みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

支持率下がる 政権に厳しい国民の目/自民党総裁選 1強になびく危うさ/安倍3選ありきでなく

2018-07-26 18:18:01 | ほん/新聞/ニュース
昨日はパートナーのバースディだったので、
プレゼントのお花をテーブルの上に置いてパチリ。

ふと気が付くと花かごの水がカラっぽ。
急いで水をたっぷり入れて、花が生き返りました(笑)。

鶏むね肉があるので、けいちゃんと合わせて下味をつけて、

玉ねぎとキャベツでをたっぷり入れて炒めて、

鶏むね肉のけいちゃんみそ味を作りました。

↓同じ鶏むね肉のけいちゃんですが、
入れた野菜は玉ねぎとナスをアレンジしました。


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報道各社の世論調査で安倍政権の支持率は下がっているですが、
自民党総裁選は、安倍に代わる人がいない。
そんな閉塞的な政治状況がわかる社説を集めました。

   社説:支持率下がる 政権に厳しい国民の目
2018年7月24日 中日新聞

 通常国会の閉会を機に行われた報道各社の世論調査で、内閣支持率が下がった。「カジノ法」などを強引に成立させた安倍内閣に対する不信感の表れだろう。政権は重く受け止めるべきである。
 通常国会の閉会を受けて、政局の焦点は九月の自民党総裁選に移った。しかし、連続三選を目指す安倍晋三総裁(首相)には手厳しい結果だったに違いない。
 共同通信社が二十一、二十二両日実施した全国電話世論調査によると、内閣支持率は43・4%で六月十六、十七両日の前回調査から1・5ポイント下落した。
 報道各社が同時期に行った世論調査の内閣支持率を見ると、産経新聞が2・5ポイント、日本経済新聞が7ポイントのそれぞれ下落。読売新聞は前月の調査と同じだったが、二カ月連続の上昇から一転、上げ止まった。国民が再び安倍政権に厳しい目を向け始めたのではないか。
 要因の一つは、カジノ解禁を含む統合型リゾート施設(IR)整備法や「働き方」関連法、参院定数を六増やす改正公職選挙法など国民の反対が根強い法律を強引に成立させた政権の横暴にある。
 共同通信の世論調査ではこれらの法律に、いずれも「反対」「評価しない」「問題だ」との否定的な答えが半数を超える。国民に背を向け「数の力」で押し通す国会運営を厳しく反省すべきだろう。
 もう一つの要因が、森友、加計学園をめぐる問題だ。次期国会でも追及すべきだとの答えは45・7%、追及する必要はないは49・3%とほぼ拮抗(きっこう)するが、公平、公正であるべき行政判断が首相の影響力で歪(ゆが)められたのか否か、真相は依然、明らかになっていない。
 首相自身も二十日の記者会見で「首相の立場が周囲に与えうる影響を常に意識し、慎重な上にも慎重に政権運営に当たらなければならない」と自らの強い影響力を認めた。ならば国会での解明に積極的に協力すべきではなかったか。
 与党も首相に遠慮せず、国会に与えられた国政調査という崇高な使命を果たさなければならない。
 内閣支持率が40%台にとどまるのは安倍氏に代わる首相候補が見当たらないことと無縁でない。内閣支持理由で最も多いのは「ほかに適当な人がいない」だ。
 安倍首相の陣営は総裁三選に自信を深めるが、政治の現状に対する危機感が自民党内で語られなければ、安倍政権の横暴に歯止めはかけられまい。自民党総裁選をその契機とすべきだ。果敢な挑戦者の出現に期待したい。 


