紫藤
2014年05月12日 | 花
公園の藤棚が満開を迎えた。小さかった花芽がみるみる成長して、50cmを超える大きな花になって垂れ下がる。花の持つ神秘性に驚かざる得ない。花の周りには、蜜を求めて大きな熊蜂が群れていた。藤の花は一般には紫だが、白藤があるので紫藤と呼ばれてきた。
白居易の詩に
惆悵す春帰って留むれども得ざることを
紫藤(しとう)の花のした漸く黄昏たり
現代語に直せば
悲しくてなりません。春を惜しんで引きとめてようとしても、そんなことにかまわず帰ってしまうのですから。晩春の花である藤の花のあたりも、すでにたそがれの色がこめてきました。
とあるが、春の一番心地よい時間が過ぎようとしている。今日の予報では、山形の最高気温が27℃と報じられている。季節は初夏から夏へ一気に進む。
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