熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

ロングステイ

2007-03-21 23:54:40 | Weblog
日本人に人気の高いロングステイ地域の特集を放送していました。
一番人気の高いのは、オーストラリア(ケアンズ)、以下マレーシア、ハワイ、ニュージーランド、タイ(チェンマイ)の順です。この5地域は、順位に多少の異論はあるものの、納得できますね。個人的には、ニュージーランド、ハワイ、ケアンズの順でしょうか。
この5地域は、セキュりテイ、医療、レジャーの点で大きな相違はなく、経済的に余裕のある場合は、ニュージーランド、ハワイ、ケアンズを選び、それほど余裕のない場合は、マレーシア、チェンマイを選ぶ、ということになりそうです。
日本に住居を保有して、海外にロングステイする場合は、大きな間違いはなさそうですが、日本の住居を処分して海外で住居を購入等する場合は、かなりの覚悟がいりそうです。年齢を重ねていくと日本が恋しくなり、いざ帰ろうとしたときに日本に住居がないために、なかなか帰れないケースがあるとのことでした。
私もロングステイをしたいと考えていますが、できれば2年毎に滞在地域を変更するようにしたいと思っています。夏は、カナダかニュージーランドに、冬はハワイかオーストラリアに、春と秋は日本に滞在する。こんな生活が理想ですね。
理想の実現に向けてがんばることにします。
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渡辺竜王 VS. ボナンザ

2007-03-21 23:30:49 | Weblog
渡辺竜王 対 コンピュータプログラム「ボナンザ」の将棋対決がありました。
序盤は「ボナンザ」有利に対局が進み、中盤で互角、終盤で渡辺竜王が逆転勝ちしました。対局終了後の渡辺竜王の感想は、「もっと簡単に勝てると思っていたが、かなり苦労した。後何年かすると、危ない状態になるかもしれない。」と言うものでした。「ボナンザ」恐るべしです。
確か10年程前に、コンピュータがチェスの世界チャンピオンを破ったことを覚えています。現在、将棋の世界では、人間が勝利を収めましたが、両者の力は接近しつつあります。
打つ手の変化パターンが多い順に、囲碁、将棋、チェスだそうです。チェスはコンピュータに破れ、将棋もコンピュータの力が人間に迫りつつあります。囲碁もコンピュータに敗れる日がくるのでしょうか?
話を将棋対決に戻します。終盤で渡辺竜王が打った一手が「ボナンザ」の読みを狂わせたようです。この一手は、手筋から外れた手であるため、「ボナンザ」が混乱したのではないでしょうか。なかなか面白い対決でした。
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岡崎嘉平太と周恩来

