熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

ライバル

2009-08-20 21:57:13 | Weblog
世界陸上男子100mで、ジャマイカのウサイン・ボルトが9秒58という驚異的な世界新記録で優勝しました。

勝利者インタビューに出席した、ウサイン・ボルトは、ライバルの重要性を指摘していました。
「今回の100m決勝で、タイソン・ゲイ、パウエルというライバルがいたので、9秒58を出して優勝することができた」と話していました。

勝利者インタビューに一緒に出席していた、ゲイとパウエルもライバルの重要性を強調していました。
ライバルは自分の力を引き出す原動力になります。
ライバルは大切にしなければいけません。

企業の研究所に勤務していた頃に、同じ研究所の1年先輩の人が強力なライバルとして私の前に立ちはだかっていました。
その人は、努力型で、粘り強く、エネルギッシュで、とにかく圧倒的な迫力を持っていました。
私も負けることが嫌いな方でしたので、毎日勉強に励み、人並み以上の業績を上げることができました。

この方は、特許の勉強もしており、優れた発明を数多く創出し、当時の知財担当者とも対等以上の議論ができるほどの知識を有していました。
私も刺激されて、特許に興味を持ち、知財部門への移動、大学院での知的財産権の勉強、弁理士試験合格と、知財専門家への道を突き進むことができました。

この方がいなかったら、現在の私はいなかったといえるほど、大切なライバルでした。

現在の私のライバルは、研究所の先輩で、先輩弁理士として大学の知財管理アドバイザーをしている方です。
この方は、私よりも3~4歳年上ですが、そのエネルギーは驚異的で、常に新しい仕事に挑戦しています。

私も誰かのライバルとして考えられる存在になれれば良いのですが。
努力あるのみです。



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鈍感力

2009-08-19 20:27:53 | Weblog
渡辺淳一の「鈍感力」を読みました。

数年前にかなり話題になった本です。
生来の天の邪鬼のため、話題になっている本は、ブームが過ぎた後に落ち着いて読むことにしています。

この本もそろそろ読んでもいい頃かなと思い読んでみました。
五感の鈍さ、皮肉・悪口に対する鈍さ、ストレスに対する鈍さ、等々の鈍感力の重要さが述べられています。

私も鈍感力がかなりある方で、人の噂や皮肉はあまり気にならない、講演前の緊張がそれほどストレスにならない、考えても解決しないことは考えない等々の精神的な鈍感力の強さの他に、腸の感覚が鈍いためか食中毒にかかり難い等の体力的な鈍感力もありそうです。

腸の感覚が鈍いと言えば、私がまだ小学校低学年の頃、近所に1歳下の男の子がいました。
当時は、衛生状態も良くなく、ハエが食物に止まっても捨てるわけにはいかないので、そのまま食べてましたが、食中毒になった経験はありませんでした。
そのような環境の中でも、この男の子の腸の鈍さは特筆もので、道に落ちているお菓子や腐りかけている食べ物も平気で食べていました。

ある日、小学校の給食で牛乳が出て、その牛乳が少し古かったせいか学校のほとんどの生徒がお腹を悪くして休みました。
流石の私も、休むほどではありませんでしたが、少しお腹がグルグルしたことを覚えています。
そのときに、この男の子は何もなかったように学校に来ていました。
鈍感力の強さは、生き延びる強さでもあるのですね。

この本の中に、「図に乗る才能も」も鈍感力の一つだと書かれていました。
子供の頃に「絵が上手だね」「歌が上手だね」とほめられたときに、図に乗ってもっと上手くなろうとするような子供は、才能を開花させることができるそうです。
子供はほめて育てることが大切ですね。

そういえば、4歳になる孫は、絵が上手で、手巻き寿司も上手に作ります。
「絵が上手だね」「お寿司を握るのが上手だね」とほめていると、将来は、画家かお寿司屋さんでしょうか。
どちらもいいですね。


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懇親会

2009-08-18 22:26:31 | Weblog
元会社の先輩、同僚の方との懇親会に参加しました。
会場は、小田急線海老名駅前の「くいもの屋 わん」です。
懇親会といっても、私と同じ年の同僚と、5年先輩の方との総勢3名の飲み会です。

前回は、6月に開催したので、2ヶ月振りの懇親会です。
席について、まず、ビールで乾杯。
先輩が、「今回の乾杯は厳粛に行いましょう。戦争で亡くなられた多くの方々を偲んで、現在の平和な日本に感謝して、乾杯」と音頭を取られました。
本当に、平和な日本に感謝感謝です。

近況報告の後、政治・経済・財テク・文化・芸術・法律・旅行と、話題は目まぐるしく変わりますが、興味深い話の連続にあっという間に3時間が経過しました。

旅行の話では、私が今年の秋に行く、エーゲ海・アドリア海クルーズの話と私と同じ年の方が今週末に出発する中国旅行の話で盛り上がりました。

特に中国旅行は、どっぷりと中国人の生活に溶け込む旅行で、成田から中国までの往復航空券のみ予約し、中国国内の宿泊、交通機関の予約はしないで、行き当たりばったりの旅をするとのことです。
宿泊は、いわゆる簡易宿泊所を利用するとのことで、まさに冒険旅行です。
私にはとても真似のできない旅行で、その冒険心に驚かされます。

