みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

赤カブの間引き菜の浅漬け/<考えようPTA> 「加入は任意」順守促す

2017-11-25 22:11:07 | 有機農業/野菜&ハーブ
ともちゃんが大きく育った赤カブを
間引いてきてくれました。

カブはまだ小さいのですが、葉の柔らかいところと一緒刻んで、
赤カブの浅漬けをつくることにしましょう。

まずは、カブとはっぱを分けて、適当な大きさに切り分けます。
   
少し塩を振ってしんなりさせてから、熱湯をかけて塩を落とし、

昆布と蜜柑の皮といっしょに漬け込みます。

味付けは、ゆず酢と白キムチ少々。

一晩まてば、サラダ代わりに食べられるようになると思います。

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ところで、
昨日の中日新聞生活面に、
「<考えようPTA> 「加入は任意」順守促す」の記事が掲載されていました。

もう子どもたちは成人したのですが、
PTAの強制加入については問題が多いと思っていたので、
「加入は任意」ということが浸透するのは、よいことだと思います。

  <考えようPTA> 「加入は任意」順守促す
2017年11月24日 中日新聞 

 PTAへの加入は任意なのに、実質的に強制・自動加入のように運営され、各地で問題になっている。自治体の教育委員会には毎年、保護者から入会をめぐる問い合わせが寄せられる。しかし、任意団体のPTAに踏み込んだ対応を取る教委はこれまでほとんどなかった。そんな中、埼玉県教委が校長ら学校の管理職に出した通知が、全国のPTA関係者から「画期的」と話題になっている。どんな内容なのか。

◆埼玉県教委が画期的通知
 “強制・自動入会”の実態を、関東地方の四十代前半の会社員女性が話してくれた。

 女性は、子どもが小学校に入学した昨年四月、加入届を出していないのに会員になったことに気付いた。「PTAは任意加入。入会申込書を送って」。PTAにこう伝えたが、回答はなかった。昨年十一月、脱会を求める手紙を出し、ようやく非会員になった。

 しかし、PTAの広報誌が「自分だけ配られなかった」と子どもが落ち込んでいた。女性は「子どもへの差別につながりかねない。学校は配り方に配慮してほしかった」と話す。

 PTAは任意の社会教育関係団体で、入会は個人の自由だ。だが、実質的に強制・自動加入になっていることが少なくない。

 そんな中、埼玉県教委が一月に県内の小中学校長に宛てた「PTA活動を円滑に推進するための留意事項について」と題した四項目=表=の通知が注目されている。

 各項目が詳細に説明されており、関係者から「参考になる」と好評という。例えば任意加入の周知方法では、「入退会は自由である旨を明記したPTA規約等を事前(入学説明会等)に各保護者へ配布し、PTA会長等から説明することが考えられる」と説明。子どもへの教育的配慮についても、「保護者が会員であるか否かを前提とせず、全児童生徒を対象にする必要がある」とした。

 結社の自由を保障する憲法二一条をPTAの関連法規とし、「国民は誰でも希望すれば、『任意加入の団体』としてのPTAを結成・解散及び参加・脱退することができる」と記した。

 県教委の担当課は通知を出した理由を「任意加入などPTAの原則をめぐり、学校が対応を誤ると、保護者は学校に不信感を持つため」と説明。その上で「保護者には原則を理解したうえで、PTAなど学校活動に積極的に参加してほしい」と促している。

 県内自治体の教委からは「対応の指針を出してもらい助かった」と、肯定的な声も出ている。ただ、本年度も県教委には、保護者らからPTAに関する相談や苦情が例年並みの二十件ほど寄せられたという。

 一方、他の自治体の動きは鈍い。千葉県松戸市では、「任意加入の説明がなかったが、他校でも同様か」と市民から相談を受けた山中啓之(けいじ)市議(38)が市議会で質問したところ、市教委は「把握していない。任意団体なので干渉できない」との回答だった。

 小学校新一年生の保護者向けに配布物で「任意の社会教育団体」と説明しているところもあるが、「任意団体なので介入できない」というのがほとんどの教委のスタンス。任意加入であることを周知するよう、PTAに積極的に呼び掛ける教委はなかなかないのが実情だ。