2007-03-20 21:26:22 | Weblog
日中友好の立役者「岡崎嘉平太と周恩来」についてのテレビ番組を観ました。
日中友好の立役者は、田中角栄と周恩来だと思っていましたが、この番組を観て、完全に誤解していたことが分かりました。
周恩来は、私が最も尊敬する中国人で、超有名人ですので、特に紹介することはありませんね。岡崎嘉平太は、隣国中国との国交断絶状態を憂い、貿易という場を利用した交流を発案し、国交樹立へとつなげた“陰の立役者”ですが、なんと一民間人です。
戦後の日本は台湾政府と国交を持ち、共産主義・中国に対してアレルギーがありました。その中で岡崎は、アカ、反体制財界人という批判を浴びながらも「相手を知ること」「相手の立場に立つこと」を信条に日中のパイプ作りに奔走しました。特に周恩来とは、18回におよぶ会談を通じてアジアの安定と共存を語り合い、信頼と友情を深めていきます。周恩来は、岡崎の息子さんに「私たちは、命がけで行動する人を信じる。私は、中国で自分の命が危険にさらされるということはない。しかし、君のお父さんは、日本で命の危険にさらされている。それでも日中友好のために行動している。こういう人を私たちは信頼する」と言ったそうです。周恩来は、誰が信頼できる人かを正確に判断していたのですね。
日中友好の障害は、戦争賠償請求にあったといわれています。一説には600億ドルとも言われている巨額な賠償を請求されるのではないかというのが、日本が日中友好に踏み切れない理由であったそうです。
あるとき、周恩来が岡崎にこう言ったそうです。「中国に対する侵略戦争を発動させたのは、日本の一部の軍国主義者達である。日本の一般の国民もまたわれわれ中国人民と同様に戦争の被害者である。ゆえに戦後賠償の苦しみを罪のない日本国民にかぶせるわけにはいかない」これを聞いた岡崎は、すぐに外務省に連絡しました。そのあと田中内閣が成立し、日中友好条約が締結されました。
日中友好条約締結の日本側招待者の中に岡崎嘉平太が含まれていないことを知った周恩来は、すぐに岡崎嘉平太を呼ぶように指示しました。この知らせを聞いた岡崎嘉平太は、「恐縮です」と感激したそうです。
日中友好条約締結の後、周恩来は、「わが国では水を飲む時には井戸を掘った人を忘れない」と、岡崎嘉平太に謝意を伝えました。国交正常化の後は日中青年研修協会を設立、留学や研修を通した“人の石垣”を築きあげることに情熱を傾けました。訪中100回、「信は縦糸、愛は横糸」と唱え続けた岡崎は、現在も中国で最も尊敬されている日本人の一人だそうです。
日本ではあまり有名ではないが、外国で有名な人はかなりいますね。岡崎嘉平太もそうですが、この他に「6000人の命のビザ」で有名な、第二次世界大戦時のリトアニアの外交官「杉原千畝」などがいます。これらの人の共通点は、自分の功績を誇示しない人、所謂あまり偉くない人です。こういう人が、本当に立派な功績を挙げているのですね。
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花粉症

2007-03-19 20:15:58 | Weblog
花粉症歴20数年の私です。20代後半に東京から神奈川に転勤になり、しばらくしてからクシャミ、鼻水、目のかゆみがひどくなりました。当時住んでいたアパートの近くの耳鼻科で検診してもらったところ、はっきりとした病名が分からないので、鼻から蒸気のようなものを吸引する治療と、目薬、鼻炎薬を処方してもらいました。20数年前は、花粉症という病名も知られておらず、耳鼻科の先生も、神奈川県は基地があり、ジェット機が頻繁に飛行しているので、ジェット機の排気ガスが鼻と目に悪影響を与えているのではないか、ということをおっしゃっていました。
花粉症が一般に認知されるようになったのは、それから数年後のことです。
例年、この時期は花粉症に悩まされますが、今年は、なぜか症状が軽いので助かっています。昨年の今頃は、花粉症のピークで、外出するときは常にマスクをしていました。答案練習会に参加したときもマスクをしてクシャミを押さえ、鼻水をすすりながら、目をこすりこすり、ボーとした頭で答案作成していたことを思い出しました。集中力が極端に落ちるので、答案練習会の点数はあまりよくなかった記憶があります。
私は杉花粉アレルギーなので、3月末には花粉症の症状がなくなります。したがって、体力・気力のピークに合わせて短答試験、論文試験に臨むことができました。
短答試験、論文試験の実施時期が少しずれているか、私が杉花粉以外の花粉アレルギーだったら弁理士試験に合格していなかったでしょうね。
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自分の顔

