常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

初もの

2019年06月14日 | 日記



今年、初めてのサクランボ。お隣からお婆ちゃんに供えて、と頂いた。やはり美しい色に魅せられる。スマホから投稿していたため、色味が確認できず。今朝、写真を見てびっくり。すぐに、デジカメの画像に替えた。食べてみると、やはり初もの味、甘酸っぱい。梅雨のなか、サクランボ畑では、ソトウニシキが日に日に色づいている。
 
キュウリ、ズッキーニなど夏野菜の初ものが続々と食卓にあがる。明日、雨のため山行は2週続けて中止。雨のサイクルが週末に当たっている。
 
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末期の目

2019年06月14日 | 日記

今年、新緑がいつもの年よりきれいに見える。その葉のうえに花びらをそらして咲くヤマボウシ。五月が高温でったこと、6月になって、梅雨冷というのか、気温が4月に逆戻りしたことと関係があるのか。しかし、5月から6月にかけて、見て取れるのは植物の生命の躍動感である。80歳を前にして、その躍動感に心を打たれるのは、ゆっくりと終焉へ向かっている自らの生命の衰えと関係があるように思える。

「末期の目」は芥川龍之介が自殺の遺書に残した言葉である。「自然はこういう僕にはいっそう美しい。自然の美しいのは、僕の末期の目に映るからである。」私は、自殺をしようとしているわけではないが、来年もういちどこの光景を見ることができるだろうか、という杞憂をいだきながら、自然を見ることがだんだんに多くなっている。

苗代を見て来し心美しき 松本たかし

畑に行くことが続いて、炎天下に汗を流しながら草むしりする機会も多くなった。畑で野菜たちを見るこては、また違った楽しみがある。トマトやキュウリに、声をかけながら手入れをする、という話をよく聞くが。ベランダで水やりをする、ことにも似て、野菜を家族の一員として見ている時がある。その樹勢の勢い、花の元気さ、畑は手をかけただけ、元気な野菜をそのご褒美として手に入れられる。野菜は、そのなかに世話をする作り手の心を映している。

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