 PTAに詳しい文化学園大の加藤薫教授(日本文化論)は「加入の強制や非会員の子に対する扱いなどの問題は、学校不信にもつながり、保護者と学校の連携の妨げとなっている。埼玉県教委の通知は、そのような状況を改めようとするものだ」と話している。
 (今川綾音)


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11月24日(金)のつぶやき

2017-11-25 02:04:16 | 花/美しいもの
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「森友」の検査 首相は再調査を命じよ/森友値引きは「根拠不十分」やはり証人喚問が必要だ/森友検査報告 聞きっ放しは許されぬ

2017-11-24 21:12:30 | ほん/新聞/ニュース
岐阜グランドホテルでランチを食べた帰りに、
特製あんぱんとカレーパンをおみやげに買ってきました。

ここのあんぱんは餡がぎっしり詰まっていて、とても美味しいのです。

全部買ったら売り切れになるので、次の人に配慮して残して、
揚げてない「カレーパン」も買って、
おみやげにもカレーパンを一個ずつ入れました。
 
お腹がいっぱいだったので、次の日の昼食にいただきました。

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後半は、
購読している朝日新聞と毎日新聞と中日新聞の
「森友学園」問題を調査していた会計検査院野検査報告関連の記事です。

  社説:「森友」の検査 首相は再調査を命じよ 
2017年11月23日 朝日新聞

 根拠のあやふやな大幅値引きが、ずさんな手続きで進められていた。

 森友学園への国有地売却問題を調べていた会計検査院が、8億2千万円の値引きについて「十分な根拠が確認できない」とする検査結果を国会に出した。「法令に基づき適正な価格で処分した」という政府の説明に、大きな疑問符が付いた。

 政府には指摘に答える義務と責任がある。値引きの根拠と経緯を再調査するよう、安倍首相は関係省庁に命じるべきだ。国会も政府をたださねばならない。参院が検査を要請したことを忘れてはならない。

 鑑定価格の9億5600万円から、地中のごみ撤去費として9割近くも値引きされたのはなぜなのか。

 政府の説明では、新たなごみが見つかったと学園から連絡を受け、財務省近畿財務局と国土交通省大阪航空局が現場の状況を確認した。工事業者が撮影した写真や過去の調査結果などをもとに、ごみがある深さや混入率などを計算し、ごみの量を算定。処分単価と掛け合わせて費用を出した。

 しかし検査院は、業者の写真ではごみの深さを確認できず、政府の職員が現地で計測した記録もないとして、ごみの深さの裏付けは確かめられないとした。混入率や処分単価についても根拠に疑問を呈し、ごみの量は最大で7割少なかった可能性があると試算した。

 売却までの手続きもお粗末だ。不動産鑑定士の評価書の内容を判断する「評価調書」は作成されず、売却価格を決めた決裁文書に理由が書かれていないなど、ルール違反や通常とは異なる対応が検査で見つかった。

 ただ、その検査も十分とは言えない。壁になったのは、財務省や国交省が関連文書を破棄していたことだ。検査院は「会計経理の妥当性について検証を十分に行えない状況」と指摘し、文書管理の改善を求めた。両省の責任は重い。

 土地売却の交渉は、学園の籠池泰典前理事長が「神風が吹いた」というほど特例づくしだった。建設予定だった小学校の名誉校長を、安倍首相の妻昭恵氏が務めていたことが、背景にあるのではないか。この疑問にも検査結果は触れていない。文書中心の検査の限界だろう。

 首相は国会で「(内閣から)独立した会計検査院がしっかりと検査すべきだ」と述べてきた。今度は、首相が疑問に答える番だ。検査が不十分な点は国会が解明に努める。それが国民に対する責務である。 


 社説:森友値引きは「根拠不十分」 やはり証人喚問が必要だ
2017年11月23日 毎日新聞

 ごみ撤去費として約8億円値引きしたのはやはり根拠に乏しかった。

 学校法人「森友学園」への国有地売却を巡り、財務省などは、値引きの算定について「基準に基づき適切に処理した」と説明してきた。これに対し、会計検査院は、積算に十分な根拠がなく、ごみの推計量が過大だった可能性を指摘した。

