みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

愛知緊急事態へ 一層強い危機感共有を/首相が緊急事態宣言 危機乗り越える重責自覚を/黄色のレンギョウ花盛り。チューリップ、ビオラ、トキワハゼも。

2020-04-10 22:43:20 | ほん/新聞/ニュース
横浜から戻ってきたら、枝垂れレンギョウが満開になっていました。

家の入り口の目立つところに咲いているので、
遠くからでも黄色の花がよく見えます。

天に向かって伸びるレンギョウの花も
あちこちに咲いています。





西の畑のキウイフルーツの花芽も膨らんできました。

家の前にはミニチューリップ。

ビオラ

パンジー



トキワハゼも花盛り。

地面を這うように増えてきたので、
踏まないように歩いています。

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後半は、
新型コロナウイルスの緊急事態宣言の記事です。
国は4月7日、東京都、大阪府などの7都府県に
「改正新型インフルエンザ等対策特別措置法」に基づく緊急事態宣言を出した。
それに対して、対象にならなかった愛知県が、国に入れるように要請し、
独自の緊急事態宣言を出しました。
これに呼応して、岐阜県、三重県も独自に緊急事態を宣言。
ほかにも京都府にも同様の動きがあります。

  社説:愛知緊急事態へ 一層強い危機感共有を 
2020年4月10日 中日新聞

 愛知県は九日、緊急事態宣言の対象区域に同県を追加するよう政府に要請し、十日には県独自の緊急事態宣言を出す。東京から九州までの大都市圏に対象が拡大する。一層強い危機感を共有したい。
 愛知県の大村秀章知事は九日に記者会見し「三日から感染確認と経路不明の方が増えてきている。この一週間を見れば、相当厳しい状況」と、要請の理由を述べた。
 確かに、政府が緊急事態宣言を出した七日と翌八日に愛知県の感染者は連続で二十人以上を記録し急増している。これ以上、経路が不明な感染者が急激に拡大するのを防ぐため、知事が政府に追加要請したのは妥当な判断であろう。
 政府は速やかに専門家による諮問委員会の意見を聞き、要件を満たしていれば遅滞なく対象区域に追加すべきである。
 すでに対象区域になっている七都府県の中で、兵庫や福岡県などより感染者の多かった愛知県が対象区域に入っていなかったことから、ネットなどに「名古屋飛ばし」などの言葉が飛び交った。
 政府は「感染者が倍増する速度が遅い」など専門家の示した基準に従ったとし、大村知事も「(感染状況の)事実と証拠に基づいて判断した」としていたが、指定から外れたことで、県民に緩みが広がる恐れも指摘されていた。今回の決断はそれを引き締める意味もあろう。
 十日に発出する県の宣言は「すべての不要不急の外出・移動の自粛」など七項目で、基本的に政府の宣言と同内容である。対象区域への追加が決まる前に、独自の宣言を出すことで「より強く県民にお願いできる」と知事は話した。
 愛知県は製造品出荷額が一九七七年以降連続一位。全国の「モノづくり」をけん引する県だ。独自宣言の中でも特に「製造業をはじめ中小企業等の支援」では、県民が少しでも安心できる、きめ細かく具体的な政策を示してほしい。
 政府が慎重姿勢の休業要請について、大村知事は「準備はしているが、国や七都府県と足並みをそろえてやっていく」と述べた。
 だが、休業要請は飲食店などにとって死活問題である。損失補償の有無も含め、地域の実情に十分目配りして進めていくべきだ。
 緊急事態宣言の対象となった都会から感染者の少ない地域への「コロナ疎開」も問題化しつつある。「疎開」は地方へ感染を拡大させる恐れがある。身勝手な行動は厳に慎むべきだ。 


  社説:首相が緊急事態宣言 危機乗り越える重責自覚を 
2020年4月8日 朝日新聞

 住民に大きな負担と緊張を強いる1カ月となろう。安倍首相と各知事は、重い政治責任と説明責任を負った。国民の理解と協力を得て、この危機を乗り越えられるか、政治指導者の覚悟もまた問われることになる。
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、首相がきのう、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態を宣言した。大型連休が終わる5月6日までで、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県が対象だ。

 ■私権を制限する重み
 新型コロナを対象に加える改正特措法の施行から3週間余り。なぜ今、宣言なのか。首相はきのうの記者会見などで、東京、大阪など都市部を中心に感染者が急増し、医療現場が危機的な状況になっていることを理由にあげた。1カ月という期間については、取り組みの効果を確認するために必要だとした。
 首相によるイベント自粛や全国一斉休校の要請は、専門家の判断を仰ぐことなく、唐突になされた。それに対し、今回の宣言の内容は特措法で定められた諮問委員会の意見を踏まえた。首相による国会への事前報告と質疑が行われたことと併せ、その手続きに一定の透明性は確保された。
 首相は海外で行われているような「都市封鎖」にはつながらず、「社会経済機能への影響は最小限にとどめる」と強調した。一方で、他人との接触を「できれば8割、最低でも7割」減らす努力も求めた。
 特措法に基づき、知事の権限で行う外出自粛の要請や商業・娯楽施設などへの休業の要請・指示に罰則を伴う強制力はないとはいえ、やはり法的根拠のある措置は重い。自治体が休止を求める施設はかなり幅広くなりそうで、日々の生活への影響は大きいと言わざるを得ない。
 臨時の病院開設のための土地の強制使用や、医薬品や医療機器の販売の要請・収用など、強制力のある命令もある。
 朝日新聞の社説は、市民の自由や権利を制限し、社会全体に閉塞(へいそく)感をもたらす緊急事態宣言には、慎重な判断が必要だと主張してきた。特措法にも「(自由と権利の)制限は必要最小限のものでなければならない」という「基本的人権の尊重」の項目がある。その重みを十分踏まえた対応を求める。