先輩の投資話もとても参考になりました。
何事も勉強ですね。

次回の懇親会は、中国冒険旅行のお土産話が話題になるので、10月頃でしょうか。
それとも私がクルーズから帰る11月末でしょうか。

いずれにしても次回の懇親会が楽しみです。

それまで皆さんお元気で。



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専門書

2009-08-17 21:34:58 | Weblog
知的財産権の勉強や論文作成に専門書は欠かせません。
最近は、論文の電子版が公開されているので、インターネットで論文を集めることも可能ですが、やはり専門書の役割は依然として大きいと言えます。

大学院で勉強しているときは、大学院の図書館を利用していましたが、現在は、弁理士会の所蔵図書と慶應大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の図書館を利用しています。

特に、SFCは、自宅から車で7分というアクセスの良さ、個人学習設備が充実している等の理由で頻繁に利用しています。

三田校舎と比較すると、知的財産法関連の蔵書数は少ないのですが、それでもそこそこ揃っており、一般法の図書、工学図書、語学図書等が充実しているのも魅力です。

今日の午前中もSFCに行き、借りていた図書を返却して、新たに6冊の図書を借りてきました。
2週間で6冊ですから、ちょうど良い分量です。

この時期、夏休みということで、図書館の利用者も少なく、ゆっくりと図書を選び、新聞を読み、静かな環境で勉強することもできます。

この午前中の時間は貴重です。
頭がフレッシュなためか、灰色の脳細胞を刺激して勉強の効率も高まります。
まさにゴールデンアワーです。

夏休み期間中は、ちょくちょく訪れることにしますかね。
コミニュテイセンターの学習室も魅力的ですが、たまには気分を変えるのも良いでしょうから。


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終戦記念日

2009-08-16 20:21:12 | Weblog
お盆でコミニュテイセンターがお休みのため自宅の書斎で勉強していると、市の屋外放送が入りました。
「終戦記念日です。1分間の黙とうをお願いします」
そういえば、終戦記念日でした。
勉強の手を止めて、戦争で亡くなった方々に黙とうをしました。

日本は平和ボケだと批判する人がいますが、戦争をするくらいならば平和ボケの方がどれほどましなことか。
平和のありがたさをしみじみ感じます。

テレビ番組で、コメンテーターの方が、アウシュビッツを訪れた感想を話されていました。
アウシュビッツでは、大げさな形容をせずに事実を淡々と展示しているが、それが戦争の悲惨さをより激しく訴えかけているとのことでした。

アウシュビッツの記念館でガイドから聞いた言葉が今でも心に残っているそうです。
「今までの戦争は、あなた方の責任ではありませんが、これから起こる戦争は間違いなくあなた方の責任です」
この言葉は重いですね。
過去の過ちを反省して、戦争を止める努力を継続していかなければいけません。

オバマ大統領が、米国大統領として初めて核使用国としての責任を認め、核廃絶を宣言しました。
日本は、唯一の被爆国として米国と世界に働きかけて、核廃絶運動に大きく貢献することが求められています。

核廃絶の機運が高まっているときに、何を血迷ったのか漢字が読めない首相が、核の傘の必要性を訴えていました。
このピントはずれの意見対して、広島市長から怒りのコメントが出されました。

日本国民として恥ずかしく思います。
早く退陣してくれないかな。

8月30日が待ち遠しい。



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新エンゲル係数

2009-08-14 20:19:31 | Weblog
「雑誌ニュートン」の編集長だった「竹内均」さんが提唱された考え方です。

「新エンゲル係数」とは、労働時間に占める生活のためにしかたなく行う仕事の時間を言います。

「新エンゲル係数」が100%だと、全て生活のためにしかたなく働いていることになります。
逆に0%だと、全て自分の好きな仕事をしていることになり、理想的な姿であると言えます。

竹内さんは、現役時代、東大教授として研究、学生への講義と好きな仕事をしていましたが、それでも教授会への出席、その他の管理的業務もあり、必ずしも新エンゲル係数が0%とは言えなかったそうです。

東大を退官後、ニュートン編集長等、いくつかの仕事をしましたが、全て自分のやりたい仕事で、新エンゲル係数が0%だったそうです。
もちろん、新エンゲル係数を0%にするためには、ある程度の貯えが必要です。

竹内さんの「新エンゲル係数0%」の考え方に影響を受けた私は、定年退職後に新エンゲル係数0%の生活を実現するために、現役時代から細々と貯蓄をして、現在、厚生年金と個人年金とで、「新エンゲル係数0%」の生活をエンジョイしています。