 価格の妥当性に疑義を示したといえる。税金の無駄遣いをチェックする独立機関の指摘は極めて重い。

 財務省から依頼を受けた国土交通省がごみの量を推計した。検査院によれば、ごみの混入率を高めに算定したり、敷地全域で3・8メートルの深さまでごみがあると判断したりしたことについて十分な根拠を確認できなかった。1トン当たりのごみの処分費が妥当かを示す資料もなかった。

 国民共有の貴重な資産の売却が、極めてずさんに行われた。しかも積算に用いた資料や売却に関する交渉の記録文書は、廃棄されるなどしていた。記録があれば、おかしな値段で売却したことが裏付けられたはずだ。検査院が文書管理の改善を求めたのは当然である。

 安倍晋三首相は、国会審議で売却の妥当性を問われると、「検査院の検査に委ねる」と繰り返してきた。

 結果が示された以上、一連の売却が不適切だったことを政府はまず認めるべきだ。

 学園前理事長の籠池泰典被告と妻諄子被告は、大阪府などから補助金を詐取したとして詐欺罪などで起訴された。大阪地検特捜部による捜査の過程では、財務省近畿財務局職員が学園側の希望する金額に近づけるために「努力する」と両被告に答え、具体的に金額を示す音声データの存在が明らかになっている。

 佐川宣寿(のぶひさ)・前財務省理財局長(現国税庁長官)は国会で「価格を提示したことはない」と答弁していたが、明らかに矛盾している。

 安倍首相の妻昭恵氏の国会での説明もまだ行われていない。昭恵氏は一昨年、学園が計画した小学校の名誉校長に就き、今年まで務めていた。国有地の売却は昨年だ。官僚のそんたくが指摘されるゆえんだ。

 会計検査院の検査は国会の要請に基づくものだ。疑惑の解明には、昭恵氏や佐川氏、さらに国交省の幹部らの国会での証人喚問が必要だ。  


 社説:森友検査報告 聞きっ放しは許されぬ 
2017年11月24日 中日新聞

 森友学園への国有地売却問題で、会計検査院が「十分な根拠が確認できない」などとする検査結果を国会に報告した。なぜ根拠不十分なまま行政手続きが進んだのか。今度は国会が追及する番だ。

 検査院は参議院の要請を受け、三月から売却額の妥当性などを調べてきた。「根拠不十分」という検査結果は、これまで「法令に基づき適切に処理した」としてきた政府の説明と矛盾する。

 税金の無駄遣いをチェックする独立機関から疑義が突きつけられたわけである。政府も国会も深刻に受け止めねばならぬ。

 ごみ撤去費用として値引きされた約八億円をめぐり、検査院は、値引き額が最大約六億円過大だったと試算していたとされる。具体的な金額が報告書に盛り込まれなかったのは、ごみ処分単価に関する資料などが破棄され、正確な算定が困難だったためとみられる。

 検査院は「妥当性の検証が行えぬ状況」と文書管理の問題点も指摘、改善を求めた。不明朗な文書管理の背景に何があったのか。

 森友学園問題をめぐっては、大阪地検が籠池泰典前理事長と妻を詐欺罪などで起訴するとともに、値引きに関与した近畿財務局長らについても背任容疑での刑事告発を受けて捜査している。

 その捜査とは別に、国会も疑惑の解明に努めねばならぬことは言うまでもない。

 問題の土地をめぐり、財務省などは「適正な売却だった」と繰り返してきたが、近畿財務局の担当者が学園側に買い取り価格を打診していた疑惑も発覚し、世の不信感は広がる一方である。

 籠池夫妻と財務局側とのやりとりを記録したとされる音声データも明るみに出た。土地がダイオキシンに汚染されていた、などとして籠池夫妻が激しく抗議し、執拗(しつよう)に値引きを要求していた様子がうかがえる。言われるがままに値引き交渉が進んだのだろうか。

