みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

きょう4月14日「福島原発10基を廃炉に!」署名提出行動/源平花桃が咲きました。

2011-04-14 08:08:58 | 地震・原発・災害
東日本で頻発する地震や、福島原発の事故での人々の騒ぎに関係なく、
春はかくじつにやってきて、源平花桃が咲きました。

いつもの年とおなじように咲いたのですが、
今年は、ひときわ美しく感じます。
   

  

   

   

   



サラサモクレンは満開を過ぎて散り始め。
   
サラサ模様がきれいです。

応援クリック人気ブログランキングへ してね 
本文中の写真をクリックすると拡大します。

きょう4月14日(木)に「福島原発の「廃炉」を求める有志の会」が、
「福島原発10基を廃炉に!」の署名を、東京電力と内閣府に提出します。

 福島原発の「廃炉」を求める有志の会
福島の人々に、過重な負担を強いてきたことを、終わりにしよう
「福島原発10基を廃炉に!」


4月14日(木) 署名提出行動にご参加ください

1)10:00~ 東電への提出 東電本社前 (JR新橋駅6分)
2)11:00~ 内閣府への提出 内閣府前 (地下鉄国会議事堂1分)
3)12:00~13:00 記者会見・院内集会 衆議院第2議員会館第3会議室

3月21日に始まった署名運動を、たくさんの方々が転送に転送を重ねてくださっ
て広がりました。
福島を襲った未曾有の震災・原発事故を自分のこととして受け止め、直面する、
さまざまな問題を議論するきっかけが、あちこちに作られました。
一人ひとりが動き、知らない同士がつながりあいました。

福島原発の「廃炉」を求める有志の会
署名活動にご協力ください
詳細はウェブをご覧ください
http://fukushimahairo.web.fc2.com/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(署名に寄せられたコメントより)
私は福島で生まれ育ちました。
生まれた時には、すでに原発があった。
私に選択はできなかったのです。
「東京電力」の原発のない福島を。

何故この福島を汚したのですか?
何故豊かな福島を私たちから奪ったのですか?
私たちの福島はきっと返ってこないでしょう。
政府、原発推進派達、電気会社、つながりのある専門家達の癒着…
廃炉の予定は当初なかったと聞いて呆れました。
老朽化した福島原発の運転延長、プルサーマル許可。
これは県のトップにも責任はありましょう。
そして、日本の、福島の話だけには留まらない話です。
激しい怒りだけで私は生きています。

(電話で受けたコメントより)
九州で、聞いた話です。
福島に派遣され、帰ってきた消防士や警察官が、「ご苦労様」と言われるより先
に、ヒバクしてきたことを言われるのだそうです。
ヒバクによる差別が始まっているのは恐ろしいことです!


福島原発は「廃炉」にするしかない!

とはいえ、いったん事故を起こした原発は、
「廃炉」にするのにも、100年もかかるそうです。

福島原発の廃炉、汚染除去に百年 英科学誌が見解紹介

英科学誌ネイチャーは13日までに、東京電力福島第1原発の廃炉や周辺の土地の汚染対策が終わるまでには、今後数十年、場合によっては100年を要するとの専門家の見解をまとめた記事(電子版)を発表した。
 記事は1979年に米国で発生したスリーマイルアイランド(TMI)原発事故処理に加わった複数の専門家の見解に基づき、損傷しているとみられる燃料を含めた炉内の放射性物質の除去に長期間を要する上、原子炉の冷却が進んで中の状況を調べられるようになるまでも長い時間が必要になると指摘。
 沸騰水型原子炉の特徴として、多数の配管や弁などが複雑に配置されていること、使用済み燃料を運び出すためのクレーンなどが爆発で破損していることなどによって、福島第1原発の廃炉は「TMIよりはるかに困難な作業になる」との意見も紹介。
 TMIよりもはるかに大量の汚染水の処理が必要になることからも、86年に原子炉が爆発し、最終的な対策の除染の終了が2065年までかかるとされている旧ソ連の「チェルノブイリ原発と同様の除染対策が必要になるだろう」と指摘した。
2011/04/13 21:31 【共同通信】
========================================================================
福島第1原発の4号機プール燃料破損 放射性物質濃度、通常の100倍 

 福島第1原発の事故で、東京電力は13日、4号機の使用済み燃料プールの水から通常の100倍を超える濃度の放射性物質を検出したと発表した。東電は「燃料の一部が破損している」とし、4号機の燃料の破損を初めて認めた。経済産業省原子力安全・保安院は同日、原子炉建屋が破損している福島第1で今後の余震の影響が心配されるとして、東電に対し、早急に耐震安全性を評価するよう指示した。
 12日に採取した水400ミリリットルの分析結果は、放射性ヨウ素131が1ミリリットル当たり220ベクレル、セシウム134が同88ベクレル、セシウム137が同93ベクレルだった。通常のプール内ではセシウム137の濃度は0・1の単位のレベルで、濃度は100倍超に当たる。ヨウ素とセシウム134は通常では検出限界以下という。東電は燃料の一部が破損した影響とし、「絶対値としては大きくなく、大部分は健全」との見方を示した。原因は「大震災直後の電源喪失で冷却が不十分だった」と説明した。
 保安院は「燃料がまったく健全とは言えないが、どのくらい損傷しているかも今回の結果では分からない」と指摘。汚染されたがれきなどの影響で、高い値が検出された可能性もあるとみている。
 4号機のプールには1535本の燃料集合体があり、このうち204本が未使用、548本が使用途中。プールの燃料の発熱量は1~3号機の使用済み燃料の数倍と推定される。採取時の水温は90度と比較的高く、プール床面上の放射線量は毎時84ミリシーベルトで、13日に195トンを注水した。
 1号機の水素爆発を防ぐための窒素注入は4100立方メートルを格納容器内に入れた。10日以降、容器内の圧力が横ばいで放射性物質が漏れている可能性もあるが、注入は続ける。
 一方、保安院は耐震安全性評価とともに、補強工事などの対策も東電に指示した。現在も余震が続いており、保安院は「至急、施設の耐震安全性を評価する必要がある。安全性が確保できない場合、補強などの改善工事をすべきだ」とした。
 福島第1、第2原発には高さ14~15メートルの津波が押し寄せたことから、保安院は津波についても詳細な分析をし、7月までに報告するよう求めた。
(2011.4.14 中日新聞)


