熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

弁理士研修 5回目

2007-03-13 20:34:40 | Weblog
機械技術分野の明細書作成演習、審査実務演習を受講してきました。特許実務演習の最後の演習です。今回も課題提出率が37%と低く、講師の方も少々がっかりしていました。実務経験がない弁理士に、クレーム作成、進歩性の判断を課題として与えるのは少々無理があると思います。クライアントの不利益を考えると、司法修習と同様に1年間程度かけてじっくり研修をすることも真剣に考えたほうが良いかもしれません。
今回の研修は、4クラスに分かれて演習を実施していますが、各クラスで共通の講義資料を使用すると同時に各クラスの講師が独自に作成した資料を使用していました。したがって、資料の豊富なクラスと全くないクラスが存在します。これはどうでしょうか?ある程度資料は統一した方が良いと思うのですが。
機械技術分野の明細書作成、審査実務は、業務でも行っていますので、模範解答と大きく相違する点はありませんでした。
明日からは、実務で未経験な意匠、商標の演習です。課題に対する回答は提出してありますが、果たして演習について行くことができるかどうか、不安でもあり、楽しみでもあります。
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小椋 佳

2007-03-13 20:15:53 | Weblog
NHKで小椋佳の特集を観ました。小椋佳は、私と価値観が良く似ているので、彼の生き方には関心を持っています。
彼は、優秀な銀行マンであると同時に著名なシンガーソングライターとしても活躍していましたが、49歳で銀行を退職し、東大に入学し再び学問の世界に入りました。勉強が楽しくて仕方がなかったと感想を述べていました。
私も、彼とはスケールの大きさが違いますが、研究者として20数年勤務した後、知的財産権という法律の世界に入り、働きながら中央大学法学部、早稲田大学大学院で法律の勉強を開始しました。大学で勉強しているときに、彼と同様に勉強が楽しくて楽しくてしかたなかったっことが思い出されます。
彼は、仕事で、「こなす」ことが嫌いだそうです。その時その時に全力を出して仕事をしていくタイプで、仕事を「こなす」ことは性に合わないそうです。
私も同じ考えで、プロとして恥ずかしくない仕事をすることを常に心がけています。
彼の曲に「もう」と「まだ」というタイトルの曲があるそうです(正確なタイトルは不明です)。「もう」は下り坂、「まだ」は上り坂のことで、上り坂の「まだ」を意識して人生を歩んでいくことが彼の人生観だそうです。
私も同じ考えで、司馬遼太郎の「坂の上の雲」の主人公の生き方に共感を覚えたことが思い出されます。私の目標とする「生涯現役」も、坂の上の雲を目指して、坂を上り続ける生き方であるといえます。
小椋佳の素晴らしい曲と心に沁みる会話に感動した夜でした。
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