 社説:自民党総裁選 1強になびく危うさ
2018年7月26日 朝日新聞
 
 自民党の岸田文雄政調会長が9月の総裁選に立候補せず、安倍首相の3選を支持する考えを表明した。
 首相は既に、自らの出身派閥の細田派に加え、麻生、二階派の支持を得ている。第4派閥の岸田派を加えれば、党所属国会議員の6割に達する。
 5年7カ月に及ぶ長期政権の下、我も我もと「安倍1強」に付き従う姿は、闊達(かったつ)な論争が失われた党の姿を映し出す。
 「安倍総理と私は、政治理念とか、政策についても異なる部分がある」
 岸田氏は記者会見でそう語った。ならば総裁選に出て、堂々と議論すべきだった。お互いの政策を鍛え、党内外の理解も深める機会となったはずだ。
 安倍政権で4年半にわたって外相を務めた岸田氏は、昨夏から閣外に出て「ポスト安倍」候補と見られてきた。今春には派閥としての政策骨子を発表し、「トップダウンからボトムアップへ」「多様性を尊重する社会へ」など、首相との違いを強調していた。
 だが結局のところ、不出馬の決断で1強政治の継続を肯定したことになる。
 背景には人事での処遇をちらつかせる党内の権力闘争があるのだろう。安倍氏を支える麻生副総理兼財務相は先月、「(総裁選で)負けた時には冷遇される覚悟をもたねばならない」と揺さぶりをかけた。
 こんな発言がまかり通ること自体、1強のおごりを示しているというほかない。
 従う者は厚遇され、意に沿わないものは冷や飯を食う。森友・加計問題で、行政の公正性と政治への信頼を損なった忖度(そんたく)の構造が、官僚だけでなく、選挙で選ばれた国民の代表たる国会議員の間にも根を広げているのは憂うべきことだ。
 衆参両院で過半数を占める自民党の総裁選は、事実上の首相選びである。
 首相が3選されれば、戦前、戦後を通じて在任期間が最長となる可能性も出てくる。強引な国会運営にしろ、政権をめぐる疑惑の放置にしろ、1強政治の弊害が誰の目にも明らかな今、総裁選で示される自民党の選択は極めて重い。
 党内では石破茂元幹事長らが出馬の意向をみせており、前回2015年のような無投票にはならない見通しだ。どこまで政策論争が深まるか、党員・党友による地方票の行方とともに注視したい。
 1強の裏に広がるのは、活力なき政治だ。一人の権力者になびくだけの現状は危うい。


 社説:自民党総裁選 安倍3選ありきでなく
2018年7月26日 中日新聞

 安倍晋三総裁(首相)が連続三選を目指す九月の自民党総裁選。安倍氏優位とされるが、「安倍政治」の是非を問う機会でもある。三選ありきでない、複数候補による活発な政策論争を期待したい。
 自民党総裁選は三年に一度行われる。三年前の二〇一五年は無投票で安倍氏の再選が決まった。選挙戦になれば六年ぶりだ。
 岸田文雄政調会長が立候補見送りを表明したため、現職の安倍氏と石破茂元幹事長との対決が軸となる。野田聖子総務相も立候補を目指すが、推薦人集めが難航しているとの見方もある。
 衆参両院で多数を占める政権与党の党首選は、事実上の首相選びだ。一政党内の手続きでも、党員以外の多くの国民の目が光っていることを忘れるべきではない。
 仮に安倍氏が連続三選を果たせば、最長で二一年九月まで首相を務めることができる。第一次内閣の一年間と合わせれば、在任期間が戦前、戦後を通じて最長となる可能性すら出てくる。しかし、すでに長期政権の弊害が顕在化していることを直視する必要がある。
 第二次内閣発足から五年半がたった。首相官邸に人事権を握られた官僚が、権力中枢に忖度(そんたく)するようになったのではないか。首相らによる関与の有無が問題となった森友、加計両学園をめぐる問題はその弊害の表れだろう。
 一方、衆院小選挙区制や政党交付金制度で、選挙での公認権や政治資金の配分権が政権中枢に過度に集まり、与党議員が首相官邸にものが言えない雰囲気ができつつある。それは三権分立という民主主義の原則を脅かしかねない。
 特定秘密保護法や安全保障関連法、「共謀罪」法、「カジノ」法など、国民の間で反対や懸念が強い法律を強引に成立させた安倍政権の政治手法の問題もある。成長重視の経済政策の妥当性も問われるべきだろう。総裁選では、こうした「安倍政治」そのものを争点に位置付けるべきである。
 安倍氏の陣営は出身派閥の細田派や麻生、岸田、二階各派などの支持を得て、国会議員票の七割近くを固めたとされる。政権安定という大義のほか、閣僚や党役員などのポスト確保という思惑があるのだろうが、そうした「派閥の論理」にはうんざりだ。
 今回から制度が見直され、党員・党友ら地方票の重みが増した。政治に新たな地平を開くのはいつも地方の声だ。党員以外の意見にも耳を傾け、より国民に近い立場から首相選びに参画してほしい。 


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7月25日(水)のつぶやき

2018-07-26 02:01:44 | 花/美しいもの
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LGBT 自民の認識が問われる/杉田水脈議員の差別思考 国民の代表とは呼べない