福島第一原発事故の評価が「レベル7」に引き上げられたことを受けて、
昨日の朝日新聞と毎日新聞の社説です。

社説:原発事故評価―「7」の重みを直視する 
2011年4月13日(水)付 朝日新聞

 最もあってはならぬことで、世界トップになってしまった。
 福島第一原発事故の評価が、1986年の旧ソ連チェルノブイリ原発事故と並ぶ最悪の「レベル7」(深刻な事故)に引き上げられた。原子力安全・保安院と原子力安全委員会の発表である。
 大気に出た放射性物質の総量を見積もった結果だ。これでわかった事故の巨大さを、深く心に刻まなくてはならない。
 「レベル7」を、原発周辺に住む人々の避難、長期の健康管理や地域の復興計画、国のエネルギー政策など、さまざまな施策を考える出発点としたい。
 半減期の長い放射性物質も多く出たのだから、住民の健診を長く続ける必要がある。農林水産業の再生は、残留放射能を把握したうえでの対策が求められる。そして、原発依存社会を見直す動きも強まるだろう。
 放出量はチェルノブイリ事故の1割前後だという。だがそれよりも深刻な一面もある。
 複数の炉が一斉に機能不全となり、1カ月たっても安定しない。いつどのように事態が収まるかの出口も見えない。私たちの前には、巨大な敵がまだ居座っている。
 いま最も力を注ぐべきは、事故をこれ以上、大きくしないことだ。
 11日夕の余震では、福島第一1~3号機の炉への注水が約50分間、外部電源が絶たれたことで止まった。電源が復旧してことなきを得たが、事故炉を冷やす必須の作業が、綱渡りの状態にあることがわかる。
 注水は、最悪の事態を防ぐ生命線だ。いかに余震があったとはいえ「電源喪失」を二度と繰り返してはならない。一つの電源がだめになっても、作業員を危険にさらさず、自動的に別の電源に切り替える仕組みを工夫してほしい。
 「レベル7」を重く受け止める。だが、この認定で現実の事態が変わったわけではない。放出された放射性物質の大半は震災から数日のうちに漏れたものだ。最近は大気中の放射線量も落ち着いている。
 大切なことは、放出の規模が「7」級だということを踏まえて、観測態勢を強め、それに沿って機敏な対策をとることだ。政府は円形状に避難域を定めていたのを改めた。だが新しい地域設定も、不変のものととらえるべきではない。
 「レベル7」で、原発周辺の人々が負わされる重荷の大きさがはっきりした。それを、どれだけ国民全体で担うことができるかが、いま問われている。  


社説:レベル7 「最悪」の更新を防げ 
毎日新聞 2011年4月13日

 世界の原発史上最悪の事故は86年に旧ソ連で起きたチェルノブイリ原発事故と考えられてきた。国際評価尺度(INES)では、「放射性物質の重大な外部放出」を伴うレベル7と評価されている。
 政府は、東京電力福島第1原発で続いている事故もまた、レベル7に相当すると認めた。
 これによって事故収束に向けた作業が変わるわけではない。今は安定した冷却に向け、あらゆる対策をとっていくしか選択肢はない。
 しかし、なぜ今ごろになって評価を引き上げたのか、疑問は残る。事故に対する認識の甘さや、情報公開への及び腰な態度を反映してのことなら、問題だ。
 政府は福島原発の事故を3月18日にレベル4から5に引き上げている。この時すでに、原子炉周辺では次々と爆発や火災が起きていた。周囲の放射線レベルを見ても、かなりの量の放射性物質が放出されているのは明らかだった。
 ところが、レベル7の判断材料となる放出総量の試算はなかなか公開されなかった。精度を上げるのに時間がかかったというのが政府の説明だが、レベル7を認識しつつ、毎日「試算中」と答えるにとどまったとすれば信頼を損なう。
 計画避難の判断基準となる積算線量の公開にも、もたつきが見られた。積算線量は住民の安全を守るために不可欠なデータで、情報公開に不透明さや遅れがあってはならない。
 政府は、チェルノブイリと福島原発の事故の違いも強調している。確かに、放射性物質が一時に大量放出され、被ばくによる急性放射線障害で死者が出たチェルノブイリとは状況が異なる。これまでのところ放出量も10分の1と見積もられている。
 一方で、福島原発では4基が一度に制御不能に陥るという前代未聞の事態が起きた。だらだら続く放出は、周辺住民を翻弄(ほんろう)している。それがいつまで続くのか、もっと深刻な事態が起きるのか。予測はつかない。
 そう考えると、事故の程度を比較するより、改めて福島原発の深刻さを受け止め、対処することが国際的にも求められる。日本ではチェルノブイリのような事故は起こり得ないと考えた東電や政府の甘さが過酷な事故につながったことも再確認すべきだ。
 福島だけでなく各地で大きな余震が続いている。地震で外部電源が失われやすいという原発施設の弱点も浮き彫りになった。全国の原発の中に巨大地震や津波のリスクを抱えているものがあることも明らかだ。
 福島の事態収拾とは別に点検と対策を急ぐべきだ。レベル7をもうひとつ抱えるような事態は、決して引き起こしてはならない。 


最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ クリックを

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4月13日(水)のつぶやき

2011-04-14 02:24:00 | 花/美しいもの
06:44 from web
RT @iidatetsunari: これは初期から「想定」されていた東電逃げ切り案。政権破滅案とも言う。 RT @fukushima_now: 東電から「福島原発」分離=公的資金で清算会社-政府・民主案 - 時事通信 (4月13日03時) http://goo.gl/X ...
07:21 from web
女のニュース : 放射性ストロンチウムを検出=原発30キロ外、福島6市町村-文科省(2011/04/13 時事通信)他
http://p-wan.jp/site/modules/bulletin/index.php
10:35 from Tweet Button
今日のブログ。●福島原発:放射性ストロンチウム 30キロ圏外から初検出/「レベル7」事前に認識?#goo_midorinet002 http://t.co/wgb9U0c
by midorinet002 on Twitter
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福島原発:放射性ストロンチウム 30キロ圏外から初検出/「レベル7」事前に認識

2011-04-13 07:23:45 | 地震・原発・災害
今朝もはやくから、衝撃的なニュースがとびこんできました。

朝7時からのNHKでも、
福島原発30キロ圏外で採取した土から「放射性ストロンチウムが初検出」がトップニュース。
   

   

昨日の「レベル7」評価も、「ストロンチウム検出」も「想定外」ではなく、
「そうじゃないか」と思っていたことが次々に現実になっていく、
という意味で、こわい展開です。

当局は、すでにこれらの事実を事前に認識していて、
時期とタイミングをみはからって、小出しにしているという感じ。

そういう意味で、
昨夜の東電担当者の「チェルノブイリ超える」という発言には心底ぞっとしました。

重くて遠くに飛ばないはずのストロンチウムが検出された、ということは、
プルトニウムや他の放射性核種もいっしょに飛んでいるはず。
「ストロンチウムが健康への影響はない」なんていうのは、信じられない発言です。
放射性ストロンチウムは、カルシウムとそっくりなので骨にとりこまれ、
微量でも骨髄に作用して「白血病」や血液のがんを引き起こします。

じっさいに、わたしたちは原発事故から10年目のチェルノブイリを訪問して、
現地ジトーミルの州立子ども病院で、たくさんの白血病の子どもたちに出会っています。
また、白血病の治療にあたる小児科医を日本に研修に受け入れています。
ウクライナでは、原発事故までは白血病の子どもはほとんどいなくて、
治療した経験がなかったからなのです。

市民には正確な情報を知らせない(あとで知らせる)という情報隠しも、
「微量なら健康被害はない」といって安心させる情報の出し方といい、
福島原発事故の様相は、わたしには、まるで
25年前のチェルノブイリを追いかけているように思えてなりません。

放射性ストロンチウム 初検出
2011.4.13 NHK 

福島第一原子力発電所から30キロ以上離れた場所の土と植物から、骨に蓄積する性質のある放射性ストロンチウムが検出されました。福島第一原発の事故で放射性ストロンチウムが検出されたのは初めてですが、文部科学省は極めて微量で健康に影響はないとしています。

