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秋風や棚に上げたる古かばん 漱石
先日久しぶりで娘の家に行って驚いたことがある。あれほど無用なものが溢れ、片付けるのも何から手をつければいいか、考えられなかった部屋がすっきりしている。生活に最低限のものしか置いてないのだ。物のない生活が快適であることを、饒舌に語る娘を見て正直驚かされた。勤めから疲れて帰ってきても、食べるものは手作りをしているという。こんな時代に生き抜いていくために、必要にせまられて生活の仕方を見直したらしい。
自分の身の周りはどうか。年を重ねて、不要なものがたまっている。断捨離、終活。その前に、晩年を元気に過ごす体力維持。考えて見れば、やることはたくさんある。片づけを一日延ばしにして、不要なもののなかに埋もれていく。年を重ねると、決断する力が弱くなり、不用品を運ぶ体力も失われていく。娘の変身に刺激を受けて、小さなことから始める。不要なものをまとめて、先ずゴミに出すことから。