでバッシングを受けたからと言って(あ
たしだって受けてます(笑))めげる必要なんてありません。
こういうまっとうな意見にバッシングが来るご時世がほんとにいやですね。こういう
記事を載せるのが、今や一部の良識的なメディアばかり(読売、サンケイは載せてく
れないでしょう)というメディア事情も困りもの。
香山リカが、サッカー、ワールドカップの「ニッポン、チャ、チャ、チャ」を「ぷち
ナショナリズムな風景」と呼びましたが、ポスト構造主義のアイデンティティ理論か
ら言えば、パフォーマンスこそがアイデンティティをつくる。「ぷちナショ」どころ
か、これを正真正銘の「ナショナリズム」と呼ぶのです。異端者を許さない強い同調
圧力と排他主義、これこそがナショナリズムの特徴ですからねえ。「WBCって何?」
とTVを見ないわたしが口にできないような状況がありますからね。
野球の本拠地アメリカで、アメリカに勝ったキューバ(北朝鮮とならんで「最後の秘
境」のひとつ)に勝って世界一になった、というところに、もしかして太平洋戦争の
仇討ちをしたような気分になっているのかしらん?しかも衰退気味の日本野球をもり
立てたのが、台湾出身の監督だというポストコロニアル状況には目をつむって。そう
いえば衰退国技をもり立てているのも、外国人力士ばかりですが。
TVを見ないにしてはよく知っているでしょう?(笑)
つい長くなりましたが、感想まで。
                     上野
-----------------------------------------------------

「異端者を許さない強い同調圧力と排他主義、
これこそがナショナリズムの特徴ですから・・・・」
異端であること、がほとんど、わたしであること、
のように生きてきたわたしは、
上野さんのお返事を読んで、ほんとにそのとおりだと思った。

このエッセイが、ストンと心に落ちる人も多い。
(すくなくともわたしの周辺では)。
万人に共感されなくても、そう思わない人がいたとしても、
そういう人たちにメッセージがちゃんと届けば、いいじゃないか。
わたしはそう思う。

あらためて、星野さんのエッセイを読んだ。
とってもよい記事だと思う。

「新聞は社会の木鐸である」

わたしは星野智幸さんと中日新聞を支持します。


ソメイヨシノと金華山(岐阜城)

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日本海とれとれお魚おんぱれーど

2006-04-05 20:32:13 | おいしいもの/食について
昨日、帰りに寄った「日本海おさかな街」で、
日本海の旬のおさかなを買った。
 

この敦賀のおさかな街、北陸に来ると立ち寄るんだけど、
地元のお魚ばかりではないみたいだから、
できるだけ冷凍ものを買わないようにしている。

シーフードシーズンニュース


タグつきの越前ガニは、家についても生きていた。
生の渡り蟹は、ゆでる前はむらさき色をしている。

  

ほかに2軒のお魚屋さんで買ったのは、
スズキとバイガイとモンゴウイカなど。
スズキと真サバは、3枚におろしてもらった。
  

活越前ガニは刺身用の足を残して、塩茹でにした。
 
大鍋でワタリガニもいっしょに入れて、
おいしそうに、真っ赤にゆであがった。 


スズキとモンゴウとバイガイはそれぞれお刺身に。
こんなにたくさん誰が食べるんだろう(笑)?

サバはかえってすぐに塩をして3時間ほど置き、
30分ほど千鳥酢でしめて、しめさばに。
  

デザートは、大好きなデコポンと、
友人にもらった岐阜イチゴ「濃姫」。

  

  

お魚はもちろん一日で食べきれなくて、
残したのは、これから食べます。

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