ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

ちょっとだけ背伸びして

2009年01月14日 21時33分56秒 | フランス語
冬学期のフランス語のレッスンが昨日から始まり、
今までより、少し上級のクラスに挑戦することにしました。
ついていけるか、ちょっとどきどきしながら
まずはお試しという形で、昨日は見学。

クラスは4-5人の少人数で
わたし以外は、何年もこのクラスを続けている人ばかり。
現代のフランス社会のさまざまな側面を題材に取り上げる、
このクラスのレベルは確かに楽ではなさそうで、
1-2を争う最下位からのスタートは間違いなし。

でもそれが気に入って、本登録をしてきました。
全然付いていけそうにないのなら諦めたけれど、
最下位付近ででも、どうにか付いて行けそうな感じがして。
それでいつか、普通に参加できるようになると
実力がついたって実感できるから、
わたしはそういうプロセスを楽しむのが好きみたい。



ちょっと背伸びをして、ちょっとだけ頑張る。
毎日毎日、ちょっとだけ、頑張る。
そうしたらきっといつか
今は背伸びしても届かないところに、
手が届く日がくるかもしれないから。

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戦場のアリアに思う

2009年01月12日 17時46分32秒 | 音楽・アート
ずっと観たかった映画が
年末年始にBSで放映されていたので
録画したのをやっと観ました。
「戦場のアリア(Joyeux Noël)」

4年前の映画なので観た方も多いと思いますが
1914年第一次大戦下、英・仏の連合軍と独軍が
泥沼の戦争を繰り広げている北フランスで
凍えるクリスマスイブの夜に
互いの塹壕から聞こえてきたクリスマスの歌をきっかけに
兵士たちが各々の塹壕を出て
共にクリスマスを祝ったという実話。



「どうか憎むことの出来ない敵を
殺さないでいいように
早くこの世界がなりますように」
宮沢賢治が「烏の北斗七星」で書いたこの言葉は
どの国の兵士の胸にもあったのかもしれません。

この最前線での停戦が本部の知るところとなり
敵兵と親交を結ぶとは「国に対する反逆罪」として
仏軍の本部から更迭を言い渡しに来た少佐に
息子である中尉が言った言葉が印象的でした。

「ドイツ兵を殺せと命令するあなた方より
ドイツ兵の方が、はるかに人間的だった。」

民族や言葉の違いを超えて共に歌い、祈り、
お酒を酌み交わし、互いの家族の写真を見せあい、
互いの無事を祈り合う兵士たちを引き裂き、
「国に対する反逆罪」の烙印を押して殺戮に駆り立てる、
国の「大義」というものの愚かしさ、醜さ。

戦争が人間性の闇の部分だとしたら
この戦場の一夜限りの奇跡は、
人間性の最も美しい部分の表れであり、救い。
それを引き出した歌や音楽というものの
秘められた力の大きさを改めて思いつつ。

この映画は「Life is Beautiful」と並んで
わたしの心に残る映画の1つになりました。

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今年も元気で

2009年01月10日 15時05分18秒 | ねこ
みみにゃんは4年前の冬に
ねこの男の子がかかりやすい
尿路結石症をわずらったものの
昨年もこの冬も、おかげさまで元気です。



どんなにやんちゃして走り回っても
早朝にお腹すいたと言って起こされても
忙しい時に限って何かをせがまれて中断させられても
元気ならそれだけでわたしはうれしい。

今日は外はかなり冷え込んでいるけど
時折差し込む日差しの中で
ひなたぼっこしながら、のどかにお昼寝。
春はまだ少し先だけど
いっぱい眠って、元気にやんちゃしていてね。

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面倒でよかった

2009年01月09日 17時14分59秒 | 生活
年末にたまたま万歩計を買ったので
毎日どのくらい歩いているのかしらと
ずっと計測してみています。

すると、仕事のある平日は
行って帰って来るだけで8-9千歩。
ちょっと帰りに買い物とかすれば
それだけで何と1万歩は超えていました。

週末、スーパーに行く程度で
殆ど部屋で過ごした日は、
お掃除をしたりお洗濯したり
結構、体はくたくたになっても、
歩数にするとせいぜい3-4千歩台。

職場が駅から徒歩15分くらいはあるので
面倒だなあと、ずっと思ってきたけれど、
こうしてみると、そのおかげで
運動もダイエットもしないズボラなわたしが
標準体重を維持できていたみたい。
(組成には若干問題はあるけれど)



面倒だと疎んじてきたことに
実はずっと救われていたんだなあ。
物事には良い面と悪い面と
必ず両面があるというけれど
改めて、その意味が分かったような。

快適を手に入れれば、失うものがあり、
快適を失えば、得られるものがある。
ならばどんなことでも良い面を見るようにすれば
あらゆることが、喜びであり、恵み。
当たり前のことだけど、今更分かったような。

そのおかげで、今では遠回りがちょっとうれしい。
ああ、これで今日も1万歩達成、と思えて。

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今年最初のプレゼント

2009年01月06日 22時17分37秒 | 仕事・職場
昨日は仕事始めだというので
朝、遅刻しないよう駅まで走って行ったのに
よりによって人身事故でダイヤが大幅に乱れ、
さんざん待たされたため
駅から職場まで走るハメに。

わたしは結局15分の遅刻で済んだとは言え
さんざん「JRめ~」と愚痴ったというのに、
京都から7時発の電車に乗って、
9時半すぎに到着した気の毒なインターン君が
「いやあ大変でした」と苛立つ様子も見せず、
コートを脱ぎながらさわやかな笑顔で言うので
彼の許容量の大きさに脱帽。
わたしも、見習わなければ。

そして今日は同僚のひとりに
誕生日でもないのにプレゼントを贈呈。
彼女がランチにバナナを持って来ていたので
こんなものを見かけたよ、と言ったら
「欲しい」と言うので、早速買ってきました。



100円ショップで見つけた
プラスチック製の「携帯用バナナケース」。
折角なので、かわいい真っ赤のリボンもつけて。
大きさが分かるようにりんごと一緒に記念撮影。

初めてお店で見つけた時には
バナナを携帯したい人なんている?と大笑いだったけど
まさかこんな身近にいようとは・・・。
我ながら、新春早々いい贈り物が出来たと満足したものの
ちゃんと彼女が持ってくるかチェックしなくては。

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