文部科学省は、福島第一原発の事故の影響を調べるため、福島県内で土や雑草に降った放射性物質について分析しています。先月16日と17日に原発から30キロ余り離れた浪江町と飯舘村の3か所で採取した土を分析した結果、放射性のストロンチウム90が1キログラム当たり、3.3ベクレルから32ベクレル検出されたということです。一方、福島県が先月19日に福島第一原発から40キロから80キロほど離れた大玉村・本宮市・小野町・西郷村の合わせて4か所で採取した植物からも微量のストロンチウム90が検出されました。ストロンチウム90は放射線の量が半分に減る「半減期」が29年と長く、骨に蓄積する性質があるため、がんを引き起こすおそれがあるとされていますが、文部科学省は、今回検出された量は極めて微量で仮に土を1キログラムを吸い込んだとしても、健康に影響はない、としています。放射性ストロンチウムは、ウランが核分裂するときに出来る放射性物質で、放射線の量が半分になる期間「半減期」が29年のストロンチウム90と、50日のストロンチウム89などがあります。大気中に放出されると、牧草や野菜に付着し、特に牧草を食べた牛の牛乳を通じて体内に入り込むおそれがあります。カルシウムと性質が似ているため、骨に蓄積して長期間にわたって放射線を出し続け、がんを引き起こすおそれがあるとされています。ほかの放射性物質と見分けがつきにくいベータ線という放射線だけを出すことから検出が難しく、放射性ストロンチウムが土壌に含まれているかどうか分析するには1か月程度かかることもあるということです。1960年代には核実験の影響で世界中で大気中の濃度が上がったほか、1986年のチェルノブイリ原発事故の際にも周辺地域から検出されていますが、大気中に放出された放射性ストロンチウムが健康にどのような影響を及ぼしたかについてははっきりと分かっていません。環境中の放射性物質に詳しい日本分析センターの池内嘉宏理事は「今回検出された放射性ストロンチウムは極めて微量なので、吸い込んで体の中に入ったとしても、受ける放射線の量は非常に小さく、健康への影響はないと考えてよい。放射性物質の対策としては、むしろ数万倍の量が検出されている放射性のセシウムやヨウ素によって健康に影響が出ないよう検討を進めるべきだ」と話しています。原子炉から出る放射性物質に詳しい東京大学大学院の長崎晋也教授は「ストロンチウムは本来、核燃料の中にあるが、先月16日に採取された土壌から検出されたことは、すでにその時点で原子炉か燃料プールの核燃料がそれなりのダメージを受けていたことを裏付ける。ちょうどそのころには3号機などで水素爆発が起きており、粒子の状態で外に出て風で運ばれたとみられる。今後、土壌や植物への拡散、濃度の分布などについても調べる必要がある」と話しています。 


応援クリック人気ブログランキングへ してね 
本文中の写真をクリックすると拡大します。

 福島第1原発:「レベル7」事前に認識 安全委 

 東京電力福島第1原発1~3号機の事故の深刻度を、政府が事故から1カ月たった12日、国際評価尺度(INES)で最悪の「レベル7」(暫定)に引き上げたことについて、「対応が遅すぎる」との批判が出ている。評価に協力した内閣府原子力安全委員会の代谷(しろや)誠治委員は同日の会見で「3月23日の時点で、放出量がレベル7に該当する可能性が高いと分かっていた」と発言。それでも経済産業省原子力安全・保安院に暫定評価の見直しを勧告しなかったことを明らかにした。
 保安院は3月18日、1~3号機について国内最悪の「レベル5」とする暫定評価結果を公表。約3週間後に2段階引き上げた。
 安全委は3月23日、原発から出た放射性物質の拡散予測結果を発表。その際、放出量が最大で数万テラベクレルになるとのデータを得ていた。保安院に見直しを求めなかった理由について代谷委員は、データの精度が十分でなかったことに加え「評価するのは保安院の役割」と説明した。
 レベル7は外界への放射性物質放出量が「数万テラベクレル(テラは1兆倍、ベクレルは放射線を出す能力の強さ)以上」を満たした場合に適用される。
 「レベル6(放出量が数千~数万テラベクレル)の段階があったのでは」との質問に保安院の西山英彦審議官は「データの制約があり、把握しないと正確な発信ができない。今回はっきりしたので、ちゅうちょせずレベル7と発表した」と、対応の遅れについての批判に反論した。【足立旬子、関東晋慈】
毎日新聞 2011年4月12日



福島第1原発:「チェルノブイリ超える」東電担当者が発言 

東京電力の松本純一原子力・立地本部長代理が12日午前に行った会見の発言が海外メディアに取り上げられ、波紋を広げている。

 会見で松本代理は、政府がチェルノブイリ事故と同じ「レベル7」と評価したことを問われ、「事故の様相が違うとはいえ、放射性物質の放出量という観点から見ればチェルノブイリに匹敵する、あるいは超えるかもしれない」と発言。直後に真意を問われ、「言い過ぎたかもしれない。依然として事態の収束がまだできておらず、現時点で完全に放射性物質を止め切れないという認識があるということだ」と釈明した。
 この発言について、米ロイター通信が会見終了の約10分後、「東電がチェルノブイリを超える放射能漏れを懸念」として速報。これを引用した英BBCは電子版国際ニュースで読者数1位となるなど世界の注目が集まった。また、米ウォールストリート・ジャーナル紙(電子版)は「福島第1原発からの放射性物質の放出量が、やがてはチェルノブイリを上回る可能性がある」と東電自身が認めていることを紹介し、事態収拾の見通しが立っていないことを強調した。【山田大輔、ワシントン古本陽荘】毎日新聞 2011年4月12日 22時34分 


今朝の毎日新聞には、大きく「チェルノブイリ救援・中部」の活動を紹介。
写真には、現地にいらっしゃる竹内さんのなつかしい顔もうつっています。


ウクライナ:チェルノブイリ周辺農地、ナタネで土壌改良 放射性物質吸収 

 史上最悪の放射性物質漏れを起こした1986年のチェルノブイリ原発事故で、国土が汚染されたウクライナ。高濃度汚染地の北部ナロジチでは地域再生を目指し、ナタネの栽培で土壌を浄化する試みが日本の民間団体の主導で4年前に始まった。成長過程で放射性物質を吸着する性質があるためだが、事故から20年以上が過ぎて放射性物質が土壌と結合、地中深くにも浸透して吸着を困難にしていた。土壌汚染が深刻化している東京電力福島第1原発の周辺地域では、耕作地を放置せず、早期の対策が求められる。【ナロジチで田中洋之】

 ◆農業に打撃
 ウクライナの首都キエフから車で約3時間。北部ジトーミル州のナロジチ地区に入ると、廃屋と荒れ果てた農地が目立つ。中心部につながる道路沿いも人影はまばらだ。
 ナロジチはチェルノブイリ原発の西約70キロに位置する。原発から半径30キロに設定されている居住禁止区域からは外れているが、放射性物質による汚染度が高い「ホットスポット」の一つだ。
 ナロジチは肥沃(ひよく)な穀倉地帯で、小麦やライ麦などが大規模に生産されていた。しかし、汚染で農地の95%が作物栽培禁止区域となり、地域経済を支えていた農業は壊滅的な打撃を受けた。
 事故直後から住民の移住が相次ぎ、人口は3万人から1万人に減った。ワレーリー・トロヒーメンコ地区行政長(44)は「井戸水は今も飲料に適さない。子供から大人まで、住民の健康状態はよくない」と訴えた。住民は今も自家菜園で育てた野菜や、森のキノコやベリー類を採って食べており、内部被ばくを防ぐため野生のものはなるべく食べないよう勧告しても、伝統的な食習慣をやめさせることは難しいという。

