石竹
2014年05月22日 | 花
ナデシコ科の石竹は、一見ナデシコと見間違うような可憐な5弁花をつける。庭の花畑を賑わせる初夏の花である。朝の散歩でこの花に出会うと何か元気をもらったような気分になる。昨日から続いた雨は夕方になってようやく上がる気配をみせている。
石竹やおん母小さくなりにけり 石田 波郷
義母はすっかり小さくなって、蒲団の中で寝ていることが多くなった。朝、義母のためにしつらえた一日の弁当を持っていくと、ベッドで起き上がり、うれしそうに起き上がり「うまいなあ」という言葉を連発する。テレビをあまり見なくなり、CDの島倉千代子の歌を聞きながら食べる姿を見ると、年を取ることの現実に触れている感に打たれる。
黒沢温泉ゆさで、詩吟の合吟祝勝会が開かれた。一晩雨の音を聞きながらではあるが、優勝したチームのメンバーの晴れやかな姿が印象的であった。詩吟を始めて20年を過ぎたが、その奥は深く、学べば学ぶほどその難しさに打ち当る。サッカー女子「ナデシコジャパン」が今夜決勝進出をかけて中国とたたかう。健闘を祈る。
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