常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

アヤメ

2014年05月06日 | 詩吟


本日、立夏。気温が上がり、初夏の陽気のになると、気の早い初夏の花があちこちに咲き始めた。皐月の花の下に白いアヤメがみごとに咲いていた。この花の凛とした姿と花の気品は古くから日本人に愛されてきた。

ほととぎす鳴くやさつきのあやめぐさあやめも知らぬ恋をするかな 古今集

古今集、「恋の部」部冒頭の一首である。題知らず、詠み人しらずとある。恐らく身分の高い宮廷の人がおのれを韜晦した歌であろう。あやめも知らぬとは、文目。分別のない恋という意味である。

今日は、仙台で詩吟の優秀吟のコンクールが行われる。私は、合吟で山形岳風会の男子チームの一員として出吟する。昨年の暮れから練習を積んできたが、果たして結果は。文目も知らない挑戦ではある。昨夜の雨は上がり快晴、6時55分自宅を出発。



仙台は大通りも会場周辺も緑がいっぱい。旭ヶ丘ににある瀟洒な文化センターのホールで大会が行われた。合吟コンクールでは、このブログを読んでくださっている山根さんの宮城岳風会チームと山形岳風会の女子チームが予選通過。我が男子チームはその次の努力賞となって、全国大会のエントリーならず。これにめげず、来年にへ向かうことみんなで確認した。

出吟の吟題は瀬川雅亮「偶成」。自然を友とし、この天の恵みへ感謝の心を吐露した詩である。

富貴功名何ぞ論ずるに足らん
吟花嘯月亦君恩
風光尽きくる無く乾坤かつたり
人爵は如かず天爵の尊きに

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コメント (5)
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