 ◆NPOが支援
 ここで日本のNPO法人「チェルノブイリ救援・中部」(本部・名古屋市)が「菜の花プロジェクト」を始めたのは07年。90年からチェルノブイリ事故の被災者支援を続けてきたが、次のステップとして地域の自立支援に乗り出した。ウクライナでは政府が土壌汚染対策として事故後に石灰をまくなどしたが、資金難で現在は行われておらず、プロジェクトには地元から大きな関心と期待が寄せられた。

 ◇「フクシマも早期に対策を」
 ナタネはカリウムやカルシウムと性質が似ている放射性セシウムやストロンチウムを根が吸収、茎などに蓄えられる性質がある。汚染で長年耕作が放棄されていた農地の一角18ヘクタールに、春まきと秋まきのナタネ栽培を始めた。肥料の配分など条件を変えながら吸収状況の調査を進める一方で、この場所だけは毎年春に黄色い花が咲き、住民たちの心をなごませている。
 吸着度合いは植えられる土の質によって異なるが、ナロジチでの効果の分析などを担当している国立ジトーミル農業生態学大学によると、栽培後の土壌で水溶性セシウムの減少が確認された。しかし、事故から25年近くが経過したことで放射性物質が地表から内部に広がり、セシウムで約20センチ、ストロンチウムで約40センチの深さに浸透していた。さらに放射性物質が土壌の粒子と固く結合し、吸収されにくい状態になっていることも分かった。
 同大のニコライ・ディードフ准教授(53)は「土壌の放射性物質の絶対量を減らすにはかなりの時間がかかるだろう。ただ、ナタネで水溶性のセシウムを吸収させたあとに小麦やライ麦を輪作で植えていけば、汚染の少ない作物が収穫できる」と指摘した。

 ◆油を燃料に
 プロジェクトの狙いは土壌改良だけではない。収穫されるナタネ油は放射性物質が含まれないためディーゼル燃料に加工し、茎や根からはバイオガスを作る計画だ。最終的に残る汚泥などは低レベル放射性廃棄物として処分・管理し、リサイクル型の社会づくりを目指す。
 菜の花プロジェクトの発案者で、3月まで四日市大非常勤講師(環境科学)を務めていた「救援・中部」の河田昌東(まさはる)理事(名古屋市在住)は、「(今回のプロジェクトを通じて)放射性物質で汚染された土壌は年数がたつと浄化が難しくなることが分かった。福島第1原発事故で土壌浄化を行うのであれば、早い段階で汚染された地表部分を除去するなどの取り組みが必要だ」と話している。

==============
 ■ことば
 ◇ホットスポット

 原発事故で放射性物質が大気中に放出されると、必ずしも同心円状に広がらず、その時の気象条件や地形などによって複雑・不規則に拡散する。こうした現象で生まれた局地的に高いレベルの汚染地帯をホットスポットと呼び、国際的には住民の避難指示などの対応で考慮される。チェルノブイリ原発事故では300~600キロ離れた場所でも高濃度の汚染が確認された。
毎日新聞 2011年4月13日 東京朝刊


最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ クリックを

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4月12日(火)のつぶやき

2011-04-13 01:27:59 | 花/美しいもの
00:19 from web
RT @RyuichiHirokawa: 総務省のネット規制始まる。「インターネット上の地震等に関連する情報であって法令や公序良俗に反すると判断するものを自主的に削除することをhttp://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban0 ...
09:08 from Tweet Button
福島原発事故、チェルノブイリと同じ「レベル7」も=報道 | Reuters http://t.co/hobAtnV
11:47 from web
RT @wansmt: 5/5「市民派議員大集合~当選してからが本番です」@名古屋 - 市民派議員・立候補予定者のみなさま 市民のみなさま 2011統一選挙直後の5 http://ow.ly/1c8Mgu
11:48 from web
Reading:NHKニュース 事故評価 最悪のレベル7へ http://nhk.jp/N3vA6Oid
21:31 from Tweet Button
福島第1原発事故の評価:やっぱり!史上最悪、チェルノブイリ級の「レベル7」に!?#goo_midorinet002 http://t.co/K267ZH2
by midorinet002 on Twitter
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福島第1原発事故の評価:やっぱり!史上最悪、チェルノブイリ級の「レベル7」に!

2011-04-12 19:49:14 | 地震・原発・災害
午前中から衝撃的なニュースが飛び込んできました。

福島第1原発事故の評価が、ついに史上最悪の
チェルノブイリ級の「レベル7」に引き上げられました。
午前11時から、原子力安全保安院の会見があり、
お昼のNHKニュースからは、この情報がトツプ。

NHKはなぜかwebにはアップされていないので、
夜の「NHKニュース7」です。
   

  

  
各国メディアの報道
  

   

   
「NHKニュース7」がアップされました。
原発事故評価 最も深刻なレベル7
4月12日 18時59分 NHK

 東京電力、福島第一原子力発電所の事故は、事態の深刻さを表す国際的な基準に基づく評価で、これまでの「レベル5」から最も深刻な「レベル7」に引き上げられました。「レベル7」は、世界的にみても25年前のチェルノブイリ原発事故しかなく、世界の原子力史上、最悪レベルの事故となりました。

福島第一原発の事故を巡っては、1号機や3号機の原子炉が入っている建屋で水素爆発が起きるなどして、外部に大量の放射性物質が放出され、半径30キロ以内の住民が1か月以上たった今も避難や屋内退避を強いられる深刻な事態が続いています。この事故のレベルについて、経済産業省の原子力安全・保安院は、IAEA=国際原子力機関などが策定した「INES」と呼ばれる事態の深刻さを表す国際的な基準に基づいて評価した結果、これまでの「レベル5」から、最も深刻な「レベル7」に引き上げることを決め、12日に発表しました。評価は、これまでに外部に放出された放射性物質の推定量で行われ、放射性のヨウ素131と、セシウム137を併せた放射性物質の量は、原子力安全・保安院の試算で37京ベクレル、原子力安全委員会の試算では63京ベクレルと推定され、いずれも『レベル7』の基準に相当するとしています。「京」は「1兆」の「1万倍」です。INESの評価は、これまで個別の原子炉ごとに行われ、先月18日の評価では、1号機から3号機まで、いずれも32年前にアメリカで起きたスリーマイル島原発事故と同じ「レベル5」としていました。今回、原子力安全・保安院は、事故としては一体だとして、1号機から3号機までの全体の規模で評価した結果、「レベル7」と決めたとしています。「レベル7」は、世界的にみても25年前の1986年に旧ソビエトで起きたチェルノブイリ原発事故しかなく、世界の原子力史上、最悪レベルの事故となりました。ただ、福島第一原発の事故で放出された放射性物質の量は、現時点では、520京ベクレルを放出したとされるチェルノブイリ事故の1割前後と評価されるとしています。また、原子力安全委員会によりますと、これらの放射性物質は、周辺の放射線量の推移から、2号機の格納容器につながる圧力抑制室=サプレッションプールで爆発があった先月15日朝から翌日にかけての2日間にほとんどが放出されたとみているということです。放射性物質の放出は今も続いていますが、現段階では、かなり少なくなっているとしています。「レベル7」の評価について、原子力安全・保安院の西山英彦審議官は「安全を守れるよう努力してきたつもりだったが、予測不可能な事態に見舞われ、規制が不十分だったところもあったと思う。迷惑かけて申し訳なく思っている」と謝罪したうえで、「まずは収束させることが最も重要で、規制の在り方も振り返って必要な手を打っていく必要がある」と述べました。


