ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

美輪明宏コンサート

2011年08月08日 22時05分00秒 | 音楽・アート
職場の同僚2人に誘われて
ほんの出来心で行ってきました、
美輪明宏さんのコンサート。

見た目のインパクトもさることながら、
わたしの親の年齢とは到底思えない、
ほとばしるようなエネルギーと
他を圧倒するような存在感はすごいものが。

倍音のファルセットの歌声は
時にふうわりと優しく、観客を包み込み、
時に怒涛のような迫力で観客を飲み込んでゆく。
どの歌も、1曲1曲がドラマで
上質なモノクロ映画を1本ずつ観ているよう。
思わず涙がこぼれてしまって。

波乱万丈の彼の人生の10分の1でも
普通の人なら、到底生きられないだろう。
長崎で被爆し、ホームレスさえ経験し、
天国も地獄も、すべて乗り越えてきた果ての
この婉然とした微笑みの、ゆるぎない強さ。

(何だかご利益がありそうな、サイン入りの本)

ロビーで買った彼の著作には、こんな言葉が。
先日のブログで言いたかったことも
まさにこのことだったのだけれど
これだけの言葉で、この説得力は、
経験や、自信や、人徳があってのことだなあ。

 幸せ不幸せは
 「あるか」「ないか」ではなく
 その人が「感じるか」「感じないか」という基準で
 存在したり、しなかったりするのです。
 (美輪明宏著 「花言葉」より)
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