2018-07-25 21:17:20 | ほん/新聞/ニュース
パートナーのバースディなので、
お昼ご飯と買い物がてらマーサ21に行きました。
ランチはパステルのパスタ。

量が変わっても値段は同じなので、彼は大盛のLわたしはM。
 
夕ご飯はお魚を食べたいということで、
鮮魚売り場に行ったのですが、
お刺身は手ごろなよいものがなかったので買わずに、
タコとしめさば、ローストビーフのみ。
けっきょく冷凍してあった藁焼きかつおを戻してたたきにしました。

サーモンとタコと新玉ねぎのマリネも。


畑でとれたじゅうろくささげとお揚げを炒め煮にしましょう。

ササゲと揚げは相性がよく、パートナーの好物です。
 




畑でとれた大浦ゴボウのきんぴら。



寺町畑のスイートバジルは乾燥ハーブにします。
  

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  社説:LGBT 自民の認識が問われる  
2018年7月25日 朝日新聞

 性的少数者をあからさまに差別し、多様な性のあり方を認めていこうという社会の流れに逆行する。見過ごせない見解だ。
 自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(比例中国ブロック)が「『LGBT』支援の度が過ぎる」と題した月刊誌「新潮45」への寄稿で、同性カップルを念頭にこんな持論を展開した。
 「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか」
 異性のカップルであっても、子どもを産むか産まないかは、個人の選択である。それを「生産性」という観点で評価する感覚にぞっとする。歴史的に少数者を排除してきた優生思想の差別的考えとどこが違うのか。
 杉田氏は、日本は寛容な社会で、LGBTへの差別はそれほどないという見方も示した。事実誤認もはなはだしい。学校や職場、地域での偏見や差別は各種の報告で明らかだ。
 さまざまな性的指向を認めれば、「兄弟婚を認めろ、親子婚を認めろ、それどころかペット婚や、機械と結婚させろという声も出てくるかもしれません」という主張に至っては、噴飯物というしかない。
 同じ自民党内の若手議員から「劣情をあおるのは政治ではなくて単なるヘイト」といった批判があがったのも当然だ。
 ただ、こうした認識は党内で共有されていないようだ。
 驚いたのは、きのうの二階俊博幹事長の記者会見である。
 「人それぞれ政治的立場、いろんな人生観がある」「右から左まで各方面の人が集まって自民党は成り立っている」
 杉田氏の見解を全く問題視しない考えを示したのだ。
 自民党はもともと伝統的な家族観を重んじる議員が多い。しかし、国内外の潮流に押される形で、昨秋の衆院選の公約に「性的指向・性自認に関する広く正しい理解の増進を目的とした議員立法の制定を目指す」と明記、「多様性を受け入れていく社会の実現を図る」と掲げた。杉田氏の主張は、この党の方針に明らかに反する。
 杉田氏はSNSで自身への批判が広がった後、ツイッターで「大臣クラス」の先輩議員らから「間違ったこと言ってないんだから、胸張ってればいいよ」などと声をかけられたとつぶやいた。こちらが自民党の地金ではないかと疑う。
 少数者も受け入れ、多様な社会を実現する気が本当にあるのか。問われているのは、一所属議員だけでなく、自民党全体の認識である。


 社説:杉田水脈議員の差別思考 国民の代表とは呼べない
毎日新聞2018年7月25日

 これほど非常識なことを言う人物が国会議員であることに驚く。
 「LGBT(性的少数者)のカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」
 自民党の杉田水脈(みお)衆院議員が月刊誌「新潮45」に寄稿したものだ。
 性的指向や障害によって人は差別されてはならない。先進民主主義国に共通する社会規範と言ってよい。
 LGBTへの差別や暴力の解消を国連が呼びかける中、日本も積極的な取り組みを求められているのに、逆に差別を助長するような主張を与党議員が公然と展開した。
 そもそも、子供を持つかどうかで人の価値を測り、「生産性」という経済の尺度で線引きするなど、許されることではない。
 しかも、日本に暮らす全ての人が対象となるのが行政サービスだ。そこからLGBTだけを外せと言わんばかりであり、これはもはや主義・主張や政策の範ちゅうではない。
 特定の少数者や弱者の人権を侵害するヘイトスピーチの類いであり、ナチスの優生思想にもつながりかねない。明らかに公序良俗に反する。
 国民の代表として立法権を行使し、税金の使い道を決める国会議員には不適格だと言わざるを得ない。
 杉田氏はこれまでも、保育所増設や夫婦別姓、LGBT支援などを求める動きに対し「日本の家族を崩壊させようとコミンテルン(共産主義政党の国際組織)が仕掛けた」などと荒唐無稽(むけい)の批判をしてきた。
 「安倍1強」の長期政権下、社会で通用しない発言が自民党議員の中から後を絶たない。「育児はママがいいに決まっている」「がん患者は働かなくていい」など、その無軌道ぶりは共通している。
 杉田氏は2012年衆院選に日本維新の会から出馬して初当選し、14年は落選したが、昨年、自民党が比例中国ブロックで擁立した。安倍晋三首相の出身派閥である細田派に所属している。杉田氏の言動を放置してきた自民党の責任は重い。
 同時に、杉田氏の寄稿を掲載した出版社の対応にも問題があるのではないか。ネット上のヘイトスピーチに対しては、サイト管理者の社会的責任を問う議論が行われている。  


