ジョン・G・ストウシンガーの「なぜ国々は戦争をするのか」を読んでいます。
この本は、(上)(下)2巻から構成されており、現在は(上)を読み終えたところです。
この本は、従来の本に書かれているような戦争の原因、ナショナリズム、軍国主義、同盟制度、経済要因等の根本的な原因を掘り下げるのではなく、戦争とは根絶しがたい人間の本性に由来するものであるという認識のもとに、指導者たちが戦争に踏み出す真実の瞬間を追ったものです。
どの瞬間に戦争を行うという決定が不可避になったのか、誰がその決定に責任を負っていて、それは避けられたのかを追及している興味深い本です。
(上)巻は、第一次世界大戦、ヒトラーのソ連侵攻、朝鮮戦争、ベトナム戦争、バルカン半島戦争、インドとパキスタンの争いを分析した結果が書かれています。
第一次世界大戦を考察した結果、①指導者の自国に対する認識、②指導者の敵国に対する認識、③指導者の敵国の意図に関する認識、④指導者の敵国の国力と能力に対する認識、⑤指導者の敵国への想像力の水準が重要であるということです。
第一次世界大戦は、これらの認識や想像力が決定的に欠けていたということです。
ヒトラーのソ連侵攻では、ヒトラーの子供じみたソ連崩壊への執着、ソ連に対する嫌悪、民族蔑視、非合理的なふるまい(通告なしに先制攻撃する等)、自分への批判を極端に嫌う、批判する相手に対して異常なまでに攻撃的になる、絶対服従を要求する等の人間性が原因であると結論付けられたいます。
このような人間性は、アメリカ共和党大統領候補のトランプ氏にも当てはまりますね。
我が国の首相も同じような人間性を持っているかもしれませんね。
このような指導者が独裁的な制度を確立する前に、内部又は国民から反対運動が展開されれば悲劇的な結末は避けられるのですが、現在の自民党内部に首相をいさめる議員はいませんね。
そうすると、国民が反対運動を展開して、参議院選挙で自公政権を過半数割れに追い込むしか道はなさそうです。
今年の参議院選挙は、国民主権を回復するための正念場になりますね。
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(上)巻は、第一次世界大戦、ヒトラーのソ連侵攻、朝鮮戦争、ベトナム戦争、バルカン半島戦争、インドとパキスタンの争いを分析した結果が書かれています。
第一次世界大戦を考察した結果、①指導者の自国に対する認識、②指導者の敵国に対する認識、③指導者の敵国の意図に関する認識、④指導者の敵国の国力と能力に対する認識、⑤指導者の敵国への想像力の水準が重要であるということです。
第一次世界大戦は、これらの認識や想像力が決定的に欠けていたということです。
ヒトラーのソ連侵攻では、ヒトラーの子供じみたソ連崩壊への執着、ソ連に対する嫌悪、民族蔑視、非合理的なふるまい(通告なしに先制攻撃する等)、自分への批判を極端に嫌う、批判する相手に対して異常なまでに攻撃的になる、絶対服従を要求する等の人間性が原因であると結論付けられたいます。
このような人間性は、アメリカ共和党大統領候補のトランプ氏にも当てはまりますね。
我が国の首相も同じような人間性を持っているかもしれませんね。
このような指導者が独裁的な制度を確立する前に、内部又は国民から反対運動が展開されれば悲劇的な結末は避けられるのですが、現在の自民党内部に首相をいさめる議員はいませんね。
そうすると、国民が反対運動を展開して、参議院選挙で自公政権を過半数割れに追い込むしか道はなさそうです。
今年の参議院選挙は、国民主権を回復するための正念場になりますね。
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