気温の上下動が激しい。初冬を思わせる時雨れもようから一転して小春日和へ。千歳山を一時間かけて登ってきた。次第に木々の葉が色づくなかに、紛れるようにツツジの返り花。狂い咲きとも言われるようだが、この場所で咲くのは、毎年のような気がする。しかし、やはりその珍しさに、行く人の足を止めずにおかない。いつも会う人が花の前で、満面の笑みを浮かべて挨拶された。坂道の上りは、歩幅を小さく、下りは腰を落としてつま先で着地。歩き方を変えてから、歩行に安定感が増している。スマホの歩数計には、7754歩がカウントされた。歩幅を小さくした結果、約1000歩が増えた勘定になる。ツツジの花の写真を撮りなおしたので、差し替えた。
花圃みだれ返り咲くもの紛れけり 谷 廸子
ラインが面白い。先月から参加した同級生のラインに、仲間の一人が、朝連れていく愛犬の写真をアップした。買ってから3年、飼った以上は最後まで面倒を見るつもりだが、果たして自分がそれまで大丈夫か、身につまされる不安を、冗談まじりに書き込んでいた。娘たち一家もラインでつながっている。入院した病院から、無事の連絡が入ると、すぐにその情報が共有される。手間暇がかからず、しかもその瞬間の人の心の動きがありのままに伝わる。これは、やはり通信の革命と言っていいのではないか。