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7月24日(火)のつぶやき

2018-07-25 02:01:31 | 花/美しいもの
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君が代「再雇用拒否」判決 行政の裁量広げすぎでは/強制の追認でいいのか/疑問拭えぬ最高裁判決

2018-07-24 20:50:44 | ほん/新聞/ニュース
梅雨明け10日は暑くて、体にとってはたまらないのですが、
雨が降らないので、梅干しの土用干しにはもってこいの時期。

わたしは今年は梅干しは作らなかったのですが、
ブログでは、毎年この時期。土用干しの記事のアクセスがふえます。

土用干しには最適ですが、雨が降らないので、
一週間も日照りが続くと庭木も枯れてしまうので、
毎日の水やりは欠かせません。
水を欲しがる花木には、移動式のスプリンクラーで水やり、
鉢物には、ホースで水やりをしています。
ランにも朝夕、葉水をやっていますが、
その管理がよかったのか、胡蝶蘭に2輪目の花が咲きました。



種なし金柑ちびまるにも、今年2回目の花が咲いています。



乾燥に強いトマトは、甘みが増して、
毎日食べても追いつかないほど実っています。

タンパク質は畑のお肉、大豆をふんだんに使った
「ざぶとんあげ」のステーキ

両面をパリっと焼いて、お醤油をスプレーしただけ。
シンプルですが大豆のうまみが引き立ちます。

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後半は、君が代「再雇用拒否」裁判の最高裁での原告敗訴の逆転判決。
現政権に忖度したような最高裁判決は、
司法の役割と独立性を放棄したといわざるを得ない。

 社説:君が代「再雇用拒否」判決 行政の裁量広げすぎでは
毎日新聞2018年7月22日

 入学式などで起立して君が代を歌わなかったことが、退職後の再雇用を拒まれる理由になるのか。

 東京都立高校の元教諭22人が都に損害賠償を求めていた訴訟で、最高裁が1、2審判決を覆し、原告側の訴えを退けた。
 判決は、原告らの行為が、式典の秩序や雰囲気を一定程度損ない、式典に参列する生徒への影響が伴うことは否定し難いと指摘した。
 その上でこう述べた。
 当時の再雇用制度は、採用を希望する者を原則として採用しなければならない法令の定めはなかった。勤務成績の評価は任命権者の裁量に委ねられており、不採用は著しく合理性を欠くとは言えない--。
 だが、これでは、採用側の裁量を広く解釈しすぎていないか。
 東京都は2003年、式典での国歌斉唱を教職員に求める通達を出し、拒否者を相次ぎ懲戒処分にした。原告らも、職務命令違反で戒告などの処分を受けた人たちだ。
 君が代斉唱をめぐる処分の可否については決着がついている。最高裁は12年、「戒告より重い減給以上の処分を選択するには、慎重な考慮が必要だ」との判断を示した。この時は停職や減給の処分が一部取り消された。懲戒権者の処分に「行き過ぎ」がないよう一定の線引きをした。
 さらに最高裁は別の判決で「君が代の起立・斉唱行為には、思想・良心の自由に対する間接的な制約になる面がある」とも述べている。
 再雇用は定年後の人生設計を左右する。9割超が再雇用されていた実態もあった。規律違反と不採用という結果の均衡が取れているのか。今回の最高裁判決には疑問が残る。
 日の丸・君が代との向き合い方は人それぞれだ。戦前の軍国主義と結びつける人もいれば、国旗・国歌として自然に受け入れる人もいる。ただし、一方の考え方を力で抑え込めば、最高裁が指摘したように、憲法が保障する思想・良心の自由に抵触しかねない。
 国旗・国歌法が成立したのは1999年だ。当時の小渕恵三首相は国会で、「国旗掲揚や国歌斉唱の義務づけは考えていない」と答弁し、個々人に強制しないと強調した。
 その精神は今後も尊重すべきであり、行政の慎重な対応が必要だ。