2007-03-18 10:36:02 | Weblog
確かリンカーンだと思いますが、「男は40歳になったら、自分の顔に責任を持て」という言葉があります。その人の人格が顔に出てくるということを表しています。幼い頃の顔は百パーセントが遺伝でも、その後どんな生き方を選ぶかで顔つきが変わってくる。その顔付きを長年続けるうちに次第に定着し、やがてその人の顔ができあがる。その年齢が四十歳という意味のようです。
何年か前に、「100万円クイズハンター」の司会を務めた柳生 博さんがかなり有名になっていた頃、一人の男性俳優が再デビューしました。この人は、柳生 博さんが脇役として映画に出演していたときに、主役として映画に出演していた二枚目俳優です。この人が、再デビューのインタビュー番組で、「俺が主役を張っていたときに、柳生 博は唯の脇役で演技も大したことなかったのに、今は有名になっている。あいつが有名になるなら、俺のほうがもっと有名になっていい筈だ」という趣旨の発言をしていたことを思い出しました。
確かに当時の状況は、その人の言うとおりだろうと思いますが、その後の柳生 博さんの生き方が顔に表れ、魅力的な司会者になったものと思います。それと比較して、その人は、二枚目であることは疑いがないのですが、自信過剰で相手に対して思いやりのない顔だけが目立ったインタビューだった印象があります。この人は、自分の顔を魅力的にする努力を怠っていたのでしょう。
本当に自分の生き方が顔に表れるのですね。怖いことです。
私の顔は、他の人からどのように思われているのでしょうか。これからの生き方で更に自分の顔の印象が変化していくことになると思うと、しっかりとした生き方をしないといけませんね。
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65

2007-03-16 20:01:56 | Weblog
日野原重明先生(92歳)と乙武洋匡さん(27歳)の対談集のタイトルです。お二人の年齢差65歳をタイトルにしたものです。日野原重明先生は、私が尊敬する人生の大先輩ですが、この本を読んで乙武洋匡さんにも大変興味を持ちました。皆さんご存知のように、乙武洋匡さんは、「五体不満足」の著者で、現在、スポーツライターとして活躍中です。
この本で、乙武洋匡さんは、中途障害ではなく先天性の障害だったためか、「ああ、僕にはどうして手がないのだろう」と思い悩むことがなく、悲壮な気持ちも持たずにすんだということを述べていました。彼がこのような考えに至った経緯は分かりませんが、私には到底できないことです。先天性の障害であっても、神と両親を恨むでしょう。彼がこのようなさわやかな気持ちになれたのは、彼自身の努力もあるでしょうが、やはり両親の影響が大きいのではないでしょうか。まさに親子鷹ですね。
日野原先生が関係している独立型ホスピス「ピースハウス」を乙武さんが訪れたとき、入居者の皆さんが大変喜ばれたということです。日野原先生は、乙武さんが来るだけですごいボランテイアになると思ったそうです。乙武さんは、その存在自体が他の人にパワーと喜びを与えるという貴重な人であると言えます。
この本を読んで、乙武洋匡さんの今後の活躍に注目していきたいと思いました。

乙武さんの言葉:男性が内助の功をするというパターンがもうちょっと世の中に出てきてもいいんじゃないでしょうか。せめて、「もし自分のほうが仕事を奪われるとしたら」と男性がイメージできればパートナーを思いやることにつながると思うんです。

27歳の青年のこの言葉に、猛反省する59歳の熟年です。
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今週妻が・・・・・します。

2007-03-15 21:32:59 | Weblog
今週妻が中国(北京・天津)へ旅行します。
私は研修・仕事の都合で行けませんので、妻と妻の友人とでツアーに参加しました。今頃は、北京で美味しい中華料理を堪能していることでしょう。本当に羨ましい限りです。
香港、台湾には旅行していますが、北京はまた違う風景、料理でしょうね。妻が帰ったら、写真を見ながら土産話を聞くことにします。
そういえば、確か、六カ国協議が北京で開催されるのでは、19日開催なので、その前に帰国するから問題はなさそうです。開催前のピリピリとした雰囲気があるのか、それとも大陸的なおおらかさで普段と変わらない雰囲気なのか、興味ありますね。
それにしても中国は大きい国です。こんなジョークがあります。日本と中国が戦争を開始し、最初の1ヶ月で1億人の中国人が捕虜になりました。次の月に更に1億人の捕虜がでました。中国政府から日本政府に対して無条件降伏を求める連絡が次の言葉とともにありました。「まだ戦争を続けるつもりか、我々はあと8億人の捕虜がいる」人口10億人の凄さです。
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八芳園

