熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

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2007-03-16 20:01:56 | Weblog
日野原重明先生(92歳)と乙武洋匡さん(27歳)の対談集のタイトルです。お二人の年齢差65歳をタイトルにしたものです。日野原重明先生は、私が尊敬する人生の大先輩ですが、この本を読んで乙武洋匡さんにも大変興味を持ちました。皆さんご存知のように、乙武洋匡さんは、「五体不満足」の著者で、現在、スポーツライターとして活躍中です。
この本で、乙武洋匡さんは、中途障害ではなく先天性の障害だったためか、「ああ、僕にはどうして手がないのだろう」と思い悩むことがなく、悲壮な気持ちも持たずにすんだということを述べていました。彼がこのような考えに至った経緯は分かりませんが、私には到底できないことです。先天性の障害であっても、神と両親を恨むでしょう。彼がこのようなさわやかな気持ちになれたのは、彼自身の努力もあるでしょうが、やはり両親の影響が大きいのではないでしょうか。まさに親子鷹ですね。
日野原先生が関係している独立型ホスピス「ピースハウス」を乙武さんが訪れたとき、入居者の皆さんが大変喜ばれたということです。日野原先生は、乙武さんが来るだけですごいボランテイアになると思ったそうです。乙武さんは、その存在自体が他の人にパワーと喜びを与えるという貴重な人であると言えます。
この本を読んで、乙武洋匡さんの今後の活躍に注目していきたいと思いました。

乙武さんの言葉:男性が内助の功をするというパターンがもうちょっと世の中に出てきてもいいんじゃないでしょうか。せめて、「もし自分のほうが仕事を奪われるとしたら」と男性がイメージできればパートナーを思いやることにつながると思うんです。

27歳の青年のこの言葉に、猛反省する59歳の熟年です。
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