  社説:君が代判決 強制の追認でいいのか
2018年7月20日 朝日新聞

 憲法が定める思想・良心の自由の重みをわきまえぬ、不当な判決と言わざるを得ない。
 入学式や卒業式で君が代が流れる際、起立せずに戒告などの処分を受けた都立高校の元教職員22人が、それを理由に定年後の再雇用を拒まれたのは違法だと訴えた裁判で、最高裁はきのう原告側の敗訴を言い渡した。
 理由はこうだ。
 再雇用はいったん退職した人を改めて採用するもので、その決定にあたって何を重視するかは、雇う側の裁量に任される。原告らが不合格となった06~08年度当時は、希望者を全員再雇用する運用もなかった――。
 物事の本質に踏みこまない、しゃくし定規な判断に驚く。
 戦前の軍国主義と密接な関係がある日の丸・君が代にどう向きあうかは、個人の歴史観や世界観と結びつく微妙な問題だ。
 二審の東京高裁はその点を踏まえ、「起立斉唱しなかっただけで、不合格とするような重大な非違行為にあたると評価することはできない」と述べ、都教委側に損害賠償を命じていた。この方が憲法の理念に忠実で、かつ常識にもかなう。
 原告たちが長年働いてきた教育現場から追われたのと同じ時期に、都教委は、別の理由で減給や停職などの重い処分を受けた教職員を再雇用した。さらに年金制度の変更に伴い、希望者を原則として受け入れるようになった13年度からは、君が代のときに起立斉唱せず処分された人も採用している。
 都教委が一時期、教職員を服従させる手段として、再雇用制度を使っていたことを示す話ではないか。そんな都教委のやり方を、きのうの判決は結果として追認したことになる。
 最高裁は11年から12年にかけて、日の丸・君が代訴訟で相次いで判決を言い渡している。起立斉唱の職務命令自体は憲法に反しないとしつつ、「思想・良心の自由の間接的な制約となる面がある」と述べ、戒告を超えて減給や停職などの処分を科すことには慎重な姿勢を示した。再雇用をめぐる訴訟でも、教委側の行きすぎをチェックする立場を貫いて欲しかった。
 個人の尊厳を重んじ、多様な価値観を持つことを認めあう。そういう人間を育て、民主的な社会を築くのが教育の使命だ。そして、行政や立法にそれを脅かす動きがあれば、権限を発動してストップをかけることが、司法には期待されている。
 その両者が役割を果たさなければ、社会から自由や多様性は失われる。この判決を受け入れることができない理由である。


 社説:君が代訴訟 疑問拭えぬ最高裁判決
2018年7月23日 北海道新聞 

 教育現場が萎縮しないか気がかりだ。
 学校の式典で君が代を斉唱する際に起立せず、それを理由に再雇用されなかった東京都立高校の元教諭22人が都に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁が元教諭側敗訴の判決を言い渡した。
 再雇用を拒否したのは都教委の裁量権の逸脱・乱用に当たるとして賠償を命じた一、二審判決に比べ、強い疑問が拭えない。
 戦争の記憶などと相まって、君が代や日の丸についてはさまざまな考え方があろう。
 大切なのは異なる意見を認め合うことであり、斉唱や起立を強制したり、処分の対象にすることではないはずだ。
 教育行政も判決を司法のお墨付きと受け止めず、現場の多様性を尊重してもらいたい。
 元教諭は卒業式や入学式で日の丸に向かって起立し、君が代を斉唱するよう求めた学校長の職務命令に従わず、2004~08年に戒告や減給の懲戒処分を受けた。
 その後、定年退職に伴って再雇用を申請したが、処分を理由に認められなかった。
 最高裁は「職務命令違反は式典の秩序や雰囲気を一定程度損なう。再雇用すれば、元教諭らが同様の違反行為に及ぶ恐れがある」と、都の対応を容認した。
 しかし、「内心の自由」は憲法が保障する権利である。思想や信条に基づく行為に不利益を課す場合、相当の理由や慎重さが求められるのは当然だ。
 一、二審判決がそうした原則を考慮し、「式の進行を妨害したわけではなく、職務命令違反を不当に重く扱うべきではない」と判断したことこそ妥当だろう。
 今回の判決は事の本質から目を背けているのではないか。
 忘れてならないのは、最高裁が過去の同種裁判で積み上げてきた慎重な判断である。
 職務命令は思想、良心の自由を保障する憲法に反するとは言えないとしながらも、間接的な制約と認め、処分は抑制的であるべきだとの考えも示している。
 行政の行き過ぎにクギを刺す狙いがうかがえる。
 今回の判決は従来の枠組みから大きく後退している。
 君が代や日の丸を巡る問題で、教育現場が息苦しくなるようなことがあってはならない。
 子どもたちに多様な価値観が共存する意義を教える。そうした教育を推進するためにも、行政には柔軟な対応が求められよう。