 ■「不安」拭う対策こそ
 政府は宣言と併せ、過去最大となる事業規模108兆円の緊急経済対策を決めた。コロナ禍の影響が深刻な世帯や中小企業・個人事業主に対する現金給付が目玉である。
 しかし、30万円を受け取れるのは、住民税が課されない所得まで収入が減少するなどした世帯に限られる。中間所得層以上の多くは失業しない限り対象とならない見通しだ。
 個人事業主には100万円、中小企業には200万円を上限に現金を給付するが、売り上げ半減という厳しい条件がつく。既に実施されている融資制度はあるが、借金は返済するのが前提であり、苦境に陥った事業者らが背負える金額には限界がある。不安の払拭(ふっしょく)に向けた一歩ではあるが、十分とは言い難い。
 自粛要請と補償は一体であるという野党などの主張に対し、政府は一貫して否定的だ。しかし、そこで働く人の雇用と生活を守ることを最優先に、できる限りの手当てをすることは、感染拡大の機会を確実に減らすことにもつながるはずだ。

 ■信頼の礎は情報開示
 宣言は1カ月で終わるのか。どんな状況になったら出口が見えるのか。その目安を示すのも政治の責任である。
 首相はきのう、1日あたりの新規感染者数をクラスター対策が可能なレベルまで低減できれば、感染者の爆発的増加の可能性は相当程度、低下するとの見方を示したが、その具体的なレベルには触れなかった。見えないウイルスへの対応だけに予測しにくい面はあろうが、専門家の意見を聞きながら出口戦略を探ってほしい。
 首相は行政だけでこの危機は乗り切れないと、国民の協力を強く呼びかけた。人と人とが支え合うこの社会を守り維持するうえで、その構成員である個人一人ひとりの責任は大きい。しかし、個人が誤りなき判断をするためには、政府や自治体が信頼され、正確で十分な情報が遅滞なく開示される必要がある。
 安倍政権下では都合の悪い情報が隠され、説明責任がないがしろにされる例が後を絶たない。厳しい見通しでも率直に国民に伝え、責任を引き受ける。首相の覚悟が試されている。
 政府は今回の感染拡大を「歴史的緊急事態」に指定し、議事録の作成や資料の保存を義務づけた。ただ、政府内には公文書とする範囲を絞ろうという動きもある。感染症の蔓延(まんえん)は今後も繰り返される可能性が高い。後の検証や教訓につなげるため、細大漏らさず記録を残すべきだ。この宣言の下で、政府がとる行動は適切か、行政監視機能を担う国会の責任もまた重い。


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赤花トキワマンサク、花カイドウ、ほうき桃などの赤い花、遅咲きダブルのクリスマスローズも。

2020-04-09 22:14:59 | 花/美しいもの
東京と横浜に一泊ずつして新幹線で戻り、
その足でいなば内科に寄って、帰ってきました。
新型コロナ対策で、アルコールスプレーとジェルを持参、
二重マスクに手袋と完全防備で、
他人とは2m以上近づかないように気を付けていました。
ふたりとも、万一感染したら重症化しやすい「ハイリスク」高齢者ですから。

留守中は雨が降っていないので、帰宅してすぐに
アジサイや西洋シャクナゲなどの鉢に水やり。

下書きには三日分のお花の画像を入れておいたので、
今日のブログは、残り全部をアップしますね。

赤花トキワマンサク。

万作のようなリボン状の花を咲かせますが、
万作とは別の種類です。


  
  



ほうき桃。
今年は花桃全体の花が少ないです。
裏年なのでしょうか。

満開になった花カイドウ。

鈴なりのピンクの花が下向きに咲いています。

見れば見るほど、ほれぼれします。






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後半は、クリスマスローズ。
白花系ダブル変わり咲き





白花シングル



赤花タブル





赤花シングル

明日からは、通常の生活に戻ります。

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源平しだれ花桃、源平花桃、十月桜、仙台しだれ桜、黄金桃/大切な命守るために 緊急事態宣言/

2020-04-08 20:01:39 | 花/美しいもの
昨日はパートナーといっしょに東京女子医大病院へ、
明日は横浜でマイクロ波治療です。

ホテルをチェックアウトしてお昼ごろに、
湘南新宿ラインで東京から横浜に移動。
県を越えて移動しないように、ということは、
病院通いするものには無理ですね。

ブログにアップする画像は、前回の東京滞在と同じように、
事前にgooに送ってきました。
いまは、一年でいちばんお花がきれいな時期なので、
花の写真が続きます。

源平しだれ花桃。

向かい合わせた二本の木が同時に咲きます。





白とピンクの源平花桃。

花桃ではいちばん古い木です。

秋にも咲く十月桜。

花は小さめですが、とても美しくて可憐な花です。

とはいえ、やはり春の花のほうが、秋より数が多くて大きいです。



遅咲きの仙台しだれ桜は、出かけるときは咲き始めでちらほら。

ハウスの北のゴールデンピーチ(黄金桃)。
濃桃色の花がきれいですが、今年は咲いている花が少ないです。


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けさホテルの部屋に届いた東京新聞。
チェックインの時、フロントでどの新聞をご希望ですか?と聞かれたので、
「東京新聞をお願いします」と答えました。
緊急事態宣言関連の記事はもちろん、読み応えのある充実の内容です。

「大切な命守るために 緊急事態宣言」の社説も、とてもよかったです。

  社説:大切な命守るために 緊急事態宣言  
2020年4月8日 東京新聞 

 人と会えなくても、心の手はつないでいられる。その思いを広く分かち合うことが必要だろう。刻々と変化する状況を冷静に受け止め、慎重に、でも確実に、この厳しい試練を乗り越えたい。
   ×      ×
 政府が改正特別措置法(新型コロナ特措法)に基づく緊急事態宣言を発令した。東京や大阪など都市部を中心に新型コロナウイルスの感染が拡大し、このまま放置すれば、患者数が医療の受け入れ能力を超える医療崩壊の懸念が高まったからだ。