 普通の民間人が役所と話をする場合、「根拠が不十分」なまま手続きが進むことはありえない。

 安倍首相は先の衆院選に向けたテレビの党首討論で籠池前理事長を「詐欺を働く人物」「妻もだまされた」と突き放したが、それでもって、昭恵夫人付きの政府職員が財務省と学園側との間で連絡役をしていた事実が消えるわけではない。特別扱いが、行政手続きをゆがめたのではないか。

 行政のチェックは、国会の役目だ。責任を持って「根拠不十分」の実態を解明してほしい。


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11月23日(木)のつぶやき

2017-11-24 02:04:43 | 花/美しいもの
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喫煙歴、肥満度、血圧データ… 生命保険の割引を健康状態で判定(白井康彦)/人生百年、定年は何歳? 勤労感謝の日に考える

2017-11-23 20:31:46 | ほん/新聞/ニュース
朝からパートナーが里芋を掘っているので、わたしも畑に見に行きました。
里芋はとてもよい出来です。

里芋畑の東のニンジン畑。

ニンニクを定植した畑とパイプハウス。

イチゴ苗、ニラ
  


空豆の苗
  
昨日はお天気がよかったので、干していた生姜はカラカラ。

乾燥剤といっしょに密閉袋に入れました。

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ところで、きょうは木曜日。
中日新聞生活面に白井康彦さんの
「喫煙歴、肥満度、血圧データ… 生命保険の割引を健康状態で判定」の記事が載っていました。

社説は「勤労感謝の日」にちなんで「人生百年、定年は何歳? 勤労感謝の日に考える」。

  喫煙歴、肥満度、血圧データ… 生命保険の割引を健康状態で判定
2017年11月23日 中日新聞

 被保険者の性別や年齢で保険料が大きく異なるのが生命保険。近年は、喫煙しているかどうかや肥満度、血圧などで健康状態を判定して保険料を割り引く商品が増えてきた。実際の年齢ではなく健康な度合いを年齢の形で示す「健康年齢」で保険料を設定する商品も。たばこを吸わない人が大きく割り引かれる商品が目立ち、消費者側は、自らの生活習慣や健康状態を見直した上で商品選びをするのが賢明だ。

 外資系のマニュライフ生命(東京都新宿区)は、二〇一三年二月に発売した収入保障保険「こだわり収入保障」で健康状態による保険料割引を実施している。被保険者が死亡してから保険期間満了まで毎月給付金が支払われる商品だ。

 割引は二段階。被保険者が三十歳男性といった条件の場合、過去一年以内に喫煙したことがなければ約27%、さらに最高血圧が一四〇未満、最低血圧が九〇未満であれば、割引率は約33%に上がる。喫煙歴については、唾液を採取して器具を使った検査で調べるという。血圧については健康診断データの提出、もしくは同社指定の医療機関で測定してもらう。同社の広報担当者は「割引率が高く、人気商品です」と話す。

 健康状態による保険料割引は外資系や損害保険会社系など社歴の浅い生保会社が力を入れてきたが、最近では大手生保も参入を始めている。

 第一生命グループのネオファースト生命(東京都品川区)は十月、がんや生活習慣病などで入院した際に一時金を出す医療保険で、健康診断結果などを基に算出した「健康年齢」によって保険料を決める「ネオde健康エール」を発売した。同じ年齢でも「健康年齢」が若ければ、保険料は安くなる。

 相次ぐ健康状態による保険料割引。健康かどうかのチェックポイントで、生保会社が最も重視しているのが、喫煙習慣だ。厚生労働省によると、男性の肺がん死亡率は喫煙者が非喫煙者の約四・五倍で、喫煙による健康被害の大きさは明確だからだ。さらに近年は、肥満度を示す体格指数(BMI)や血圧、血液検査データなども判断材料にする会社が増えている。

 契約の際には、喫煙歴や健康診断の結果を参考に割引の対象者を選別。「喫煙者」「非喫煙者」「標準体」「優良体(健康体)」の区分に分けて保険料を設定しているケースが多い=図参照。重視されるのは喫煙歴で、各社によって仕組みに違いはあるが、健康診断の結果がいい「優良体」でも喫煙していれば、割引がないケースもある。