「先月15日朝から翌日にかけての2日間にほとんどが放出された」と言うこと。

14日の3号機の爆発から16日にかけて何があったか、振り返ってみましょう。

【緊急速報】福島第一原発3号機爆発、2号機で燃料棒が完全露出!/チェルノブイリの教訓を生かせ(2011-03-14 20:26:46)

福島第1・第2原発事態深刻化 制御不能魔の連鎖/菅首相の国民向けメッセージ(2011-03-15 18:21:29 )

福島原発事故:被ばく、どう予防し、どう対策すれば…/放射線の指針50ミリ・シーベルトなら「避難」(2011-03-16 09:42:42)
 


応援クリック人気ブログランキングへ してね 
本文中の写真をクリックすると拡大します。

  Q&A「レベル7」 過去最悪の原発事故 

 経済産業省原子力安全・保安院は12日、東京電力福島第1原発事故の深刻度を、8段階ある国際評価尺度で最悪の「レベル7」に引き上げると発表した。

 Q 国際評価尺度とは?
 A 原子力や放射線による事故、トラブルの深刻さがどの程度のものかを示す目安。レベル0(尺度以下)からレベル7(深刻な事故)までに分類される。国際原子力機関(IAEA)などが策定し、1992年に各国に導入を提言した。

 Q 評価の目的は。
 A 最大の目的は事故やトラブルについて、住民や報道機関に分かりやすく伝えることで、地震の程度を表すのに震度を使うのと似ている。対象は原発事故はもちろん、放射線を使う医療や産業分野も含まれる。

 Q レベルをどうやって決める?
 A (1)施設外への影響(2)施設内への影響(3)放射性物質を閉じ込める機能の損傷度―の三つの基準があり、このうち最も高くなったレベルが、事故の評価となる。国の専門家委員会で決定し、IAEAなどに報告する。

 Q レベル7とは。
 A 放射性物質の大規模な放出と、広範囲にわたる健康及び環境への影響があった場合がこれに当たる。これまでは原子炉が爆発して大量の放射性物質が放出された旧ソ連のチェルノブイリ原発事故(86年)だけで、福島第1原発事故が2例目となった。

 Q 事故直後は、施設外への大きな危険を伴わないレベル4だったが。
 A 保安院は原子炉の炉心の損傷が重大なことを理由に、3月18日にレベル5に引き上げた。これは79年の米スリーマイルアイランド原発事故と同じ。今回は一気にレベル7とした。

 Q その理由は。
 A これまでは福島第1原発の各号機をそれぞれ評価していたが、今回は同原発全体を評価した。レベル5以上は基本的に放出された放射性物質の量でレベルが決まる。数万テラベクレル(テラは1兆)以上の放射性物質が放出されるとレベル7となるが、国はこれまでに37万~63万テラベクレルが放出されたと推定した。

 Q レベルが頻繁に変わるものなのか。
 A 事故の展開次第でレベルが上がることはある。しかし今回は、国の原子力安全委員会がデータを把握していたのにレベルを上げる判断が遅れたほか、海外の研究機関などから評価の甘さを指摘されるなど、問題点が浮き彫りとなった。
2011/04/12 19:09 【共同通信】


[解説]「レベル7」…健康・環境への影響も考慮

原発事故の深刻度を示すINESの評価は各国の原子力監督官庁が行い、国際原子力機関(IAEA)に報告する。
 日本では原子力安全・保安院が担当する。レベル5以上の大きな事故では、大気に放出された放射性物質の量が重要な判断基準となる。
 保安院は先月18日、レベル5との暫定評価を発表したが、周辺の放射線量の高さや、世界に広がった放射性物質の拡散量などから、国内外の専門家からは「6以上ではないか」との指摘が相次いでいた。
 チェルノブイリ事故では10日間で約520万テラ・ベクレルもの放射性物質が大気に放出された。事故後に福島第一原発から放出された放射性物質の量はチェルノブイリの1割程度だが、世界の原子力事故の中では極端に大きい。レベル5の米スリーマイル島原発事故では、周辺に降下した放射性物質の多くを占めたヨウ素131の量が0・6テラ・ベクレルだった。
 しかも、福島第一原発では、海にも多量の放射性物質が流出している。作業が難航しており、数か月、1年と長期化すれば、放出量はさらに増える。
 忘れてはならないのは、INESのレベルは単なる数字ではなく、健康と環境への影響の程度を意味していることだ。がんや白血病の発生率、土壌汚染など、注意深く見守っていく必要がある。国際的なイメージにも大きな影響を与えるだろう。(科学部 笹沢教一)
(2011年4月12日 読売新聞)


原発「安全神話崩れた」 周辺12市町村長アンケート 

 チェルノブイリ事故に並ぶ最悪の「レベル7」となった福島第1原発事故を受け、半径30キロ圏の12市町村長のほとんどが、国の原子力エネルギー政策に対し「安全神話が崩れた」などと抜本的な見直しを求めていることが12日、共同通信のアンケートで分かった。
 復興ビジョンについては「放射線という見えざる敵が消滅しない限り、夢すら描けない」(冨塚宥けい田村市長)、「早期に原発が安定しなければ、考えられない」(遠藤雄幸川内村長)などの意見が半数を占めた。
 アンケートは今月上旬に実施、12市町村長全員から回答を得た。原発事故は多くの住民の県内外避難を生み、全域や一部が計画的避難区域などに指定される事態を招いており、地方自治の喪失、国や東京電力への不信感が浮き彫りとなった。
 アンケートによると、原子力政策について「安全神話が崩れた。再検討すべきだ」(渡辺利綱大熊町長)、「当然見直しが必要」(山田基星広野町長)、「代替エネルギー開発を」(遠藤勝也富岡町長)など抜本的な見直しや再考を求める意見が11市町村に上った。
 第2原発が立つ楢葉町の草野孝町長は「国が安全基準の見直しも含めて指導力を発揮すべきだ」とした。
 第1原発1~4号機の廃炉については、明言を避けた井戸川克隆双葉町長や大熊、楢葉両町長以外は「当然」と答えた。
 5、6号機の廃炉も「当然」「検討すべきだ」(渡辺敬夫いわき市長、松本允秀葛尾村長ら)との意見が半数を占めたが「安全性が担保できなければ」(桜井勝延南相馬市長)との条件付きや「現段階では分からない」(楢葉町長)との回答もあった。
 震災後に運転を停止している第2原発の再開には「電力需給の事情で判断されるべきではない」などと大熊町長らから慎重な意見が相次いだ。
 事故の教訓としては「安全に絶対はないと分かった」(菅野典雄飯館村長)、「安全、安心の線引きが非常に困難になった」(馬場有浪江町長)などの声が上がった。
2011/04/12 11:34 【共同通信】 