「新エンゲル係数0%」の生活は、自分の時間を自分で管理でき、好きな仕事・勉強・趣味に没頭でき、とても充実しています。

新エンゲル係数0%の生活を実現できる方が多くなるといいですね。


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出願件数

2009-08-13 17:54:39 | Weblog
先日、ある企業の知財部門の責任者とお会いした時のお話です。
「昨年、今年と2年連続の不況で、出願件数が約半分と、大幅に減少している。他の企業もほぼ同様な状況です。特許事務所には申し訳ないが、今は我慢の時です。」とおっしゃっていました。

特許庁の出願統計でも、2001年の439175件をピークに減少を続け、2008年は391002件と、約5万件の減少です。
どなたかのブログで拝見した情報では、8月に出願した番号が18万台であったとのことです。
これは、単純計算で、2009年の出願件数は30万件前後になり、2008年より約9万件減少することになります。

特許事務所の出願1件当たりの手数料を30万円と仮定して、2008年よりも270億円の減少ということになり、業界にとって大打撃ですね。

私は、出願代理業務を行っておりませんので、直接の影響はありませんが、コンサル依頼回数の減少という間接的な影響は出てきそうです。
といっても、定年退職後の自由業の私にとっては、それほど深刻な話ではありません。

特許事務所を経営している弁理士の方は大変ですね。
収入減を補う工夫をされていることと思いますが、業務の幅を広げるといっても、それほど簡単なことではありません。

このような不況の時こそ、ピンチをチャンスに変える発想が求められると言えます。

ピンチをチャンスに変える、強い気持ちを持って、この不況を乗り切っていきましょう。




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司法試験

2009-08-11 20:25:15 | Weblog
司法試験の勉強も刑法が終了し、残るは商法、民事訴訟法、刑事訴訟法の3科目となりました。

すでに終了している憲法、民法、刑法と比較すると、勉強の分量も大分少なくなります。
9月末か10月中旬には、6科目終了となりそうです。

11月に予定しているエーゲ海・アドリア海クルーズまでに終了しておかないと、安心してクルーズを楽しむことができませんからね。

明日から16日まで、私の勉強部屋(コミュニテイセンター)がお盆休みになりますので、自宅で勉強するか、図書館の学習室で勉強することになりそうです。

このお盆休み中に、職務発明に関する論文を仕上げておこうかなと思っています。
自宅でPCが目一杯使用できるこの時期が、論文作成にはベストな時間ですからね。

明日からは、司法試験の商法の勉強と、論文作成、講演会準備を並行して行うことになります。

ケーブルテレビ「アガサクリステイーのポアロ」も見逃せません。

効率的な時間管理が必要です。



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ほどらいの恋

2009-08-10 20:56:11 | Weblog
田辺聖子の短編小説集「ほどらいの恋」を読みました。

「ほどらいの恋」とは、「ちょうど良い加減の恋」という意味で、40代以上の大人の恋をユーモラスにしっとりと描いたものです。
お聖さんの真骨頂というところでしょうか。

この短編集に描かれている大人の恋の味が分かるような年齢になりました。

この短編集に収められているのは、「ほどらいの恋」を含む10作品です。

どの作品も優れているのですが、私が特に好きな作品は、「古文の犬」と「愛の周り」です。
どちらの作品も不器用な男女の恋をしっとりと描いています。

これを機会に、お聖さんの作品をしばらくぶりに読んでみますか。



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細川護煕

2009-08-09 20:36:54 | Weblog
細川元首相のインタビュー記事を読みました。

宮沢内閣が解散総選挙で敗れて、細川連立内閣が誕生したときのエピソードが語られていました。

宮沢元首相との総理大臣引き継ぎ作業では、多くのアドバイスをしてもらい細川政権が好スタートを切れた一因だと認識しているとの感想を述べていました。

また、細川政権成立後も、田中秀世さんの仲介で宮沢元首相と会い、継続してアドバイスをしてもらったとのことです。

自分を総理大臣の座から引き下ろした人間にアドバイスする器の大きさに感激したとのことでした。
宮沢元首相は、自分や自民党の利益よりも日本の国益を優先して考えていた、数少ない政治家の一人ですね。

細川元首相の感想では、自民党が健全な野党の役割を果たしていれば、二大政党制ももっと早く実現していたが、自民党が社会党の党首を総理大臣に指名するという、なりふり構わない政権奪取を行ったため、二大政党制の実現が大きく後退したとのことでした。

政権交代は断絶に意味があるということも述べんていました。
すなわち、政権交代すれば、核持ち込み疑惑を政府が認めていないことも問題なく解決するでしょうし、道路族等の族議員による間違った政策も是正されることになり、これが断絶の効果だそうです。

確かに、民間企業でも、現状を大きく変えるためには、現在の経営陣を一掃して新たな経営陣による改革を行うことが有効であることは実証されていますので、政治の世界でも同じことが言えるのでしょう。

そういう意味でも今回の衆議院選挙は注目されますね。
本当に日本の現状を大きく変える意思があるのか、それとも現状維持を望むのかが問われています。

真剣に考えて投票することが必要です。




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