私権制限措置は慎重に
 首相は記者会見で「全国的かつ急速なまん延には至っていないとしても医療提供態勢がひっ迫している地域が生じている。もはや時間の猶予はない」と説明した。
 この法律は元々、新型インフルエンザの発生を想定したものだ。感染被害が深刻な場合、国内で十七万~六十四万人が死亡すると試算されている。
 今回の宣言には、それに匹敵する甚大な影響があるとの懸念が背景にあるのだろう。その危機感は共有したい。
 政府は地域ごとに刻々と変わる状況をより的確につかみ、専門家の意見を尊重しながら、正確な情報を国民に発信し続けるべきだ。どうなったら感染拡大の危機は去り、宣言を解除できるのか、適宜示す責任もある。
 宣言に基づいて、対象七都府県の知事には施設利用の制限や医薬品、食品などの収用、医療施設開設のための建物や土地の強制使用ができる権限が与えられた。繰り返しになるが、私権制限を伴う措置は慎重に進めてほしい。
 各知事はまず、医療崩壊をさせないための対応を急ぐべきだ。東京都は軽症者らをホテルなどに移し始めた。他の地域も同様の対応が必要だろう。

経済対策に多くの課題
 重症者を受け入れる医療機関の確保を進め、医療スタッフを守りながら、救える命は確実に救う態勢も整えなければならない。
 感染症対策の最後の砦(とりで)は医療である。医療の確保こそが住民の安心につながると心得てほしい。
 宣言の受け止めはさまざまだろうが、感染防止へ各個人が確実にできることがある。小池百合子都知事が言うように「とにかく外出を控えること」だ。外出自粛はより多くの人が協力してこそ効果が上がる。会う人の数をいつもより減らすことを心掛けてはどうか。
 国土交通省によると、二~三月上旬に通勤せず自宅で仕事をした人は12・6%にとどまった。出勤が必要な業種でも交代勤務にしたり、勤務時間を短縮するなど工夫の余地があるのではないか。
 都市部から地方への「避難」も感染を広げる懸念がある。不要不急の移動は控えるべきだ。
 地域社会に目を向けると、買い物に行けない高齢者らにご近所が手を差し伸べることも必要だ。不自由さを乗り切るための知恵を地域で出し合いたい。
 感染拡大で深刻な影響を受けている国民生活や経済活動を支える責任は政府や自治体にある。
 きのう閣議決定した第三弾の緊急経済対策は、事業規模が約百八兆円と国内総生産(GDP)の約二割に当たる額に上った。生活不安が広がる中、過去最大の対策を打ち出した姿勢は評価したい。
 ただ多くの課題も残る。まず現金給付の対象に制限を設けたことは依然、疑問だ。線引きが複雑で実行の遅れを招きかねない。
 給付を待ち望む世帯は多いはずだ。申請手続きの際、対象かどうかの判定で時間がかかることは避けたい。国と自治体は緊密に連携し、より早く給付が行き届くよう最大限の努力を払うべきだ。
 手続き方法が広く周知されるのかも心配だ。情報の伝達不足で給付が行き渡らない事態があってはならない。給付漏れがないよう、きめ細かく配慮してほしい。
 中小企業やフリーランスを含む個人事業主への給付についても迅速な対応が必要だ。柔軟な姿勢で給付を急がなければ、倒産や生活困窮者が激増しかねない。
 中小企業への納税や社会保険料の支払い猶予は、企業体力に応じて期間を延長できる仕組みを整えてほしい。店を開けない外食店などを念頭に置いた休業補償も必要となるだろう。

社会的弱者にこそ手を
 今回のような感染拡大や災害発生などの非常時には社会的に弱い人々にしわ寄せが行きやすい。
 緊急経済対策は当面の暮らしを支えることが最大の目的だ。収入が途絶えつつある世帯や介護、子育てに追われる人たち、いわゆるネットカフェ難民ら、より強い不安を抱える人々に行き届かなければ意味がない。
 そうした人にこそ、まず手を差し伸べる。国や自治体のトップや関係者は肝に銘じるべきである。


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まっ白な花花、満開の利休梅。山茶花の剪定も/家にいよう」「忘れないようにしよう」非常事態宣言下を生きるイタリアの小説家の切実な叫び・コロナウイルスが過ぎたあとも、僕が忘れたくないこと 

2020-04-07 22:35:11 | 花/美しいもの
大好きな利休梅の花が、満開になって風に揺れています。

ひとつひとつの花は、清楚で美しく、
形は梅の花に似ているので利休梅。

たくさん咲くとボリュームがあって、
まっ白に雪をかぶったようです。

ピンクや赤の桜や桃が咲く時期に咲く白花は、
遠くからでもよく目立ちます。

この木を植える前に、利休梅の花にハッと目を奪われて、
一目ぼれした覚えがあります。

利休梅とお隣の山茶花。

ついでに、
花が咲き終わった山茶花二本の伸びた枝を剪定。

手前には源平枝垂れ花桃。
後ろには、源平花桃。






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非常事態宣言が出た東京に来ています。
あこがれのホテルに格安で泊まっているのですが、
従業員以外の人に、ほとんど出会いません。
かくいうわたしたちは、
いつものように素泊まりで、スーパーで買った食材で部屋食(笑)。

今夜のテレビは、どこも安倍首相の顔と声ばかりなので、見る気がしません。
そんな中、
ブログをアップする前に読んだイタリアの小説家パオロ・ジョルダーノさんの、
「コロナウイルスが過ぎたあとも、僕が忘れたくないこと」が
とてもよかったので、冒頭だけ紹介します。
本文は、リンク先から読んでくださいね。

  「家にいよう」「忘れないようにしよう」非常事態宣言下を生きるイタリアの小説家の切実な叫び(『コロナの時代の僕ら』あとがきより) 

コロナウイルス(COVID-19)の急激な感染拡大により、EU最速で非常事態を宣言、3月10日からは全土にて外出制限を行っているイタリア。だが感染の爆発は想像を超えるスピードだった……。