 加入後に、健康状態を改善するための取り組みで契約者が得をする仕組みを考える動きも。東京海上日動あんしん生命(東京都千代田区)が八月に発売した医療保険「あるく保険」では、契約者に毎日の歩数を測定してもらい、一日当たりの平均歩数が八千歩以上などの条件を満たせば、歩数に応じて保険料の一部が返還される健康増進還付金制度を設けた。

 生命保険に詳しい名古屋市のファイナンシャルプランナー(FP)の若尾和義さんは「生命保険の割引から健康寿命を意識することは重要。禁煙した後に割引のある生命保険に加入し直すことも検討してもいいのでは」と話す。
 (白井康彦) 


  人生百年、定年は何歳? 勤労感謝の日に考える
2017年11月23日 中日新聞

 寿命が延び、生きる時間が増えています。とりわけ会社員には、いつまで、どんな仕事を続けるか。働く人にも企業にも定年延長は考えるべき課題です。

 長谷川町子さんの漫画「サザエさん」に登場する波平さん、年齢をご存じですか。

 五十四歳です。

 もっと年配に見えます。実はもともとの舞台となった戦後まもなくの時期は五十五歳が雇用者の定年年齢、平均寿命も男性で六十歳ぐらいでした。今は男女とも八十歳を超えています。「人生百年」を迎えつつある。そんな時代です。

 現在の定年制度はどうなっているでしょうか。法律では六十歳以上と定められている。多くの職場では六十歳ではないでしょうか。

 さらに希望者には六十五歳までの雇用を企業に義務付けています。企業の八割が退職した後に再雇用する継続雇用制度を導入、定年の延長や廃止はわずかです。

米英では定年を廃止
 働く期間の延長は世界の潮流のようです。フランスは既に定年は七十歳、公務員も六十七歳まで引き上げます。スウェーデンは六十七歳にしました。ドイツも年金支給年齢の引き上げに合わせるようです。

 米国は一九八六年に、英国は二〇一一年に定年を廃止しました。理由は明快、年齢差別の禁止です。やる気や能力があるのに年齢を理由に働く機会を奪うのはそもそもおかしいという。定年があると思っている身には新鮮に聞こえます。

 定年のない働き方とはどんなものでしょう。米国は自助の社会で働くしかないことも背景にありますが、ニッセイ基礎研究所の金明中・准主任研究員は「いつまでも働けるので五十歳で会社を辞め勉強して医師や弁護士になる人もいます。こうした職業は年配者がやると思われている面もある」と話します。引退は自分で決める。

 日本のシニアはどうでしょうか。内閣府の高齢社会白書によると、六十歳以上の28・9%が「働けるうちはいつまでも」と考えています。「六十五歳くらいまで」「七十歳くらいまで」などを合わせると約七割が働く気満々です。

 しかし、現実はというとその能力を生かしやりがいを持って働けているとは言い難い。継続雇用制度は、退職後に嘱託など非正社員として雇用する。多くは補助的な仕事で職責は低下、働きぶりに関係なく賃金は正社員時より下がります。雇用の保障が目的で「福祉的雇用」と言われたりします。それまでの実績を軽視されたような複雑な気持ちにもなります。

管理職だけじゃない
 定年延長は正社員として働き続けることです。能力や成果に基づいて賃金をもらい、企業への貢献が求められます。年金をもらう側ではなく、支える側にもなる。

 二つ課題があります。
 まず賃金です。働く期間が長くなる分、人件費がかさみます。企業の負担が増える。四十代くらいから賃金の上昇を抑えるのか。労使で合意することが必要ですが、簡単ではない。

 定年のなかった韓国では一三年に六十歳以上と定めました。それまでは五十代で辞める人が多かった。定年導入で働く期間は延びたが賃金が減ることになり労働組合から反発がでているそうです。

 二つ目はシニアのやる気と技能をどう維持するかです。これは企業だけでなく実は、働く本人の意識変革が必要です。欧州では職種ごとに仕事に就くので専門的な仕事を長く担えます。

