熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

政治とお金

2016-01-29 22:35:22 | Weblog
またまた政治とお金の話です。

甘利明経済再生相は28日、内閣府で記者会見を開き、週刊文春で報じられた現金授受疑惑を受け、自らの秘書の監督責任と国会審議に支障を来しかねないといった理由から経済再生相を辞任しました。

安倍政権の屋台骨を支える重要閣僚に「政治とお金」をめぐる問題が浮上し、第2次安倍政権の発足以来4人目の閣僚交代に至ったことで、安倍首相は今後、政権運営の立て直しを迫られることになります。

今回の辞任劇でおかしいなと思うことが多々ありました。

先ず、「甘利大臣が辞任する時期は、TPP署名後でいいのでは」という意見がかなりあったことです。

その理由は、TPP交渉の立役者だからということでしょうが、功労者であれば便宜を図ってもらえるということは、普通の人なら即アウトということですね。

これは法の下の平等に反しますね。

次に、辞任会見を見た自民党議員の「監督責任を認めて辞任するという見事な会見だった」という感想です。

これもおかしい。

悪いことをしても素直に認めれば褒められるのか。

さらに、これも自民党の大物議員が「あの会見で説明責任は果たされた」といっていましたが、身内の意見としてもあまりにも非常識。

いずれの意見も一般常識と大きく異なり、国民の政治家不信が強まることは避けられませんね。

それにしても進歩がない。

ロッキード事件以降、何も変わっていない。

「政治家のレベルが有権者のレベルを超えることはない」

この言葉に尽きますね。










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