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7月23日(月)のつぶやき

2018-07-24 02:01:02 | 花/美しいもの
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暑さが招く精神不調=東京大教授、精神科医 佐々木司/初物コウセキウリ。音更大袖振大豆と岩手みどり豆

2018-07-23 18:14:35 | ほん/新聞/ニュース
今日は二十四節気の大暑(たいしょ)。
「一年中で一番暑い時」です。
岐阜県多治見市では40.7℃。
埼玉県熊谷市では41.1℃で日本歴代最高気温を更新したそうです。

暑いときに食べるとおいしいのがウリ類。
家の西の畑で収穫した初物コウセキウリ。

冷蔵庫で冷やしていただきます。

香りもよく、さっぱりとした甘さでおいしいです。



名鉄百貨店の北海道展で音更大袖振大豆を仕入れてきました。
岩手みどり豆は富澤商店。

音更大袖振大豆/音更食のモデル実行協議会
◇音更町の大豆
 音更町で初めて大豆が植えられたのは明治16年と言われており、これは芋や麦より早かった事になります。
 日本の大豆生産を担ってきた音更の大豆ですが、水田転作の大豆が増えていく中で北海道では3番目の作付面積となりました。
 現在の主力品種はユキホマレで音更の作付面積の半分以上を占めています。あとは音更大袖や黒豆のいわいくろ、納豆用の小粒大豆ユキシズカなどです。
◇音更町で生まれた音更大袖振大豆
 なかなか地名が付いた豆にはお目にかかれませんが、音更大袖振大豆は誕生から既に60年を超えて栽培されているレジェンドな作物です。
 音更町中音更地区の故・川元豊一さんが種皮が緑色の青大豆(流通業者は大袖振と呼んでいた)の中から大粒で冷害にも強いものを繰り返し選抜し、徐々に町内外で評判になっていきました。
 音更大袖は在来種だったので、道立農業試験場における品種比較試験により、平成3年になって優良品種に採用されました。
 品種名は音更大袖ですが、流通段階での銘柄名は音更大袖振大豆となります。
◇音更大袖振大豆のウリは
「甘くておいしく、健康にも期待できる」です
 音更大袖振大豆はその甘さから、お菓子の原料として評判が高く、豆腐にしてもおいしい豆腐となるため、日本各地のお豆腐屋さんで音更大袖振大豆が使われています。また、イソフラボンが多く含まれており、健康面でも優れた効果が期待できます。
 地元では、枝豆としておいしく食べられているほかに、音更町ふれあい交流館の加工室を利用した「味噌」作りが盛んです。
 町内の渡部食品が「納豆」や「味噌」として、町内の農協系スーパーが「豆腐」や「納豆」として、「きなこ」「炒り豆」「ドライパック」「茹で大豆」等が音更町物産協会(道の駅おとふけ)やエーコープおとふけ等で売られています。
◇音更大袖茹で大豆
 音更という地名が付いた大豆「音更大袖振大豆」を丸ごと味わってもらうための商品。それが「音更大袖茹で大豆」です。この大豆の大きな特徴は豊富に含まれた栄養成分、その中でもイソフラボンの含有率は日本で作付面積が最大のフクユタカより約3倍もあるのが特徴です。そのうえに糖分が高く甘さがあって、美味しい大豆として評判です。その大豆を手軽に味わうことができるよう、塩加減や茹で方にこだわって作り上げたのが「音更大袖茹で大豆」です。
 そのまま食べても美味しいですし、サラダに加えるだけでよりヘルシーなサラダになります。時間をかけて茹でなければ料理に使えなかった「大豆」が、色々な大豆料理に手軽に使え、毎日の食卓で活躍します。


