ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

Yes, we can

2009年01月21日 22時02分11秒 | ノンジャンル
アメリカの大統領の就任式を
見たいと思ったのは生まれて初めて。
深夜の中継を録画までして。

あまり政治に興味がある方ではないし、
政治的なことをここで書きたくはなかったのだけれど。

大統領として成功するかどうかはともかく、
黒人の血と、「フセイン」というミドルネームを持つ彼が
アメリカの大統領に選ばれた、というその事実が
アメリカという一国だけのことではなく、
人間の歴史の、大切な一歩だと思われて。



これは新しい上司のご主人がアメリカの民主党員で
オバマの選挙キャンペーンのボランティアから帰国され、
お土産としていただいたステッカー。

自由と平等、という美しい理念を掲げながらも
みにくい格差と差別に病む、矛盾した大国が
ようやく本来の美しい姿に、一歩近づいた証であるだけでなく、
誰もが持つ、人間性の善なるものが、
それぞれの違いを乗り越えて
本来の善なる姿に一歩近づいた証として
このステッカーは取っておきたいと思うのです。

あまりにも単純で、ナイーブすぎるかもしれないけれど。

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猫だって

2009年01月19日 15時37分53秒 | ねこ
隣の職場の知り合いが、
ニワトリの鳴きまねをする猫をテレビで見たというのだけど、
よく、「うあん」と鳴く犬を「ごはん」と言う犬、とかあるから
どうせその類だろうと思いつつも探したら
・・・見つけちゃいました。

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ま、参りました。
本当に真似してる。
し、しかも可愛いすぎる。
猫だって、こんなことが出来るとは。
疑っちゃったりして、ごめんなさい。

みみにゃんも、研鑽を積んだら
第九のサビのところのメロディーだけでも
一緒に歌えるようにならないかしら。

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祈りの灯

2009年01月18日 14時39分04秒 | 生活
昨夜は友人と三宮のレストランへ行ったため
帰りに東遊園地の「1.17のつどい」に寄って
死者の数と同じだけの竹灯篭の一つに
わたしもささやかながら、献灯してきました。



このろうそくの灯ひとつひとつが
14年前までは、一人一人の生命で
ひとつひとつの笑顔だったんだなあと思うと
言葉を失い、手を合わせるしかなくて。
どうぞどうぞ、安らかに。

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祈りの朝

2009年01月17日 22時25分04秒 | 生活
今日で阪神大震災から14年目。
この地域に暮らしている者としては
忘れることの出来ない、祈りの朝。
わたしも今日は、モーツァルトのレクイエム。

当時はわたしは大阪住んでいて、
部屋の中はぐちゃぐちゃになったものの
自分の生活には大きな影響はなく、
身の回りの人を失うこともなかったけれど。
あの日から、もう14年。



6,400名を超える、かけがえのない生命と
そのかけがえのない一人一人をこよなく愛していた多くの人々の
消えることのない悲しみを内に秘めた街で暮らす今、
心の中でそっと手を合わせつつ
静かに、荘厳に流れる、レクイエム。
その響きの中で、わたしの愛する小さな生命がひとつ
窓から注ぐ暖かな陽射しの中で、柔らかに眠る朝。

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寒椿

2009年01月15日 22時08分17秒 | 花・自然
最高気温6度という凍てつく寒さの中
この色のない季節に、目にも鮮やかな八重の寒椿が
花びらを散らしていました。



「傷つけていたことよりも
ゆるされていたことつらく、椿は立てり」
椿を見るといつも思い出される、
江戸雪さんという若き女流俳人の句。

どういうわけかこの句に出会った途端、
心に沁みて、忘れないということは
わたしの心にも何か、
共鳴するものがあるからなのでしょう。



知らないうちに、誰かを傷つけながら
それでも許されて、
いっぱいいっぱい許されて、
今わたしは、ここにいる。

だからせめてもの感謝として
自分が傷つくことがあっても
寒椿が花びらを惜しげもなく散らすように
さらりと許せる人になろう、
そんなことを思いながら。

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