イタリアを代表する小説家であり、物理学博士でもあるパオロ・ジョルダーノは、母国の混乱のさなかで何を考えたのか。世界26カ国で緊急刊行される彼のエッセイ『コロナの時代の僕ら』で綴られる切実で誠実な思索は、気づけば「コロナの時代」を生きざるを得なくなっていた世界じゅうの人々の道標になるはずだ。

日本でも緊急事態宣言が発令される今日、『コロナの時代の僕ら』に収録される著者のあとがき「コロナウイルスが過ぎたあとも、僕が忘れたくないこと」を公開する。「考えるだけで不吉なこと」の訪れを拒めない僕らは、どう行動すべきなのか。感染の爆発を防ぐためにできることはなにか。そして、「コロナ後」の世界をどう生きるのか。

感染の収束を願う、すべての人に贈る。

著者略歴
パオロ・ジョルダーノ
小説家。1982年、トリノ生まれ。トリノ大学大学院博士課程修了。専攻は素粒子物理学。2008年、デビュー長篇となる『素数たちの孤独』は、人口6000万人のイタリアでは異例の200万部超のセールスを記録。同国最高峰のストレーガ賞、カンピエッロ文学賞新人賞など、数々の文学賞を受賞した。

コロナウイルスが過ぎたあとも、僕が忘れたくないこと 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下本文・略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


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二ホンミツバチの待ち箱を置きました。近くには紅花八重姫コブシ、キブシ(木五倍子)が開花。

2020-04-06 21:44:10 | ニホンミツバチ
二ホンミツバチの巣箱がのすぐ東に、
紅花八重姫コブシが咲きました。
先に開花した白いシデコブシのお隣りりです。

シデコブシ(姫コブシ)は岐阜県や島根など
限られたところにしか自生していないのですが、
紅花八重姫コブシは、姫コブシよりも花弁が多い八重咲で、
岐阜県の御嵩で見つかった珍しい品種ということです。
  
可児の花木センターで苗木を見つけて植えた木が、

大きくなって、たくさん花をつけるようになりました。



日本蜜蜂の南、畑の西に植えてあるキブシ(木五倍子)も花が咲いています。

黄色の小花が連なった長い花がたくさん垂れ下がって咲きます。

藤の花のように咲くので「キフジ(黄藤)」とも言います。


  
キブシも、ちょっとめずらしい木ですね。


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昨日から、日本蜜蜂の春の分蜂に備えて、
待ち箱を置く作業を始めています。

岩の崖下に、蜜ろうを塗った待ち箱を四個置いて、

雨に濡れないように屋根をつけて、上にブロックを置きました。

蜜蜂が入っている右側のB群は、巣箱の前を
いまにも分蜂しそうなほど、たくさんの蜜蜂がブンブン飛び回っています。

B群の蜜蜂は、高富の旧カフェの二階の待ち箱に入った群です。

今年は例年より暖かいので、探索蜂もはやく来るかもしれないので、
二階に待ち箱を二個置きました。

はーやくこいこい、日本蜜蜂さん。

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「私の代表」がいる議会 週のはじめに考える/白芯朴伴と紅朴伴。岩根しぼり。あざやかな赤花の椿も。

2020-04-05 21:43:27 | ほん/新聞/ニュース
庭の椿は、11月から咲き始め、
早咲きから遅咲きまで順番に咲いていきます。
今は遅咲きの椿がまっさかり。
ひとつの花で咲き分ける「岩根絞り」。

同じ色の花がないので、カラフルです。
  
花が赤でシベが白い白芯朴伴(ハクシンボクハン)。
  
赤花で仲も赤い紅朴伴(ベニボクハン)。
  
仲よくならんで咲いています。

あざやかな赤花の椿もいろいろ。
  
目か覚めるような八重大輪の赤花です。
  




バラ咲き赤花の八重椿。
  



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後半は、今朝の中日新聞の社説「週のはじめに考える」、 
「「私の代表」がいる議会」です。

   「私の代表」がいる議会 週のはじめに考える  
2020年4月5日 中日新聞

 今日は選挙制度について書きます。新型コロナウイルス感染拡大で緊迫している時に、不要不急のことを、と思われるかもしれません。ですが、社会が土砂降りの時こそ、人々が凍えないよう傘を差す政治のありようを、そしてそれを定める一つの要因である選挙制度について、皆さんと考える機会にしてみたいと思います。

時代錯誤の高額供託金
 主権者の手に民主主義を取り戻し、選挙から政治の未来をつくる。そんな理想を掲げて、公職選挙法などの改正のあり方を二〇一五年から四年間にわたり審議してきた「選挙市民審議会」が答申をまとめました。元自治省選挙部長で弁護士の片木淳さんなどが共同代表を務めています。
 立候補がしやすい制度に改めることが答申の一つの柱です。選挙供託金の撤廃などを求めています。最大六百万円に上り、一定の得票がなければ没収されるため「普通の人」が立候補するには大きな壁です。ドイツ、フランス、米国などに同様の制度はありません。アイルランドなど、違憲判決で廃止となった国もあります。
 日本で供託金制度ができたのは一九二五(大正十四)年。男子の普通選挙制度と同時でした。一定額以上の納税が条件だった選挙権の枠が取り払われたことで、労働者などの立場に立つ「無産政党」が勢力を伸ばすことを、阻む狙いがあったとされています。後に過酷な思想弾圧に使われる治安維持法もこの時成立しています。
 民衆が権利拡大を求めた大正デモクラシーの帰結と、昭和の戦争に続く暗い時代の始まりが重なり合う混沌(こんとん)の中で生まれた制度が、今も幅を利かせているのです。
 答申ではサラリーマンが立候補するときの休暇や議員辞職後の復職を企業に義務づけることや、女性などの候補者割合を一定以上にした政党には政党交付金を上乗せすることなども提言しています。

