ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

一人断食道場

2013年03月14日 22時34分00秒 | 健康・癒し
実は先週末から今週の始めにかけて
ひどいウィルス性胃腸炎でダウン。
いやもう、こんなきついのは久しぶり。
元気になった今だから話せるけれど。

突然何の前触れもなくお腹を壊し、
あれ、食べ過ぎたかな、と思っていたら
あれよあれよという間に急速に悪化。
トイレ通いはどんどん頻度を増し、
そこに猛烈な吐き気と腹痛も加わり
ついには仕事を断念して早退したものの
悪夢はまだ始まったばかり。

点滴を施され、水分を摂るよう言われ
スポーツ飲料水をちびちびとなめても
そのわずかな水分も受け付けてくれず
すぐにトイレに直行する始末。
一人断食道場のような絶飲食状態が
3日半ほど続いた時にはさすがに
このまま即身仏になるかも、と不安に。

(SPは今シーズン最後なのに残念・・・)

しかも偏頭痛まで併発してしまって
もともと胃腸が弱いわたしは
元気な時でも鎮痛剤を飲むと
胃が気持ち悪くなったりお腹を壊すから
とてもじゃないけど薬は飲めなくて。

丸2日間、昼夜ズキンズキン痛んで、
目を開けるのもつらいほどに悪化。
頭痛にめまいに吐き気に胃痛、
腹痛に熱になぜか腰痛まで加わって
もうどん底のノックダウン状態で。

元気な時は丸一日お休みだと
やりたいことがいっぱいありすぎて
あっという間に時は経つのに
病気の時だと何をする気力もなく
昼も夜も無限のように長くて辛かった。
それが突然ふと楽になってからは
劇的に一気に回復したから不思議。

元気になってつくづく思うのは
お腹がすくって、なんて幸せ。
ごはんがおいしいって、なんて幸せ。
毎日仕事に行けるって、なんて幸せ。
運動出来るなんて、なんて幸せ。
一晩中眠れるって、なんて幸せ。
わたしの日常は、なんて幸せ。

即身仏になる寸前まで痩せたはずなのに
なぜか体重はわずか1日で元通り。
なぜに?納得出来ない気持ちだけれど
この日常の幸せを心底感じられるのだから
たまには病気になるのは悪くないかも。
でも胃腸炎はもうなりたくないなあ。
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福幸の缶詰

2013年03月11日 21時25分00秒 | 社会
1年半前にご紹介した「希望の缶詰」、
それが今度は「感謝」の缶詰となって届きました。
なんでも瓦礫の中から80万個もの缶詰を
ボランティアの方々の助けで拾い出し、
それを日本各地で販売したお金を元手に
工場を再開することが出来たのだとか。
わたしもささやかながら、希望の缶詰を
せっせと食べた甲斐があって、うれしい。



同様に再開にこぎつけた他の生産者の方々と
今回こんな「感謝」でいっぱいの食品を
箱いっぱいに届けるプロジェクトが始まって。
またこの売り上げが寄付になるというので、
私もささやかながら協力させて頂いたもの。

3.11からこれまでの復興の経緯が
1社1社リーフレットにまとめられていて
読んでいると涙が出てきてしまうけれど
必死に立ち上がろうとする三陸の方々の
並々ならぬ努力と強さには頭が下がる思い。
人ってこんなに頑張れるものなんだ。

この「福幸祈願セット」は開けたとたんに
箱からエネルギーがあふれ出してくるよう。
感謝するのはこちらの方、と思いながら
今後も決して忘れることがないよう、
ひとつひとつ味わって頂くことにします。
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ハーモニーの中に

2013年03月06日 21時00分00秒 | 出会い
3月6日付けの朝日新聞に載っていた
小澤征爾さんのインタビュー記事の中の
幾つかの言葉がとても心に響きました。

「美しいハーモニーのなかに、
自分の声がとけこんでいる。
そう実感することに
人生の本質のようなものがあると僕は思う」

「ハーモニーやリズムやメロディーを
他人と作り出す快感が体にしみこんでる人は、
ただソロだけ弾いてきた人より、
間違いなく音楽家としての幅が大きくなる」



どちらも「音楽」という枠を超えた
普遍的なものがあるような気がして。
人と人との関係は、時に不協和音も生むけど
時に美しいハーモニーを奏でることがあって
そのよろこびを感じることこそが
人生の本質のひとつ、なのかもしれないな。

一流のオーケストラは、どんなソリストや
個性の強い指揮者や新しいメンバーを迎えても
必ず一流のハーモニーを紡ぎだす。
それはプロフェッショナリズムに加えて、
美しいハーモニーを生み出す可能性や喜びを
誰よりも知り、信じているからなのかも。

一流の生き方、というものがあるとすれば
人生におけるどんな出会いの中にも
美しいハーモニーの喜びを見出す生き方かも、
なんて思わせてくれる言葉でした。
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ノートルダム・ド・パリ来日

2013年03月03日 11時56分00秒 | 趣味
なんと、ミュージカル「ノートルダム・ド・パリ」が
日本初来日中で大阪講演もあることを
つい先日知って、こけそうになって。
私ってば、どれだけぼんやりしていたら、
こんな大事な情報を見落とせるのやら。

チケットは11月から発売されていたらしく
もはや絶望的、と諦めかけていたら
運良くネットで入手出来て、ほっ。

(これが英語版のコマーシャル―中盤に詩人の歌が)

しかし、キャストも大半フランス人で
フレンチミュージカルだというのに
どうして英語版でやるのかしら。
この予告編を見る限り、悪くはないんだけど
でもやっぱり何かが違うんだな、何かが。

オープニングの詩人が歌うところも
オリジナルだと「カテドラーーールー」と
アの音でのびやかに広がっていくのだけど
英語版ではやっぱり「カテーーードラル」。
イントネーションが違うから仕方ないけど
若干こじんまり収まってしまっているような。
良かったら聞き比べてみて下さいな。

(これがオリジナルで、しかもカッコいい)

どの言語にも独特の音感があって
ましてや歌はそれに応じて作られるから
それを他の言語に翻訳しながら
語感や音感を残すのは確かに至難のわざ。

でもやっぱり本物を観るのはわくわくするし
単に私がDVDまで取り寄せて観た、
オリジナルを引きずってるだけなのかも。
まずは3月末の公演を心待ちにして
観てきたら改めて書くことにしましょう。
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