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今日、24節季の清明。うららかで万物が若々しい季節である。たくさんの花が咲き、温風が頬をなで人々は楽しく郊外に遊ぶ。小川で遊ぶカルガモも、この清明節を楽しんでいるように見える。昨日までの低温が去って、いよいよ春本番。桜の花も数日のうちに咲きそうである。陶淵明の詩
今日天気佳し
清吹と鳴弾と
彼の柏下の人に感じては
安んぞ歓を為さざるを得んや
清吹とは澄んだ笛の音、そして鳴弾とは琴しらべである。柏の下の人とは、親か兄か、木の下で死の眠りについた人を偲べば、いまこうして生きているうちに歓を尽くすほかはない、と春の日を慨嘆している。
ブックオフで谷川俊太郎と加藤俊朗の共著『呼吸の本』を買う。220円也。最近、スマートウォッチの先導で3分間呼吸エクササイズを行っている。寝る前のひととき、複式で息を吐ききって、腹を大きく膨らませながら息を吸う。スマホの出す音に合わせてリズミカルなエクササイズだ。この本を読んで、少し呼吸のことを考えてみることにする。面白いのは、加藤俊朗の紹介に、ブックオフで村上春樹の小説や空海を主人公にした小説を買って読んでいると紹介されている。その人の本がブックオフにあったのは面白い偶然である。
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