最大余震まだまだ…福島原発“無限”地獄 チェルノブ級「レベル7」 
ZAKZAK 2011.4.12

 経済産業省の原子力安全・保安院は12日、東京電力福島第1原発の事故を国際評価尺度(INES)で最悪の「レベル7」に引き上げた。4号機付近では12日朝にも出火があるなど収束の気配は見えず、福島の放射性物質放出量はチェルノブイリを超える可能性も出てきた。その苦境に追い打ちをかけるのが、相次ぐ余震。11日には福島県や茨城県を最大震度6弱の余震が襲い、12日午前にも千葉東方沖を震源とする震度5弱の余震が発生した。気象庁は今後も震度7クラスの余震を想定しているという。
 レベル7(=深刻な事故)は史上最悪の原発事故とされる旧ソ連チェルノブイリ原発事故と同水準。原子力安全委員会は、これまでに福島第1原発から最大で毎時1万テラベクレル(テラは1兆)の放射性物質が放出され、これが数時間続いたと試算。INESは外部への放出量がヨウ素131等価で数万テラベクレル以上でレベル7と規定しており、保安院もこれに該当すると判断した。
 一方、東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「放射性物質の放出を完全には止められておらず、放出量がチェルノブイリに匹敵する、もしくは超えるかもしれない懸念を持っている」との見解を示した。
 そんななか、12日午前6時38分ごろには、第1原発4号機放水口付近で出火があった。出火場所はサンプリング建屋で、自衛消防隊が出動し、午前9時12分に鎮火が確認された。けが人はなかった。東電によると、津波でサンプリング建屋の屋根がなくなり、むき出しの状態になったバッテリーから漏電した可能性があるという。
 依然として収束のメドが立たない福島第1原発。その危機的状況に追い打ちをかけるのが、連続する余震だ。11日の福島県浜通りを震源としたマグニチュード(M)7・0の余震を受け、気象庁地震予知情報課の土井恵治課長は会見でこう指摘した。
 「M7、8クラスの地震は、1カ月くらいで余震活動が低下するが、今回はM9と規模が大きい。内陸の浅い震源の余震の場合は、震度7の揺れも想定する必要がある」
 この日、政府の地震調査委員会では、阿部勝征委員長(東大名誉教授)が、東日本大震災について「海外ではM9クラスの地震が起きているが、日本付近では『M8級が最大』との思い込みにしばられていた」との認識を示していた。地震学の権威でも「想定外」の巨大地震は、余震の規模でも学会の常識を超えている。
 実は、気象庁の土井課長が発した警告には“実績”がある。大震災から1カ月になるのを前にした7日、「当面は震度6弱~6強の大きな余震が起きる可能性も否定できない」と指摘。宮城県を中心に最大震度6強の余震が襲ったのは、その日の深夜だった。

 ■「M8」クラス発生の可能性も
 その土井課長が11日の余震で最も心配するのは、発生した場所だ。震度6弱を観測した福島県いわき市の内陸部は、今回の東日本大震災が起きるまで、30年近くもM4以上の地震がほとんど起きていない地域だった。そのため「大地震が非常に大きな地震だったため、地殻の状態が広く影響を受けている。(岩手~千葉県の)余震域の外でも強い揺れがあり得る」と注意を促した。
 これまでのM7級の余震はすべて海域で起きており、陸域は初めて。「震度7」「余震域外」「陸域」というキーワードから、都市直下型の大地震という恐怖のシナリオもよぎる。同時に、福島第1原発事故では、巨大余震や津波が作業を阻み、状況を悪化させることも懸念される。
 原発や首都圏での生活を不安に陥れる余震。一体いつになったら収まるのか…と誰しも思うだろう。だが、過去の超巨大地震をみると、発生後何年間にもわたって“大地震クラス”の余震が起こっているのが現実だ。
 2004年12月26日に発生し、巨大津波を引き起こしたスマトラ島沖地震(M9・1)は、約3カ月後の05年3月28日にM8・6という余震が発生。数メートルの津波が起こり、1000人単位の死傷者が出た。このスマトラ島沖では、07年9月12日にもM8・5、09年から10年にかけてはM7級の大地震の余震が4回も起こっている。
 地震学者の間では、「余震は本震のマグニチュードから1少ない規模となるのが常識」とされている。今回の本震はM9・0のため、M8級の余震が発生する可能性は十分ある。ちなみに、1995年1月17日の阪神・淡路大震災はM7・3。今回の地震がいかに大規模なのかが分かる。
 東日本大震災で最も規模の大きい余震は、本震の約30分後に起きたM7・7だった。しかし、気象庁の土井課長は「これが『大震災の最大余震』と評価できる段階ではない」と指摘している。そして、こんな警告も。
 「日本のどこででも地震が起こることを考え、誰もが心構えをしてほしい」 



最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ クリックを

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4月11日(月)のつぶやき

2011-04-12 01:29:13 | 花/美しいもの
00:55 from web (Re: @ueno_wan
@ueno_wan 石原と佐々淳行の顔をテレビで見て、都民じゃないけど、クヤシイ!4年前の「アサノで勝とう」女性勝手連の結果も思い出しながら・・・。
08:55 from web (Re: @ueno_wan
@ueno_wan 暴言続きの知事が支持されてる現実。4年前も虚脱感がありましたが・・・こんどはもっと。まじめにメッセージを有権者に届ける選挙をする人がいるけれど、都知事や府知事はマスコミの流すイメージだけで当選してしまうんですよね。石原のイメージは「右翼」かつ「独善」なのに。
09:08 from Tweet Button
60代以上の過半数が石原を支持している。年齢が上がるほど支持率は高い。・選挙:東京都知事選/三重県知事選 石原氏、60代以上が支持--出口調査 - 毎日jp(毎日新聞) http://t.co/nq2QF9b via @mainichijpnews
09:13 from web
・P-WAN女のニュース : 草の根で訴え実り女性県議誕生 西畑、細川氏が議席獲得/福井(2011年4月11日 福井新聞)
http://p-wan.jp/site/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=3456
22:04 from web
・枝野官房長官の会見全文〈11日午後4時10分〉 http://t.asahi.com/21wa
22:35 from Tweet Button
山県市「ポスター代水増し県議」落選/【社説】住民を守る自治へ 震災・統一選/地方政治、根本から考える ?#goo_midorinet002 http://t.co/CUuJTq2
by midorinet002 on Twitter
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山県市「ポスター代水増し県議」落選/【社説】住民を守る自治へ 震災・統一選/地方政治、根本から考える

2011-04-11 21:03:01 | 市民運動/市民自治/政治
3月11日の東日本大震災から一ヶ月。
昨夜は、統一選前半戦の投開票日でした。

8時の開票と同時に、東京都知事選で「当確」が出て、石原慎太郎の4選が確定。
都民じゃないけど、4年前の浅野さんの選挙に深くかかわったので、
「また東京の暗黒時代が続く」とくやしい思いをしました。

夜中まで開票結果を見ていて、きょうは心機一転、
一週間後に告示の市長選に立候補表明をしている
つれあいの寺町ともまささんの選挙の準備。
夕方は気分転換をかねて長良の「ガスト」で友人に会いました。
用件を済ませた後は、お茶とデザートでひとしきりおしゃべり。

「最近はブログに食べ物の記事が少ないね」と言われたことを思い出し、
帰りに立ち寄ったバローで、ゴマ鯖とイワシを買って、
大根おろしで塩分控えめの「みぞれ煮」を作りました。
   