 一方、多くの日本の会社員はさまざまな仕事をやります。五十代になり管理職になれなかったり、定年前に管理職から外れると途端にやる仕事が限られます。やる気も下がる。このまま定年延長されてもつらいばかりだし、企業も経営成果に結び付きにくくなる。

 管理職以外にやる気を持って取り組める仕事、例えば専門職などを選べる道が必要になります。

 一般に働く人には、希望する仕事を自分で選び、仕事を通じて幸福を追求する権利がある。これを「キャリア権」と呼ぶ考え方があります。すべての人が意欲的に働き社会を支える。その実現に必要な理念ではないでしょうか。

「キャリア権」の時代へ
 この考えの普及活動をするNPO法人「キャリア権推進ネットワーク」の吉田修広報・事業部長は「キャリアを選び取ろうとする人は企業にも貢献できる。何をやるのか企業と話し合えば能力を生かせる職場が見つかり、企業の人事権と対立しない」と指摘します。

 もちろんシニアにも強みはあります。経験や技能、人脈は年の功がモノを言う。若い同僚のサポートをすることで弱点を補い合える。実は、長寿化は高齢期ばかりを延ばしました。シニアの働き方を見直す時機が来ています。 


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11月22日(水)のつぶやき

2017-11-23 02:04:32 | 花/美しいもの
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無農薬富有柿の到来/蜂蜜入りの柿ジャムづくり。美味しい中華レディスランチも。

2017-11-22 20:47:23 | 梅仕事/手作りしょくひん
大野町の姉から無農薬の富有柿を収穫したと連絡があったので、
さっそくもらいに行ってきました。

姉の家族は富有柿の生産者なのに柿を食べないし、
もう商品として出荷もしてないので、秀品から熟柿まで
コンテナ5杯分くらいいただいてきました。
  
傷の無い柿は、保存がよければお正月ごろまで美味しく食べられるのですが、
熟したものや傷があるものは、日に日に柔らかくなっていくので、
帰ってすぐに柿ジャムに加工することにしました。

熟柿はスプーンですくって鍋に入れて、
蜂蜜と甜菜糖をくわえて10分ほど煮ます。

柿が溶けて形がなくなったら、紅玉リンゴと柚子酢をくわえて、
味見をしながら、さらにかき混ぜながら弱火で煮ます。

柿ジャムは甘みが強いのですが、柿だけだと味がぼけるので、
柚子とリンゴを入れると、ほんのりと酸味がして味が整います。
火を止めて一晩おいたら、リンゴもほどよく溶けていました。

かき混ぜた時に鍋の底が見えるまで弱火で煮つめて、
仕上げに塩を一つまみ入れて、
熱いうちにビンに詰めて、柿ジャムのできあがり。

さっそく朝ごはんの全粒粉パンに、
無農薬柿ジャムをたっぷりつけて食べました。


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柿をもらいに行ったばかりの姉が、
長良の姉のところに柿を届けに来るというので、
久しぶりに、3人でいっしょにランチを食べることにしました。

ゆっくり話せるようにと岐阜グランドホテル1階の
中華料理の「華川」に、お昼前に集合。
ちょっと奮発して、お料理がコースで出てくる
レディスランチを食べました。











前菜からデザートまで、うす味でおいしかったです。

お腹いっぱいでお料理は大満足だったのですが、
積もる話しは尽きず、フロントロビーで珈琲を飲みながら、
おしゃべりの続きをしました(笑)。

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11月21日(火)のつぶやき

2017-11-22 02:04:34 | 花/美しいもの
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代表質問始まる 野党の追及が物足りぬ/説得力競いあう論戦に/自民も不満をのぞかせた/真っ赤な完熟ピーマンパスタ。

