常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

月山 雪景色

2021年04月15日 | 登山
この季節、月山の雪景色を見るのは、残り少ない人生の大きな喜びである。春の陽ざしのなか、桜が終りかけ、たくさんの花々が咲き始めた里から、僅か1時間余りの移動で、月山の雪のなかに立つことができる。そこは、凍てつく雪の別世界である。非日常の世界へ、一歩足を踏み入れて目にするのは、重畳として広がる雪山の佇まいだ。昨日までの低気圧が抜けて、移動性の高気圧に覆われると青空が広がり、雪景色が目の前に広がった。ただ、山頂にかかった雲がとれない。

南西に目を転ずれば、遠く朝日連峰の春の雪景色が迫ってくる。風が和らぎ、光はもう春のものだ。日の当たる場所では、夕べ凍った雪の表面が解け始めている。しかし一歩北斜面に足をいれと、固いアイスバーンの斜面だ。アイゼンの歯で氷った雪を踏みながら歩く。冬と春が同居している。春のスキーを楽しむ姿が三々五々、斜面を猛スピードで滑り降りていく。連休前の、春スキーを楽しむにはいい季節だが、コロナの影響か、人影は淋しいばかりだ。

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