オッサン政治を変える
 目指しているのは、議会の構成を、社会の構成に近づけていくことです。現状では衆議院で見れば女性の比率は9・9%。年代別で見れば四十~六十歳代に偏っています。インターネット上のグループ「全日本おばちゃん党」(昨年解散)の代表代行を務めた法学者の谷口真由美さん言うところの「オッサン政治」です。
 同じような属性、年代の人が集まって行う意思決定が、ときに想像力の欠如を招き、今の政治課題となっている側面もあるのではないでしょうか。例えば少子化問題。保育所が足りないなど、共働き世帯の子育てのしにくさは、専業主婦を前提にした社会のありようから政治の思考が抜け出せなかったことも大きな要因です。国政、地方問わず投票率が低いのは、候補者や、その訴えの中に投影できる「自分」がいないことも無縁ではないでしょう。
 ファシズムの時代を生きたスペインの哲学者オルテガは著書「大衆の反逆」(三〇年)の中で「民主主義は、その形式や発達程度とは無関係に、一つのとるにたりない技術的細目にその健全さを左右される。その細目とは選挙の手続きである」と記しています。彼は、都市化、工業化で根無し草となった人々の付和雷同を猛烈に皮肉る一方で、人々が主体的に政治にかかわることでヨーロッパを融合させていく未来も夢見ていました。
 選挙市民審議会の運営に携わってきた、幼稚園経営者の城倉啓さん(50)は答申に沿った法改正を目指し、超党派の議員連盟をつくってほしいと自民党など各党の議員に働き掛けています。
 選挙制度で厄介なのは、法改正の主体となるべき国会議員の腰が重くなりがちなことです。現在の制度で当選している人たちにとって、制度の変更は落選リスクを高めることにもなりかねません。
 それでも城倉さんは活路はあると考えています。鍵は有権者にあります。「選挙制度に関心を持つことは『票になる』と議員に感じてもらえば、機運も高まります」

壁崩すのは有権者の熱
 衆院選に小選挙区制が導入された九四年の公選法改正が実現した背景には、金権政治に対する有権者の強い怒りもありました。
 「一票は微力かもしれないが、無力ではない。議員の中に自分の代表っぽい人がいないのは、あなた自身が軽んじられていることなんです」。そんな呼び掛けをするため、イベント開催や動画制作などにも積極的に取り組んでいくと言います。
 コロナを巡り、安倍晋三首相や地方自治体の首長など政治家が人々に語りかける機会も増えています。各国の首脳も日々、同じ課題を巡って国民に訴えています。目をこらし、耳を澄ませてみてください。そこに「あなた」がいる政治はありますか。


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マスク2枚 不安の解消には程遠い/コロナ医療体制 人・物の確保を早急に/梅(露茜)の植え付け

2020-04-04 22:06:38 | ほん/新聞/ニュース
あたたかくてお天気がよいので、
梅やマグノリアなどの苗木を植え付けることにしましょう。

苗木の置き場の近くまで広がっている芝桜。

ピンク、桃、薄紫の花が咲いています。



まずは、
買ったまま一年以上経っている梅(露茜)の植え付け。

パートナーがショベルとつるはしで大きめの穴を掘ってくれました。

さらさらの山土と腐葉土を混ぜて、
水ぎめで植え付け、支柱を立てました。
すぐ横にはタンポポが咲いています。
  
三月は多くの苗木の植え付け時期。
四月に入ってしまったのですが、鉢植えが増えたアジサイも植え付けたいですね。

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後半は、
新型コロナウイルス対策に関する社説。
中日新聞は「マスク2枚」配付の批判、
朝日新聞は「コロナ医療体制 人・物の確保を早急に」。
新型コロナウイルス対策には、マスクを配るより、医療現場への手厚い支援を!

 
 社説:マスク2枚 不安の解消には程遠い 
2020年4月4日 中日新聞

 全戸に二枚ずつ布製マスクを配布する-。マスク不足が続く中では歓迎する声はある。感染症への不安を少しでも解消する対策は必要だが、国民が実感できるほどの効果があるだろうか。
 布製マスクを広く国民に届けることでマスク不足と不安の解消につなげたいと政府は考えている。
 使い捨てマスク不足から、布製マスクを手作りする人も増えている。布製でも感染拡大防止には一定の効果がある。
 だが、今回のマスク配布には、いくつもの疑問がわく。
 マスクは一世帯に二枚を郵送する。一人世帯なら余るが多人数世帯では足りない。政府は追加配布も表明せざるを得なかった。
 郵送でポストごとに配布されるため介護施設やグループホームなど多人数が暮らす施設でも二枚の配布にとどまったり、ホームレスなど住所のない人へは届かないのではないか。人によって支援に差がでるとしたら不安解消どころか逆効果だろう。
 さらに、三日の国会で野党が「八百万戸余りの空き家にも配布されるのではないか」と指摘し、政府はその懸念を認めた。そうなれば有効に活用されないし、空き家からの盗難なども懸念される。
 政府が三月十日に公表した緊急対応策第二弾には、布製マスク二千万枚の配布が盛り込まれたが、配布対象は介護施設や保育所などに限っている。経済対策だとしても広く国民への配布は唐突感が否めない。後から対策に穴が見つかるようでは場当たり的な対応と言わざるを得ない。
 財源の使い方にも疑問がある。
 送料も含め配布の経費は計二百億円を超える。
 確かに、政府は医療機関へのマスクの優先配布や生活支援策なども打ち出している。だが、これだけの財源を使うのなら医療機関や介護施設へのマスク配布をさらに増やしたり、さまざまな経済活動の自粛で生活が困窮する人への支援を厚くするといった対策の方が必要な人に必要な支援が直接、届くのではないか。
 ドラッグストアに通ってもなかなかマスクが手に入らない事態こそが不安や不満を招いている。台湾では増産を政府主導で進め生産能力を一月時点の七倍に高めたという。日本でも生産企業の支援にこの財源を回してはどうか。
 必要な支援策を探り優先順位と財源をつけ、丁寧に説明して国民の理解を得ながら進める。政府はその姿勢を忘れるべきではない。  


