熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

世界幸福度ランキング

2016-03-20 20:05:50 | Weblog
国連と米コロンビア大学が設立した「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」と同大学地球研究所は16日、最新の「世界幸福度報告書2016」を発表しました。

報告の幸福度ランキングでは、デンマークがスイスを抜いてトップとなった一方、最下位のブルンジをはじめとする下位10カ国には、シリア、アフガニスタンのほか、マダガスカルなどサハラ以南の8カ国が入りました。

ランキングは2012年に開始され、157カ国を対象に、1人当たりの国内総生産(GDP)や健康寿命、困難時に信頼できる人がいるかどうか、政府や企業における汚職からの自由度などを手掛かりに幸福度を調査しています。

今年の報告では、昨年にスイス、アイスランドに次いで3位だったデンマークが1位となり、以下10位までは、スイス、アイスランド、ノルウェー、フィンランド、カナダ、オランダ、ニュージーランド、オーストラリア、スウェーデンとなりました。

米国は13位、英国は23位、フランスは32位、イタリアは50位です。

私たちが暮らす日本は53位にランクイン、昨年の46位から順位を7つ下げました。

幸福の意味は、個人個人で異なるので、このようなランキングがどれほど意味を持っているのかはわかりませんが、個人の幸福に影響を与える社会の幸福度という意味はありそうですね。

幸福度ランキングが上位の国は、経済的に豊かで、紛争が少ないという共通点がありますね。

ランキングが低い国は、この逆でしょう。

気になるのは、日本のランキングが昨年よりも低下していることです。

安倍政権や大企業、観光業は景気が良くなっていると言っていますが、このランキングから見ると格差が拡大していることの方が影響しているようですね。

また、安全保障法制、特定秘密保護法、原発再稼働等による日本社会の先行きへの不安も大きく影響しているのでしょう。

来月4月に初来日する「世界で最も貧しい大統領」と言われるウルグアイ前大統領ホセ・ムヒカ氏が日本人に向けたメッセージでも「日本国民は幸せなのか?」と問うています。

「わたしは日本人に問いたい。日本国民は幸せなのか? 人びとは人として達成感を得ているのだろうか? 人生は短いし、スーパーで多くのものを購入することはできるけど、人生における時間は買えないのだ。今回の日本への旅は観光旅行ではないし、すべての疑問に対する手がかりや答えを得ようとしているわけでもない。そうではなくて、技術的に非常に発展した日本との相互理解を深めるものにしたい。日本社会に、ウルグアイを待ち受けている事柄の、何らかのサインがあるように思うから。日本の人びとがどんなことを感じているかを、知りたいと思うんだ。」

私たちは、ウルグアイ前大統領ホセ・ムヒカ氏が知りたい情報を提供できるのか、反面教師の役割は果たせそうですが。









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