2種類の大豆を混ぜて、ひたし豆を作りました。

甘さとうまさと栄養たっぷりの大豆が大好きです。

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後半も、暑さに関するの記事です。

  暑さが招く精神不調=東京大教授、精神科医 佐々木司 
毎日新聞2018年7月22日

 とにかく暑い。
 いつもなら「運動しましょう、歩きましょう」と勧めている患者さんにも、今は「この暑さですから無理をしないで」としか言いようがない。暑さによる脱水を心配して尋ねてみると、皆さん、水分補給は心掛けているのだが、塩分補給は忘れている人が多い。中には「血圧が高めなので塩分摂取は控えている」と答えた人もいたが、暑い夏は汗で塩分が大量に失われるので、水分だけでなく塩分補給も必要だ。
 「でも、この話って『メンタル』とは無関係では?」と思ったら、大間違いだ。汗で塩分を失ったのに塩分補給せず水分だけ取っていると、血液の塩分濃度が低下する。これは「低ナトリウム血症」と呼ばれる状態で、吐き気、頭痛のほか、倦怠(けんたい)感や無気力などメンタル面の症状も表れる。私の外来でも、暑さが本格化した先週は、だるさや無気力と吐き気を訴える患者さんが多かった。気候と関係があったのかもしれない。
 なお、重度の低ナトリウム血症では、意識が混乱し錯乱状態になることもある。研修医の頃、そういう患者さんを受け持ったことがある。
 「メンタルの症状だから心が原因」と早合点してはいけない。体の不調が原因の場合もある。暑い夏には低ナトリウム血症のほか、やはり水分とともに失われがちなビタミンB1など水溶性ビタミン不足も起こりやすい。熱中症にも要注意だ。どれも無気力や倦怠感がよくみられる。
 水分・塩分は飲酒でも失われる。アルコールは利尿作用が強いからだ。夏は冷たいアルコール飲料の消費が増すが、大量に摂取すると、暑さを吹き飛ばすどころか、かえって倦怠感が強くなる。
 メンタルの症状が体の問題で起こるのは、夏に限らない。例えば、だるさや意欲の低下は、貧血や甲状腺機能障害などでもよく表れる。低ナトリウム血症もそうだが、これらは血液検査などで比較的簡単に見つけることができる。
 最近では、食生活の偏りによるビタミン不足も問題となっている。暑くて食欲がなくなり、面倒だからと主食だけだったりカップラーメンばかりだったりの食事をしていると、神経も弱ってしまう。もちろん、不規則な生活や睡眠不足の影響も大きい。
 この夏は、サッカー・ワールドカップ観戦での夜更かしと猛暑が重なり、ダブルパンチとなった人も多いだろう。生活に十分注意して夏を乗り切ってほしい。(次回は8月26日掲載)


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7月22日(日)のつぶやき

2018-07-23 02:01:45 | 花/美しいもの
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安倍1強政治の果て 民主主義の根腐れを憂う/みえまぐろ 寿司食べ放題。

2018-07-22 20:47:32 | ほん/新聞/ニュース
名古屋に泊まった時のゆうごはん。
キッテの地下一階にあるお店で、みえまぐろのお寿司食べ放題。

赤身とトロと大トロ、手こね(づけまぐろ)と鉄火で一皿。
食べ終わったら次を注文して何皿食べてもよいというルールです。
生マグロの握りは、さすがとろけるようなおいしさで絶品でした。
鉄火にはほんの少ししかマグロが入っておらず、ご飯の海苔巻き??
ごはんをたくさん食べさせるためについてるのかと思いましたよ(笑)。

まぐろのお寿司のほかは、茶わん蒸しと赤だしが付きます。
お通しとドリンクいっぱいは義務で、別途料金です。

お客さんが多い日だったので注文しても出るのが遅いかも、
ということで時間制限なしにしてもらえました。
一皿食べてすぐに次を注文しておいて、
ふたりで合計6皿いただきました。

ほかには、タカシマヤ12階の江南で、

ラーメンと冷やし中華も食べました。


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後半は、、
今日の朝日新聞の社説、
「安倍1強政治の果て 民主主義の根腐れを憂う」を紹介します。

  社説:安倍1強政治の果て 民主主義の根腐れを憂う 
2018年7月22日 朝日新聞

 憲法が「国権の最高機関」と定めた言論の府の惨状も極まった。安倍1強政治のおごりがもたらした民主主義の危機は一層深まったと言わざるをえない。
 きょう閉幕する通常国会で、政権与党は働き方改革法、参院の定数を6増やす改正公職選挙法、そしてカジノ実施法を次々と強行成立させた。
 一方で、行政の公正性や政治への信頼を深く傷つけた森友・加計問題は、誰一人政治責任を取らぬまま、真相解明はたなざらしにされた。
 巨大与党を従えた長期政権の弊害が、国の統治を根腐れさせようとしている現状を、これ以上見過ごせない。