 社説:コロナ医療体制 人・物の確保を早急に
2020年4月4日 朝日新聞

 新型コロナウイルス対策として、厚生労働省が新たな指針を公表した。軽症者や無症状の感染者について、医師の判断に基づき、自治体が用意した宿泊施設や自宅で療養させる際の注意点などをまとめたものだ。
 入院させずに健康観察をする方針自体は、すでに1カ月前に示されていた。しかし実際に運用するとなると課題が多く、なかなか進展しなかった。
 東京などの大都市部で収容可能なベッドが満杯に近づき、ようやく具体的な手順が示された。医療崩壊を招かないよう、切り替えを急がねばならない。
 ただ、課題は解消されたわけではない。例えば、宿泊施設には健康管理にあたる保健師や看護師を配置することになる。その要員をどう確保するか。ウイルス検査や感染者の追跡で手いっぱいの保健所の負担を、これ以上増やすわけにはいかない。地域の診療所や医師会などが積極的に支援すべきだ。
 施設の従業員らが食事などの生活支援をすることも想定されている。感染防御に欠かせない知識やノウハウについて、研修の機会を確保するなどの対応が不可欠だ。国や自治体は相応の報酬を払い、万一の場合の補償の枠組みも示したうえで、協力を仰ぐ必要がある。
 指針には自宅療養の際の留意点も盛り込まれた。だが、感染者のケアを家族に任せることの限界や危うさを指摘する声が、各方面からあがっている。無理のない話だ。状況や希望に応じて、施設に入れるようにする仕組みを整えてほしい。
 何より、今回の指針の目標である重症者用のベッド確保は喫緊の課題だ。深刻な院内感染が頻発していて、一般病院の協力を得るのはさらに難しくなることも予想される。ここでも思い切った財政支援や損害補償を打ち出すことが必要だ。
 今回のコロナ禍は、重症者を治療する集中治療室(ICU)や人工呼吸器などの備えが十分でない実態を浮き上がらせた。人口比当たりの日本のICUの数は欧州に比べて少なく、患者が急増した場合、早期の体制崩壊が予想されるという。
 政府は人工呼吸器や人工肺装置(ECMO)の増産支援に乗り出したが、供給が軌道に乗る時期は見通せない。機器を扱える専門職の確保・養成も同時に進めなければならない。
 安倍首相は、感染を防ぐ効果がほとんど期待できない布製マスクを、全世帯に2枚ずつ配布すると表明した。経費は数百億円という。救える命を救い、被害を最小限に抑えるために、いま、どこに、ヒトとモノを投入すべきか。優先順位を間違えずに施策を進めねばならない。 


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体操や散歩でリフレッシュ 外出自粛/フレイル予防 対策阻む新型コロナ/伊奈波通りの枝垂れ桜。伊奈波神社のソメイヨシノ/

2020-04-03 21:35:04 | ほん/新聞/ニュース
かかりつけ医のいなば内科の前に、遅咲きの枝垂れ桜が咲いています。

この道は伊奈波神社に向かう参道で、
約60本もの枝垂れ桜が植えられています。

毎年4月の岐阜祭り頃に満開になる枝垂れ桜、

今年もきれいに咲いています。

満開には少し早いのですが、丸山ワクチンの接種のあとに写しました。。

参道を東に歩いて、伊奈波神社のソメイヨシノも撮ってきました。






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後半は、
新型コロナウイルスの影響で、
運動不足になりがちな高齢者のこと。
中日新聞と信濃毎日新聞の記事を紹介します。

  体操や散歩でリフレッシュ 外出自粛  
2020年4月1日 中日新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大で、重症化しやすい高齢者が外出を控えて運動不足になり、心身の働きが鈍くなることが懸念されている。「生活不活発」と呼ばれ、体を動かさないと筋力が低下して骨折しやすくなるおそれがあり、専門家らは家でのストレッチや体操、人混みを避けて散歩することを勧めている。
 「感染が怖いので、外出を避けている。でもずっと家にいると、気が変になりそう」
 名古屋市緑区の女性(84)は嘆く。サークルで参加しているコーラスの練習やスポーツジムの利用などを三月から控えており、友達にも会えずストレスはたまる一方だ。「近所に住む娘と、毎日十分ほどの散歩が唯一の楽しみ」
 老年医学の専門家らでつくる日本老年医学会は、高齢者は加齢や栄養低下により心身が衰える「フレイル(虚弱)」になりやすいとして、三月からホームページで、「生活不活発」に気を付けるよう呼び掛けている。生活不活発とは、家に閉じこもったり、食事を抜いたり、誰かと話したりしなくなること。体だけでなく、脳の働きも鈍くなるおそれがあるという。
 日本転倒予防学会理事長で東京大名誉教授の武藤芳照さん(69)も高齢者の筋力低下による家の中での骨折や、抑うつなど心の不調を心配する。「体を動かして、心身のリフレッシュを」と勧めるのが自宅でできるストレッチや体操=イラスト=だ。
 「毎朝起きた直後にやるといい」というのが、「ネコのポーズ」と「カエルのポーズ」。ネコのポーズは四つんばいになって両手を前に出し、お尻を後ろに突き出して背中を伸ばす。寝ている間に硬くなった関節をほぐし、体を動かしやすくする効果がある。無理せず気持ちの良い程度で、少しずつ腕を伸ばす範囲を広げていくといい。十五~二十秒ほど、三セット行う。
 カエルのポーズは、あおむけになって膝を立てた状態から、膝を外側に倒したり立てたりを繰り返す。股関節を広げる効果があり、一日五~十回(膝を外側に倒した後、元に戻して一回)やるといい。
 足を使った「足文字」は、楽しみながら太ももの筋肉を鍛えることができる体操だ。いすに座ったまま、片足ずつ上げてまっすぐ伸ばし、足先で文字を書く。自分や家族、好きな芸能人の名前など、書く文字は何でもいい。テレビを見ながらなど、気楽に行う。