このところ、かんたんなもので済ませていたので、
一足遅れで帰ってきたともチャンも、大喜び(のハズ)。

ところで、
山県市での県議選では、昨年「ポスター代水増し事件」に関して、
「リコールをしたけど署名が足らずリコール不成立」だった現職県議が、
臆面もなく立候補していました。
今回の県議選には、保守系無所属で「元岐阜県職員」の郷さんも立候補したので、
わたしは現職県議だけは落選して欲しいと、もうひとりの候補に一票を投じました。
結果は、ダブルスコアに近い大差をつけられて水増しの現職県議は「落選」。

わたしと同じように、「ポスター代水増しの県議はNO!」と、
「もうひとり」に投票した人は多かったのではないかと思っています。

民主8、自民30 勢力図ほぼ維持/岐阜 
2011年04月11日 朝日新聞

 県議選(定数46)は10日投票があり、即日開票された。民主(改選前7)は揖斐郡選挙区で初めて議席を獲得し、8人が当選した。自民(改選前31)は30人が当選して県議会の最大会派を維持。県政界の勢力図に大きな変化はなかった。公明と共産は現有議席を守った。減税日本の候補は惜敗し、県内初議席の獲得はできなかった。投票率は45.70%で過去最低だった前回の52.47%を下回った。・・・・・・・(略)・・・・・・・
・・・・・・・・・・(略)・・・・・・・・・・

◆保守分裂の山県 自民現職敗れる
 公認を巡って保守が分裂した山県市選挙区(定数1)は、無所属新顔の郷明夫氏(62)が自民現職の横山善道氏(57)を破り、初当選を果たした。
 元県職員の郷氏は、保守系市議14人のうち8人の支持を得て市全域で運動を展開。職員時代に出向していた周辺自治体の首長らも応援にかけつけ、選挙戦を有利に進めた。
 横山氏は公認されたものの、市議時代の選挙ポスター代水増し請求問題の責任を問う地元市議らから反発された。公然と対立候補の支援に回る市議もおり、支持をまとめきれなかった。
・・・・・・・・・・(略)・・・・・・・・・・





応援クリック人気ブログランキングへ してね 
本文中の写真をクリックすると拡大します。

以下は、「震災・統一選」関連の、新聞各紙の社説です。

【社説】住民を守る自治へ 震災・統一選
2011年4月11日 中日新聞

 統一地方選の前半戦が終わった。民主党は地方組織の弱さが目立ち、政権党の存在感を示せなかった。三重や福井の新知事には防災対策見直しが急務だ。
 福井県知事選は、福島第一原発の事故を受け、原発の是非が大きな争点に浮上した。現職は「安全確保の徹底」を、共産新人は「原発依存からの脱却」を訴え、対立軸が鮮明な戦いになった。原発十五基が立地する福井では、原発と地域振興が深く結びついている。住民の半数以上が原発関連の仕事についているところもある。多くの有権者の苦渋を含む判断が、現職の三選を後押しした形だ。

 欠かせぬ情報の公開
 とはいえ、有権者は今回の事故で、国の原子力政策や電力会社の安全策に不信感を募らせている。新知事は選挙中に叫び続けた安全対策の見直しについて、早急に具体的な青写真を示し、実行に移してほしい。住民への積極的な情報公開は欠かせないだろう。
 三重県では二〇〇〇年、中部電力が県南部で計画した芦浜原発計画が白紙撤回されたこともあり、県民の原発警戒感は強い。本紙が告示後に実施した世論調査では、回答した有権者の八割が原発の県内立地に反対と回答した。知事選では三新人がいずれも「反原発」の立場をとった。与野党の第一党が十六年ぶりに激突する選挙戦だったが、原発や防災については、主張に際だった独自性はなかった。
 名古屋市長選、愛知県知事選と惨敗を続けた民主は、岡田克也幹事長が批判を覚悟の上で、震災対策中に地元入りした。だが、自民・みんなは党幹部らが地震対策での政権の不手際などを突き、県民の批判票を取り込むことに成功した。現職知事で最年少となる三十六歳の若さが、県政の変化を期待させる要因にもなった。

 既成政党には不信感
 「民主王国」で、自民・みんなが推薦する候補が当選したことは、足元が揺らぐ菅政権に大きな打撃となる。
 新知事にとっては、住民の安心と安全を守る対策は待ったなしだ。今度の大震災の津波で三重県は四十億円を超える漁業被害を受けた。県南部は長く複雑な海岸線を持つ。地震・津波などの防災対策を求める声は昔から強い。
 また、今回の知事選では、地方議員らによる政策集団が初めて候補を支えた。新知事には、きめ細かく地域の課題を吸い上げ、地方自治を強くしていく努力も求められる。
 全国に目を向けてみよう。民主党にとっては政権に就いた後、初の統一地方選だった。これまで自民党に比べて地方組織の弱さが指摘されており、政権交代の勢いで、地方での地歩固めができるかどうかの戦いでもあった。そのための原則が、都道府県と政令指定都市の首長、議員選での他党との「相乗り」禁止だった。
 しかし、内閣支持率低迷とともに候補者擁立が難航。十二都道県知事選で、民主、自民の二大政党対決となったのは北海道、東京、三重だけで、しかも民主党は全敗した。神奈川、福井など六県では他党の擁立候補を推す「相乗り」となり、奈良など三県では自主投票で「不戦敗」だった。民主党は二十四日投開票の衆院愛知6区補欠選挙でも候補者擁立を見送り、政権政党としての力量不足が際立ってきている。
 一方、今回の統一地方選を通じて元気さが目立つのは、河村たかし名古屋市長率いる「減税日本」、大村秀章愛知県知事の「日本一愛知の会」、橋下徹大阪府知事が代表を務める「大阪維新の会」などの地域政党だ。
 それらが伸びた背景にあるのは、地域事情はあるにせよ、既成政党に対する有権者の不信感だろう。国政と地方選は別とはいえ、民主党に政権を託したのに、自分たちの生活はよくならないという不満も表れているに違いない。
 大地震、津波、原発事故と未曽有の大災害では、菅政権の対応のまずさが指摘される一方で、自治体の頑張りが目立つ。懸命に住民対応に当たる被災地の自治体、避難民を受け入れるなど被災地を支援する自治体の対応も心強い。非常時に自治体の持つ意味の重さに気付いた有権者も多いはずだ。

 暮らし考え直す機会に
 地方選はそのトップや議員を選ぶ選挙である。力量不足の首長や議員を選べば、不利益をこうむるのは有権者自身である。それはいずれ行われる衆院選でも同様だ。
 二十四日には、より住民に近い市区町村の首長と議員を選ぶ選挙が行われる。地域の課題や自らの暮らしを託すには、誰がふさわしいのか。大地震は不幸ではあるが、私たちがこれからの政治や暮らしを考え直す機会ともなった。悔いのない選挙にせねばならない。



