熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

論文投稿

2012-08-10 14:57:14 | Weblog
「特許権侵害訴訟における均等論の適用 ー 特許発明の本質的部分の解釈 ー」についての論文の見直し・修正が終了し、本日、論文を投稿しました。

8回の論文見直し・修正を行ったので、当初の予定であった7月末から10日間遅れで論文投稿となりました。

細かいことが気になる私の悪い癖(杉下右京の口癖)のため、最低5回の見直しが必要になります。

どうしてこんなに細かいことが気になるのかと考えてみたのですが、30年以上前の研究者時代に経験したデミング賞の現地審査に起因していると思われますね。

当時の現地審査では、実情説明書という審査員に説明するための資料を作成するのですが、この説明書に対する指摘が実に細かい。

誤字脱字は勿論のこと、論理的整合性、用語の適切な選択、冗長な言葉や説明不足な言葉等々、何回も指摘されるので、自然と見直す回数が増えていきました。

この経験から、他人が書いた論文の文章が気になって、ついつい赤字で採点したくなるという弊害もありますが、文章力が向上したという利点の方が大きく、自分では満足しています。

今回投稿した論文が、査読を経て掲載されることが決まりましたら、お知らせしたいと思っています。

論文投稿でノンビリしている時間はなく、9月、10月に開催されるセミナーの資料作成と新しい論文テーマの決定・関連資料の収集に掛からなければいけませんね。

それから、今年の3月末に米寿を迎えた母の歴史も書かなければいけません。
もたもたしていると、1年遅れになりそうなので。

暑さを克服して一踏ん張りしますか。





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