 ■説明せぬ政権の不実
 行政府を監視し、熟議を通じて、より幅広い国民の理解を得ながら法律をつくる――。そうした国会の機能をこれほど形骸化させた第一の責任は、安倍首相にある。
 昨年の通常国会から追及が続く政権をめぐる問題は、今春以降、新たな局面を迎えた。
 森友学園との国有地取引をめぐっては、財務省による決裁文書の改ざんや交渉記録の廃棄が明らかになった。首相の妻が名誉校長を務めていた学園に特別な便宜が図られたのではないかという疑惑は、国民の「知る権利」を侵し、民主主義の土台を掘り崩す事態にまで発展した。
 加計学園の獣医学部新設では、首相と加計孝太郎理事長が面会し、首相が「いいね」と言ったなどと記した愛媛県の文書が公になった。事実なら、一国の首相がこれまでウソをついていたという深刻な問題だ。
 いずれも、衆参両院の予算委員会や党首討論で再三取り上げられたが、解明にはほど遠い。正面から疑問に答えようとしない首相らの不誠実な姿勢こそが、政策論争に割くべき貴重な時間を空費させた。

 ■抑制と均衡再構築を
 森友問題で国会は、財務省からウソの答弁と改ざん後の文書の提出を受けた。本来なら、与野党の区別なく、立法府一体となって、行政府をたださねばならないというのに、与党がその責任を果たしたとは言い難い。
 与党より政府、とくに首相官邸が力を握っているさまを「政高党低」というが、今の政治状況は、与党だけでなく、国会が丸ごと内閣の下請け機関化しているかのような異常な様相だ。
 安倍1強政治が続くなか、憲法が定める立法・行政・司法の三権分立の基本原理が脅かされている。
 衆院選に小選挙区比例代表並立制を導入した90年代の政治改革や橋本内閣での中央省庁再編などを経て、首相の権限が強化されたことが、1強を支えているのは間違いない。
 この間、それに見合うだけの立法府の改革は進まなかった。一方、参院で与野党が逆転する「ねじれ国会」になると、途端に政府の政策遂行に支障を来す現実もあらわになった。
 今こそ、行政府をチェックする国会の機能強化と、行政府と立法府の間のルールの整備が必要だろう。
 国会最終盤になって、現状に対する危機感からか、国会改革の提案が相次いだ。
 超党派の議員でつくる「『平成のうちに』衆議院改革実現会議」は、党首討論の定例化などを柱とする提言をまとめた。
 立憲民主党は、原発ゼロ基本法案など野党提出法案がほとんど放置されたことを踏まえ、議員提出法案を質疑する定例日を設ける審議活性化策などを打ち出した。
 合意できるものは、速やかに実施に移すべきだ。と同時に、行政府と立法府のチェック・アンド・バランス(抑制と均衡)を再構築するための本格的な論議を与野党に求めたい。

 ■問われる自民総裁選
 通常国会が終わり、9月の自民党総裁選に向けた動きが本格化する。3選を目指す首相は、当面は西日本豪雨などの災害対応を優先し、8月後半に立候補を表明する見通しだ。
 党員・党友による地方票の行方ははっきりしないが、有力派閥の支持をとりつけ、国会議員票の半数以上を固めたとされる「安倍優位」の見方が党内では専らだという。
 驚くのは、首相の3選を前提に、ポストをめぐる皮算用が早くも聞こえてくることだ。首相ら政権中枢の顔色ばかりをうかがう空気が、森友・加計問題で取りざたされる忖度(そんたく)政治の温床になっているのではないか。
 前回3年前の総裁選で、立候補を模索した野田聖子氏は20人の推薦人を集められず断念した。無投票での再選が1強に拍車をかけた。
 次の総裁任期は21年まで。天皇の代替わりや東京五輪を控える。内政・外交とも課題は山積みで、国会審議も含め、政治の闊達(かったつ)な議論が欠かせない。
 多様な価値観をぶつけ合える政治の多元性を取り戻すことができるか。自民党の総裁選でそれが問われる。 


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7月21日(土)のつぶやき

2018-07-22 02:03:17 | 花/美しいもの
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