2017-11-21 21:17:17 | 花/美しいもの
畑で枝についたまま完熟したピーマンを、
根っこごとひきぬいてきて、通路で干しています。。

完熟して赤くなると甘みが増して、
栄養価も高くなるので、よい保存方法を考え中。



とりあえず、少し取ってきて、お昼ごはんに、
完熟ピーマンでパスタをつくりましょう。

ニンニク、タマネギ、完熟ピーマンを炒めて、
サラミとエビも加えます。

トマト缶を一缶入れてソースをつくり、
底にゆでたパスタを入れて、手早く混ぜます。

チーズを振って、
はい。完熟ピーマンバスタの出来上がりです。

ショウガは三日目。
晴れたので車の上で天日干し。

夕方にはカラカラになりました。

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本文中の写真をクリックすると拡大します。

ところで、
衆院選を経て初めての国会。
安倍首相の所信表明演説は聴くに絶えないお粗末な内容だったのですが、
代表質問の答弁も、口先だけで誠実さも感じられず中身もなし。

立憲民主党の枝野さんの質問を聞いて、途中でテレビを消してしまいました。

代表質問野ことを取り上げた新聞3紙の社説です。

  社説:代表質問始まる 野党の追及が物足りぬ  
2017年11月21日 中日新聞

 安倍晋三首相の所信表明演説に対する各党代表質問が始まった。新たに結成された立憲民主党と希望の党にとっては初めての登壇だったが、森友・加計両学園の問題は追及不足ではなかったか。

 まず登壇したのは、十月の衆院選で野党第一党になった立憲民主党の枝野幸男代表。続いて自民党の岸田文雄政調会長、希望の党の玉木雄一郎代表が質問に立った。

 衆院選直前に結党された立憲民主と希望の代表はまず自らの党がどんな社会を目指すのかを説明し、首相に質問した。

 自らの立ち位置を明確にした上で、内閣の方針をただすのは当然ではある。しかし「批判ばかり」という指摘を恐れてか、政権の問題点を鋭く突くというよりは、提案型の質問になった感がある。

 特に気になったのは、学校法人「森友」「加計」両学園をめぐる問題への言及である。

 両学園の問題について、枝野氏は「まっとうな民主主義のためには適切な文書管理と徹底した情報公開が不可欠だ」と指摘し、玉木氏も「これらの問題について国民がいまだに疑問を持っている最大の原因は、情報公開が恣意(しい)的に行われているからだ」と追及した。

 これらがいまだ解明に至っていないのは、政府が適切な文書管理と情報公開を怠ってきたことも大きな要因ではある。両党の指摘通り、文書管理と情報公開のあるべき姿を探るのは当然だ。

 しかし、この問題の本質は、公平・公正であるべき行政判断が、首相の意向や官僚の忖度(そんたく)で歪(ゆが)められたか否かにほかならない。

 報道各社の世論調査では、学校法人「加計学園」による獣医学部新設の認可に反対する人や納得していない人は、賛成する人や納得している人よりも依然、多い。

 国民が感じることや素朴な疑問を、国民の代表として政府にただすのは国会議員の役割だ。特に野党にとっては、政権の選択肢を示すと同時に、権力監視が重要な使命であることをいま一度、肝に銘じ、国会審議に臨むべきである。

 岸田氏はこの問題について「国民に疑問の声がある以上、誠意を持って丁寧に説明することが重要だ」とただし、首相は「丁寧な説明を積み重ねてきた。今後もその考え方に変わりない」と応じた。

 首相がその言葉を違(たが)えることなく、謙虚な姿勢で、丁寧な説明に努めるのか否か。きょう以降の代表質問や委員会審議などでの答弁や対応を見つつ、判断したい。


 社説:代表質問 説得力競いあう論戦に
2017年11月21日 朝日新聞 

 衆院で代表質問が行われ、特別国会の論戦が本格化した。

 「多様性を認め合い、困ったときに寄り添い、お互い様に支え合う社会」

 野党第1党の立憲民主党の枝野幸男代表は、めざす社会像を描くことに時間を割いた。

 巨大与党に「多弱野党」が挑む国会だ。行政府を監視し、政治に緊張感を生む。立法府の使命を果たすために、民意をつかむ主張ができるか、野党各党の説得力が問われる。

 希望の党の玉木雄一郎代表は「寛容な改革保守」を掲げた。

 「私たちは憲法論議を正しくリードしていく」とも語った。安倍政権と厳しく対峙(たいじ)する立憲民主党に比べ、政権との距離の近さを印象づけた。

 一方で、枝野、玉木両氏の主張は、同じ民進党出身だけに共通点も目についた。

 ともに「原発ゼロ」を掲げ、来年の通常国会に関連法案を提出するとした。憲法改正でも立憲主義を重視し、内閣の衆院解散権の制限には前向きな一方、首相がめざす自衛隊の9条明記は批判する。