統一選前半戦 地方政治、根本から考える  
2011年 4月11日(月)岐阜新聞

 東日本大震災と福島第1原発事故という非常事態の中で、統一地方選前半戦の12都道県知事選、41道府県議選などが投開票され、地方自治の担い手が相次いで決まった。
 昨年7月の参院選以来となる全国規模の大型選挙だ。大震災のため衆院解散・総選挙はしばらく行われないとみられる。その中で今回の選挙は、震災対応も含む菅政権や与野党の評価、地方政治の在り方を問う機会となった。
 注目は政権政党として初めて統一選に臨んだ民主党の消長だ。だが民主党系と自民党系の対決型となった東京、北海道、三重の3知事選で民主党は全敗。地方議会での勢力拡大を目指した道府県議選でも基盤強化は果たせなかった。選挙結果は政権を担う民主党に対する厳しい審判といえる。
 震災対応に専念すべきときであり、菅直人首相の責任論が直ちに浮上することはないとみられる。だが菅政権は参院選以降、主要選挙で敗北が続いている。内閣、党の支持率が低迷する国政の情勢が地方選の結果に表れた。首相の政権運営へのダメージは避けられないだろう。
 一方、大阪府の橋下徹知事が率いる政治団体「大阪維新の会」や、名古屋市の河村たかし市長の「減税日本」は府議、県議選などでそれぞれ躍進を果たした。既成政党に飽き足らない有権者の意思の表れであり、既成の各党は厳しい視線を真摯(しんし)に受け止めるべきだ。
 ただ、首長と議員がともに直接選挙で選ばれる「二元代表制」の中で、首長が自ら主導する「新党」で議会の多数派を占めようとする動きには疑問もある。今回の結果を踏まえて、地方政治の在り方を根本から考える機会にしたい。
 選挙戦では、深刻な景気・雇用対策や経済活性化策に加え、東日本大震災によって地域の防災対策が論点に浮上、防災に絞ったマニフェスト(公約集)を急きょ作成した候補者も多い。原発政策が争点になった地域もある。
 一方で大震災は選挙活動にも影響を与えた。被害の大きい岩手、宮城、福島の3県で知事、県議選が延期されただけでなく、各地で自粛ムードが広がり、候補者が街頭演説や選挙カーによる運動を控えたため、選挙戦が盛り上がらなかったと指摘される地域も多い。
 このため各候補者の政見がどこまで有権者に浸透したのか心配な面もある。当選した首長や議員は今後の政治活動の中で、自らの政治理念や政策をより丁寧に説明するよう努めてもらいたい。
 知事選のハイライトである首都決戦の東京で、民主党は独自候補を擁立できず、都議レベルで居酒屋チェーン創業者の渡辺美樹氏を支援したが、告示直前に立候補を表明した石原慎太郎知事の4選を許した。菅首相の地元・東京での、この結果は情けない限りだ。
 都民は78歳と高齢の石原氏に4年間のかじ取りを託した。大震災で首都の防災対策や電力問題もクローズアップされた。景気・雇用対策などに加え、災害に強い首都づくりも重要な課題となる。
 12日には国政選挙である衆院愛知6区補欠選挙が告示される。さらに17日と19日には市区町村の首長や議員の選挙が告示され、統一選の後半戦が始まる。24日の投開票日に向け、より身近な地域の課題や防災対策について考える選挙としたい。 


 社説:政治の1カ月 責任感がなお乏しい 

 東日本大震災の発生から11日で1カ月となる。被災地の支援・復興と東京電力福島第1原発の危機回避。同時進行の対応を求められる菅直人政権にとって依然として苦しい状況が続く。一方で国会の影も薄いままだ。政治の力をどう結集するか。与野党は改めて知恵を出し合う時だ。
 1カ月を振り返り、今さらながらに悔やまれるのは福島第1原発の「複合事故」に対する初動の遅れだ。例えば原子炉格納容器の弁を開けて圧力を下げる「ベント」に、なぜもっと早く踏み切れなかったのか。毎日新聞をはじめ既に検証を試みているが、政府と東京電力との間に意思疎通がなく、逆に不信感さえ生んで、その後の対応にも悪影響を及ぼしたのは確かだろう。
 もちろん今は原発危機を一刻も早く回避するのが最優先だが、今回の原発事故対応には国民は当然のこと、世界中が注視している。政府自身が詳細に検証し、問題点を洗い出すのが今後の大きな課題となる。
 1カ月が経過するというのに、なお懸念されるのは各府省の官僚側から「情報が共有されていない」「誰に報告したらいいか分からない」などの不満が漏れていることだ。
 大震災後、官邸の態勢強化のため設置された「本部」や「会議」は傘下のチームも含めると20を超える。被災者生活支援各府省連絡会議には全府省の事務次官も集めた。ところが指揮系統が不明確で混乱の要因となっているという。
 首相には官僚に対する不信感もあるようだ。だが、行政組織を使いこなすのも指導力だ。今必要なのは「任せるところは任せる。しかし最後の責任は私が取る」という姿勢をもっと明確にすることだ。それがなければ国民の信頼も得られない。
 野党にも大きな役割が求められている。自民党は連立政権に加わるのは拒否する考えを示し、協力すべき点は協力する「責任野党」を目指すというが、多くの国民には腰が引けていると映っているのではないか。
 毎日新聞が日本の再生・復興に向け与野党が一致協力する「日本再生内閣」を樹立するよう求めているのは、与野党が昔ながらの政争に明け暮れている場合ではないと考えるからだ。
 「菅首相が自民党の谷垣禎一総裁に入閣を求めた際、もっと謙虚に協力をお願いすべきだった。そうすれば様相は変わっていた」という声も聞く。裏を返せば民主党と自民党が歩み寄る素地はまだ残っていると考えたい。
 民主、自民両党だけではない。他の野党も「オールジャパン」体制をどう構築するか、真剣に考えてほしい。国会議員こそ発想を大きく転換する時期である。
毎日新聞 2011年4月11日 東京朝刊



最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ クリックを

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4月10日(日)のつぶやき

2011-04-11 01:27:55 | 花/美しいもの
20:39 from Tweet Button
枝垂れ源平花桃、咲きました/桜が満開の京都に行ってきました。?#goo_midorinet002 http://t.co/mn2c2Le
by midorinet002 on Twitter
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

枝垂れ源平花桃、咲きました/桜が満開の京都に行ってきました。

2011-04-10 17:46:04 | 花/美しいもの
枝垂れ源平花桃が咲きました。


   
もともと植えてあった木は、白花に紅をさしたようにピンクがチラホラ。
   

   
あとで植えた源平花桃は、赤とピンクと白が咲き分けて混じっています。
   
枝垂れ源平花桃が咲くと、一気に春本番の気分です。

   
ハクモクレンとコブシは散り始め。
大木の源平花桃(右上)も咲きはじめています。

応援クリック人気ブログランキングへ してね 
本文中の写真をクリックすると拡大します。

昨日は、京都に行ってきました。
桜の季節なので、インターからの車も渋滞、
あたりはひと・ひと・人でいっぱい。

会場は京都・東山の知恩院の神宮道沿い。
向かいは親鸞聖人が得度を受けた「青蓮院」。
ここの前庭に車を停めさせてもらったのですが、
見事な青蓮院(しょうれんいん)のクスノキが出迎えてくれました。
   

   

会場のパビリオンコートはとってもステキな空間。
   

お料理は、無農薬野菜をふんだんに使ったオリジナル。
     

    

ケーキとお花
   

   
学生時代に京都で出会った若いふたりが企画した、
てづくりの温かいウエディングパーティでした。

最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ クリックを

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4月9日(土)のつぶやき

2011-04-10 01:27:28 | 花/美しいもの
07:17 from Tweet Button
原発事故関連:反原発の曲「ずっとウソだった」/内部被ばく 軽視は禁物/原発震災 中長期の見通しも示せ/?#goo_midorinet002 http://t.co/TkV9bjG
09:44 from モバツイ
5人+子ども2人で京都に向かっています。結婚パーティに参加の日帰りのイベント。
by midorinet002 on Twitter
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする