ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

くじらやマグロのいない海

2010年03月20日 22時46分00秒 | 社会
近頃巷をにぎわせている、クジラやマグロ問題。
マグロは日本の思惑通りに一件落着したようだけど、
クジラの方は、まだまだ揉めそうな気配。

わたしはこれらの問題にはまったく素人だから、
あまり口を出さない方がいいかもしれないけれど
ニュースを見ていて、ため息が出ることが多くて。

例えばクジラの調査捕鯨の問題にしても、
シーシェパードの過激な手段はルール違反だと思うけれど、
世界でかなり批判を受けているのは確かなのに
そこまで固執しなきゃいけないことなのかしら。
クジラを殺さないで調査する方法もあるようだし、
日本の食生活に大きな影響があるとは私には思えないのに。

(ジャック・ペラン監督の映画"Oceans"より)

マグロは、日本が言うようにワシントン条約の枠組でなく、
漁業資源管理の国際枠組での対応が妥当な気はするけど、
でも今回の決着は、輸出国の利害に支えられてのこと。
本当に絶滅の危機に瀕してるかどうかの判断ではなく。

わたしはマグロが食べられなくなるのは嫌だけど、
地球上からマグロがいなくなってしまうのは、もっと嫌。
そうなったら日本も、マグロの輸出国も、漁師さんたちも
もっともっと困ることになるでしょうに。

生命を頂く以上、その生命に敬意と感謝の念は抱くべき。
マグロを増やすために幼魚を放流するとか、
完全養殖をもっと大幅に推し進めるとか、
日本が得意とする科学的な解決があるのでは。
わたしはクジラやマグロのいない海は見たくないから。

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ビゴさんのフランスパン

2010年03月17日 21時52分00秒 | グルメ
ラジオフランス語講座の、今回の応用編の講師は
わたしが通っているアリアンス・フランセーズの
上級クラスの担当でもある、オリヴィエ・ジャメ先生。
今季のプログラムは、そのオリヴィエ先生と、
日本で活躍しているフランス語圏の人々とのインタビュー。
先日のは、なんと芦屋の「ビゴのパン屋」のビゴさんでした。

(JR芦屋駅ビルの中のお店。本店は徒歩で5-6分ほどのところ。)

ビゴさんは1965年に、日本に初めてフランスパンを紹介し、
以来ずっと本場の味を広めるべく、作り続けている人。
2004年にはフランス政府から賞も贈られています。


(お店には、授与されたレジオン・ドヌール勲章騎士賞の賞状)

日本の柔らかなパンばかりを食べ慣れていたわたしが
ビゴさんのパンのおいしさに目覚めたのは
実は恥ずかしながら、ほんのここ数年のこと。
でも一度そのおいしさが分かると、はまってしまって。
あの、硬くて香ばしい皮のおいしさと言ったら。

頭の中はすっかり、ビゴさんのおいしいパンで一杯だけど
ビゴさんのフランス語を理解できるように
ちゃんともう一度聴き直さなくっちゃ。

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ただの自己満足

2010年03月15日 21時24分00秒 | 家族
この週末は日帰りで、実家にも行ってきました。
先月まで雪に埋もれていた町にも、春。
小さな駅舎の前の枝垂れ梅が、あたたかな香り。



父のそばにいると、不思議とほっとする。
とりとめのない話を一方的にしながら
手をさすったり、握ったりするだけだけど。
娘3人を育てるために、働き続けた手。
今は握り返すのが精一杯の、柔らかな手。

(父のいる病院の玄関から望む、山の景色)

病院から帰るとすぐに、気になっていた庭の手入れ。
今冬は雪が多くて、庭の木や花が随分やられてしまって。
道沿いには、前回妹が来た時に花を植えてくれていたから
わたしはもっぱら、裏庭の片付けと草むしり。
また彩りを取り戻してくれるといいのだけれど。

親孝行とも言うのもためらわれるような、
こんなささやかなことなのに
母は「心配をかけてつらい」と言う。
でも「今しなかったらいつするの」と問いかける、
わたしの中の声に、言い訳したくないだけのことだから。
わたしのわがまま、ただの自己満足だと思って、
母には何とかがまんしてもらうことにしよう。

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極上の夜に

2010年03月14日 21時57分00秒 | グルメ
この週末は久しぶりに、芦屋モノリスでディナー。
レトロモダンでシックなたたずまい、
洗練された上質の大人の雰囲気が漂うお店。
前回うかがってから半年くらい経つのに、
男前のウェイターさんはちゃんと覚えていてくれて。
お酒は、お料理ごとにお任せでお願いしました。



ラッキーなことに、その夜はギターの生演奏付き。
JAZZYで、ちょっとボサ・ノバも交えた、心地良い音色。



オードブルは、いちごのピューレを加えたシャンパンで。
ひとつひとつの繊細な味は、食べ終わるのが勿体ないほど。



お魚は、グレープフルーツ等柑橘類のソースが効いた
外はかりっと香ばしく中はジューシーな、イサキのポワレ。
アルザスのゲヴェルツトラミネールという、
うっとりするような、バラの香りの白ワインと共に。
このワインは一口飲むと、話すたびにバラの香りがして。
イサキとも良く合って、ちょっと忘れられないワインかも。



お肉は、コクのあるフランス産のブランド鶏のグリル。
名前は忘れちゃったけど、スペインのしっかりした赤ワインで。
大好きな名古屋コーチンの影が薄くなるくらいおいしくて、
お腹いっぱいになってなければ、骨までしゃぶりたかったくらい。

それでも別腹で、桜をかざったデザートもしっかり頂き、
現実に戻るのが嫌になるような、極上の夜は幕。
粗食と腹8分目の食事は寿命を約5年伸ばす、という記事を
先日、Le Pointで読んだばかりだけど、
たまには至福の食事で、多少寿命を縮めるのも良しとしよう。


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DELF・B2甘くない

2010年03月12日 17時19分00秒 | フランス語
仏検1級を受けるまでのつなぎ、と考えていた、
DELFのB1とB2の試験だったけど、
どうやら思ったよりも、甘いものではなさそう。

ネットであれこれ調べてみたら、
「B2の口頭試験に比べたら、仏検1級の2次なんて楽」
なんて書き込みも見つけてしまって、ひええええ。
実際、その話をフランス語のクラスメートとしたら、
彼女もB2を考えていたみたいで、問題集のCDを貸してくれて
「やる気なくさせるために貸してあげるわ」と
にっこりと笑いながら、親切この上ないお言葉。



実際聞いてみたらこれが手強くて、まさに彼女の思うつぼ。
ううむ、これは下手したら仏検1級の後にすべきかも。
もう少し実力があれば、悩まなくて済むんだけどな。

あ、でもわたしが次に受けるのはB1だから
まだ全然心配しなくていいんだった。
あとのことは、B1が受かってから悩むことにしようっと。

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