◆乳製品、肉や魚を積極的摂取
 体力維持には、バランスのいい食事も欠かせない。整形外科医で原宿リハビリテーション病院名誉院長の林泰史さん(80)は「骨の老化や転倒を防ぐために、高齢者は特にカルシウムの摂取を」と呼び掛ける。
 高齢になると骨を構成しているカルシウム量は、二十~四十代と比べて二~三割減少する。骨密度が低下する骨粗しょう症予防には、一日に七百~八百ミリグラムのカルシウム摂取が必要とされており、豊富に含まれているのが乳製品だ。
 百グラム中のカルシウム量は、牛乳が百十ミリグラム、ヨーグルト百二十ミリグラム、プロセスチーズ六百三十ミリグラムで、これらを少しずつ食事に取り入れるといい。筋肉のもととなる肉や魚などのタンパク質も積極的に摂取する。
 もうひとつ、林さんが「高齢者の必須栄養素」と言うのが青魚や卵、キノコなどに多い「ビタミンD」だ。ビタミンDは、カルシウムの吸収を高めるだけでなく、筋肉中のタンパク質合成を促進させ筋肉を強くする。またビタミンDは食事だけでなく、日光を浴びることによって皮膚でも作られる。林さんは「人混みを避けて一日に数十分程度、散歩し、日差しを浴びて」と話す。
 (細川暁子)


  フレイル予防 対策阻む新型コロナ 
2020年3月31日 信濃毎日新聞 

 新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため外出したり集まったりするのを避けようと、高齢者のサークル活動や体操教室などの休止が相次いでいる。家に閉じこもって動かない毎日を過ごすと、体や心が弱り、介護が必要になる危険性が高くなる「フレイル(虚弱)」も進む。専門家は、ちょっとした運動の心掛けや電話などで声を掛け合うことを勧めている。
 「こんなに長く休むのは初めて」。大町市の松沢郁子さん(93)は今月、有志で27年間続ける週1回の囲碁の会を取りやめた。「重症化しやすい高齢者が感染したら大変だからね」。近所の住民や仲間が1人暮らしの松沢さんの様子を見に来てくれるといい、花を飾るなど明るい気持ちで暮らせる工夫をしている。
 長野市の風間壮(さかえ)さん(80)も、参加している市ふれあい福祉センターでの手芸や折り紙、コーラスの活動が2、3月は休止。「張り合いになっていたので、休みは寂しい」とため息交じりだ。「集まって話したり、作ったブローチを誰かにあげたりするのが楽しみ」と再開を待ちわびる。
 カラオケや書道など27サークルの活動拠点として60代以上の利用が多い松本市プラチナセンター。2月下旬に県松本保健所管内(松本市、塩尻市、安曇野市、東筑摩郡5村)で県内初の感染者が確認されて同センターが各サークルに自粛を要請し、今月は大半の団体が利用を見合わせた。
 自粛が相次ぐのは高齢者が感染すると重症化しやすいからだ。日本老年医学会(東京)は、手洗い徹底などを呼び掛けつつ、高齢者にとっては動かないこと(生活不活発)による健康への影響も懸念されると指摘。座っている時間を減らし、ラジオ体操など自宅でできる運動をするようホームページで紹介している。
 感染予防との兼ね合いに悩みつつ活動再開を考える動きもある。長野市風間の「西風間いきいきクラブ」では、60〜90代の住民30人ほどが週1回、体操やビーチバレーなどを楽しむ。今月は休んだが、検温や換気などを徹底しながら4月に再開すると決めた。
 ただ、30日には志村けんさんの感染による肺炎での死去が判明。代表の中嶋和子さん(74)は「本当に気を付けなきゃいけない。今後も状況を見ながら考えたい」。
 東京大大学院の小川純人准教授(老年病学)は「家の中でも動かない時間を減らし、散歩やバランスの良い食事を心掛けてほしい」と強調。「離れて暮らす家族や近隣の住民が電話などで積極的に声を掛ける支え合いも大切だ」としている。
(3月31日)


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「現金給付 全世帯を対象に素早く」に一票/人の少ない築地までウオーキング

2020-04-02 22:16:32 | ほん/新聞/ニュース
エイブルフールの昨日、ニュースを見ていたら、
安倍首相が「全世帯を対象に一世帯あたり2枚の布マスクを郵送」と、
話しているのを見て、ひっくりぎょうてん。
おいおい、これが日本政府の新型コロナウイルス対策か!

休業補償や現金給付を実施している他の国と比べても
あまりにお粗末。

布マスク2枚より、
「現金給付 全世帯を対象に素早く」に一票。

 
 社説:現金給付 全世帯を対象に素早く 
2020年3月31日 中日新聞

 新型コロナウイルスへの経済対策として政府が現金給付を実施する構えだ。給付対象を絞る案が出ているが、大きな効果は望めるのだろうか。暮らし支援に向け迅速で思い切った対策を求めたい。
 政府は現金給付を来月まとめる緊急経済対策の軸として打ち出す方針だ。給付金額は未定だが、二〇〇九年にリーマン・ショックを受け実施した、国民一人当たり一万二千円を上回る規模になるとみていいだろう。
 ここで焦点となるのは給付対象だ。政府内では、新型コロナの影響で収入が減った世帯に対し現金を配る案が浮上している。だがこの手法による経済効果については疑問を持たざるを得ない。
 対象を絞る場合、その線引きに相当な時間がかかることは確実だ。自己申告制との案もあるようだが、新型コロナによる所得減をどう証明するのか。業界によっても被害実態は千差万別で絞り込みは難しい。
 実際の給付が始まった後、社会に不公平感が高まり、混乱が生じる恐れも否定できない。ここはスピードを最優先し、分かりやすく全世帯給付とするのが最も効果が上がる方法ではないか。
 政府内に意見の相違が生じたことは見過ごせない。麻生太郎財務相はリーマン時を念頭に、配った現金の多くが貯蓄に回るとの懸念を示した。
 懸念について理解はできる。ただ経済活動の急激な停滞で収入が減り蓄えを取り崩して生活をしている世帯も激増しているはずだ。そういった世帯では給付金を直ちに生活費に充てざるを得ないのが現実だ。ある程度貯蓄に回ることを覚悟し、今の暮らしを救うための対策として実行してほしい。
 給付を実施する際には、金融機関の口座に振り込まれるケースが多いはずだ。ただ口座自体を持てない世帯があることも忘れてはならない。最も生活費が必要な世帯に給付が行き渡らないのでは対策の意味はないだろう。
 現金給付に限らず対策全体にスピード感がないことも指摘したい。今のままでは実施が五月以降という可能性さえある。
 政府は、各自治体の福祉協議会を通じた緊急小口資金貸付制度などで持ちこたえてほしいとの姿勢だ。だが、この制度はあくまで貸し付けで返済が伴う上、申し込みの急増で手続きに時間がかかる場合があるなど課題も多い。対策には一刻の猶予もないことを政府は強く意識してほしい。  