2007-03-15 21:06:55 | Weblog
弁理士研修最終日の「商標出願・審査対応演習」に出席してきました。といっても、仕事の都合で研修会場に到着したのは午前演習の終わりの方でした。午後は最後まで受講しようとハリキッテいたら、会社から呼び出しの連絡、結局、講義資料を入手して帰社することになりました。したがって、演習内容についてのコメントはできません。
会社へ帰る途中に八芳園の庭園を観て来ました。八芳園は、白金台駅から明治学院大学へ行く途中にあります。明治学院大学へは、弁理士短答試験で2回、新人弁理士研修で5回通いましたが、八芳園の横を通り過ぎるだけで中に入ったことはありませんでした。研修の最後の日ということで(本当は呼び出しにすぐに応じるのは面白くないためです)、少し寄り道してしまいました。
八芳園の日本庭園は素晴らしいの一言です。都会の喧騒を忘れさせてくれる静けさで、時間がゆっくり流れています。このような時間を持つことは、現代人にとって必要ですね。
白金台には、八芳園、明治学院大学だけでなく、東京大学医科学研究所、聖心女子学院、東京都庭園美術館、ベラルーシ共和国大使館等の多くの施設があります。白金台駅と明治学院大学との往復で周辺を散策することをしていませんでした。思えば、もったいないことをしました。人生には周辺を散策するゆとりが必要です。
そんなことを考えながら日本庭園を楽しんだ一時でした。
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弁理士研修 6回目

2007-03-14 19:10:26 | Weblog
意匠出願・審査対応実務研修を受けてきました。意匠出願の講師の方は、お忙しいのに丁寧に添削していただいて大感謝です。私の評価は、A’です。これは良い評価なのでしょうか?講師のコメントでは、良く書けているということでした。審査実務対応も良くできているとのことで、一安心です。
講師の方も述べておられましたが、意匠の類否判断は難しく、実務経験をかなり積まないと、お金を貰えるようにはならないとのことです。
意匠の類否判断と特許の進歩性判断は、ともに難しいこと、基準はあるが具体的でなく判断者による主観が働く余地が大きいこと、成熟した分野では非類似、進歩性ありと判断されやすいこと等、共通する点が多いように感じられました。そうであるならば、意匠の類否判断も裁判例による具体的な基準が作成できそうです。研修が終了したら、早速取り掛かってみます。
午後の研修の途中に会社から呼び出しがあり、講師の方には申し訳ないのですが、途中で抜けさせてもらいました(ライセンス交渉では、日常茶飯事です)。
明日は研修の最後の商標ですが、会社から呼び出しがあるでしょうね。
私の業務は特許中心なので、意匠・商標は比較的軽く考えられているようで、なぜか講演・研修の途中で呼び出しがかかる場合が多いようです。
意匠・商標は、今後実務で体験する可能性はそれほど高くないと思いますので、この機会にしっかりと勉強したいと考えています。
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弁理士研修 5回目

2007-03-13 20:34:40 | Weblog
機械技術分野の明細書作成演習、審査実務演習を受講してきました。特許実務演習の最後の演習です。今回も課題提出率が37%と低く、講師の方も少々がっかりしていました。実務経験がない弁理士に、クレーム作成、進歩性の判断を課題として与えるのは少々無理があると思います。クライアントの不利益を考えると、司法修習と同様に1年間程度かけてじっくり研修をすることも真剣に考えたほうが良いかもしれません。
今回の研修は、4クラスに分かれて演習を実施していますが、各クラスで共通の講義資料を使用すると同時に各クラスの講師が独自に作成した資料を使用していました。したがって、資料の豊富なクラスと全くないクラスが存在します。これはどうでしょうか?ある程度資料は統一した方が良いと思うのですが。
機械技術分野の明細書作成、審査実務は、業務でも行っていますので、模範解答と大きく相違する点はありませんでした。
明日からは、実務で未経験な意匠、商標の演習です。課題に対する回答は提出してありますが、果たして演習について行くことができるかどうか、不安でもあり、楽しみでもあります。
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