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熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

弁理士研修

2012-08-03 22:17:10 | Weblog
弁理士研修フェスティバルに参加してきました。

研修フェスティバルは、弁理士会初めての試みで、大学の授業と同様に同じ時間帯に複数の異なるテーマの研修が開催され、受講者は自分の受けたい研修を選ぶことができます。

午前中に1コマ、午後に2コマ、合計1日3コマの研修が受けられます。
私は、午後から参加して、2コマの研修を受講しました。

午後1コマ目の研修は、「インターネット取引における不正競争防止法上の問題点」と「最近の営業秘密の裁判動向」です。

インターネット取引における法的問題点についての知識はほとんどありませんので、この研修は参考になりましたね。

営業秘密の裁判例は、私もノウハウ保護についての講演を行うときに説明しているので、最近の裁判の動向については把握しているつもりです。

今回の研修では、秘密管理性に焦点を当てて説明していました。
講師の見解は私とほぼ同じものでしたが、中には異なる見解もあり、そういう見方もできるのかと参考になりましたね。

午後2コマ目は、「営業秘密と知的財産権、技術標準を組み合わせたビジネスに対する弁理士の関与」です。

このタイトルから、技術標準に関係する知的財産権、特に特許権の活用方法について実務的な説明があるのかなと思っていましたが、全然違っていました。

弁理士の権利化業務は先細りの感があるので、ノウハウ保護を含む新たな分野に進出するための参考情報を提供するという趣旨の研修でした。

私は、権利課業務を行なっておらずコンサルティング専門なので、既に研修の内容を実践していますが、権利化業務を専門に行なってきた弁理士の方がこの分野に進出することはかなりハードルが高いでしょうね。

今回の研修フェスティバルは、豊富な研修テーマから選択して受講できる、1日に3コマ受講できる等で優れており、十分に合格点があげられます。

研修フェスティバルは、年に1回と言わずに2回、3回と開催して欲しいですね。






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