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先週の東京滞在の後半。
朝の人の少ない時間に築地まてウオーキング。
歩いて10分ほどの距離なので、
場外市場の中をグルっと見てから、
行きとは違うコースでホテルまで帰ります。

築地魚河岸の中にマグロ専門店がたくさんあったので、

2回目の午前に行ったときに、お昼ごはんにマクロのお寿司を買いました。

銀座滞在中でいちばんのごちそうです(笑)。



自家用のおみやげには、高級食材のお店で格安の乾燥ホタテ。
  
調べておいたピエールマルコニーニ銀座店にも足を延ばして、
1週間のご褒美にチョコパフェを食べ、

人気のない銀座SIXの屋上庭園も散策。






  


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ゆったり入浴で介護予防 痛み和らぎ動きやすく/ニオイトサミズキ(匂い土佐みずき)の薄黄緑色の花。ピンクの花海棠も咲き始め

2020-04-01 22:22:12 | ほん/新聞/ニュース
ニオイトサミズキ(匂い土佐みずき)が咲いています。
オシベのオレンジ色と薄黄みどりの花がきれいです。

近づくと、甘くとさわやかなよい香りがしてきます。

小さな苗木を植えてから十数年で、
年々花は増えていますが、木はあまり大きくならないですね。



匂い土佐みずきの後ろに見えるのは、超大輪つばき。

ピンクの華やかな花がたくさん咲いて豪華です。

超大輪つばきの手前には、花カイドウ(花海棠)の花が咲き始めました。
実の大きな「実海棠(みかいどう)」に対して
花が美しいので「花海棠」と命名されたそうだ。

バラのような赤いつぼみが垂れ下がって、
ピンクの花が開くととても美しい花海棠が大好きなので、
パートナーがバースディプレゼントに植えてくれた木です。

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後半は、
昨日の中日新聞生活面、
「ゆったり入浴で介護予防 痛み和らぎ動きやすく」を紹介します。

 
 ゆったり入浴で介護予防 痛み和らぎ動きやすく
2020年3月31日 中日新聞

 まだ肌寒いこの時季。新型コロナウイルスの影響で家にいる時間も増える中、簡単にできるリフレッシュ法の一つが入浴だ。最新の研究によると、毎日湯船に漬かることは介護リスクを減らす効果もあるという。お薦めの入浴法と注意点を専門医に聞いた。
 「日本人が経験的に伝えてきた入浴の効果は、医学的にも正しい」。そう話すのは、温泉療法専門医で東京都市大教授の早坂信哉さん(51)だ。入浴について二十年以上にわたり研究し、「最高の入浴法」(大和書房)など著書も多い。

 湯船で体が温まると、血管が広がって血流が活発になる。水圧で体が締め付けられることも血流の改善を促す。血流が良くなれば酸素や栄養分が全身に行き渡り、体内の老廃物が回収されやすい状態に。たまった老廃物が神経を刺激するなどして発生する痛みの原因物質がつくられにくくなる。さらに体がリラックスすることで、痛みを脳に伝える電気信号に過敏になっていた神経の働きが通常に近づき、肩凝りや関節痛などの慢性的な痛みが和らぐ。全身に湯が広がり皮膚表面の有害物質や不要な皮脂が取り除かれるため肌を清潔に保つ効果も大きい。

 千葉大や国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)などの研究グループは二〇一〇年から、要介護認定を受けていない六十五歳以上の高齢者一万四千人に追跡調査を実施。その後の三年間で認定を受けた人の割合を調べたところ、夏の入浴が「週七回以上」の人は「週ゼロ~二回」の人より約三割少なかった。この研究に携わったさんは、痛みが和らいで体を動かしやすくなることによる転倒の減少、睡眠の質の上昇などが影響したと分析する。
 早坂さんのお薦めの入浴法は「湯の温度は四〇度以下、時間は十分程度」だ。熱すぎるとのぼせたり、急激な温度変化が「ヒートショック」を引き起こしたりする。低血圧や脳梗塞を招く恐れがある脱水を防ぐため、入浴前後はミネラルを多く含む麦茶などを飲んで水分を補うことも大事だ。

◆高血圧は注意を
 日本温泉気候物理医学会、日本法医学会、日本救急医学会が一四年三月にまとめた共同研究によると、熱中症やヒートショックなど入浴に関わる事故で亡くなる人は年間一万九千人に上る。その多くは高齢者だ。早坂さんは「特に高血圧の人は、入り方を考えた方がいい」と話す。降圧剤の服用などで普段から血圧をコントロールすることが大事だ。また、入浴前の計測で最高血圧が一六〇ミリHg、または最低血圧が一〇〇ミリHg以上なら、時間をおいて、ぬるめの湯に入るのが無難という。
 入浴で体温を上げれば基礎代謝が上がり、免疫力も向上する。早坂さんは「正しく入れば安価で手軽な健康法。注意点を意識しながら実践を」と呼び掛ける。
 (植木創太) 


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