 性急な野党再編は現実的でないにしても、野党がばらばらなままでは十分な力は発揮できない。立法作業など可能な部分でできるだけ協力すべきだ。

 安倍首相の答弁は、所信表明演説で野党に呼びかけた「建設的な議論」とは程遠かった。

 衆院選でみずから「国難」と強調してきた北朝鮮情勢や少子化問題について、具体的に問われても、紋切り型の政府方針を繰り返すばかり。野党を挑発する物言いは影を潜めたものの、議論を深めようという姿勢は見られなかった。

 日米首脳会談で「日米が百%ともにある」とまで明言したのは、軍事行動も含め行動をともにするのか――。玉木氏にそうただされた首相は直接答えなかった。

 野党の質問時間を減らそうとする自民党の動きを枝野、玉木両氏に批判されても「国会が決めること」とかわした。

 森友・加計学園の問題では自民党の岸田文雄政調会長が「国民に疑問の声がある以上、誠意をもって丁寧な説明を」と促したが、首相は「国会や衆院選の討論会で丁寧に説明した。今後もその考え方に変わりはない」などと語るにとどめた。

 代表質問はあすまで続き、来週は予算委員会が予定されている。一問一答式の予算委はより議論を深めやすい。

 民意に届く説得力ある主張をするのはどの党か、それとも政府か。骨太の論戦に期待する。


 社説:首相演説への代表質問 自民も不満をのぞかせた  
2017年11月21日 毎日新聞

 2人の野党新代表以上に注目すべきは、自民党の岸田文雄政調会長の質問だったのではないか。

 安倍晋三首相の所信表明演説に対する各党の代表質問がきのう始まり、先の衆院選直前に結党した立憲民主党の枝野幸男、希望の党の玉木雄一郎両代表と、「ポスト安倍」をうかがう岸田氏が登壇した。

 代表デビュー戦となる枝野、玉木両氏の質問は、それぞれの党が何を目指すのかをアピールするのに多くの時間が費やされた。

 久しぶりの衆院本会議での論戦であり、憲法改正、北朝鮮問題、先の日米首脳会談、教育無償化--など多岐にわたる質問項目を網羅せざるを得なかった事情もあるだろう。

 だが、散漫になった印象は拭えない。特に不十分だったのは森友学園や加計学園の問題だ。両氏とも公文書管理や情報公開の必要性には言及したが、行政の手続きがゆがめられたのではないかという核心にはほとんど触れなかったからだ。

 「疑惑追及ばかりをしているのではない」と言いたいのかもしれないが、これでは追及を断念したのではないかと思われても仕方がない。

 逆に首相を諭すように「国民の間に疑問の声がある以上は引き続き誠意を持って丁寧に説明していくことが重要」と指摘したのが岸田氏だ。最近の「安倍1強」体制の中では異例の質問だったと言っていい。

 岸田氏は、衆院選は「政策、公約がないがしろにされた」とも明言。野党の混乱を批判するのが主眼だったとはいえ、突然の衆院解散で準備不足のまま公約作りを迫られたことに不満をのぞかせた。

 加えて「野党や国民に上から目線で臨むようでは、国民の信を失う」などと述べたのは、とかくおごりが目立つ安倍首相への批判と受け取れる発言だった。

 「ポスト安倍」候補の岸田氏には安倍首相との違いを示す狙いもあろう。だが全てが首相官邸主導で進むことに自民党の不満がたまっている表れであるのは間違いなさそうだ。

 対する首相の答弁は野党に対してはもちろん、岸田氏の質問にも素っ気なかった。こうした姿勢が続けば自民党内の批判が強まる可能性もある。首相はまさにそれを謙虚に受け止めるべきだろう。


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11月20日(月)のつぶやき

2017-11-21 02:03:42 | 花/美しいもの
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