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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

「キハダ」の黄肌は黄色

2016-01-16 20:15:03 | 樹木

「キハダの黄肌は黄色」

キハダ(ミカン科キハダ属)

キハダの名前は覚えやすく、多くの人に知られていました。街の道脇で何やら黄色の木片を売っているおばさんが居てこの木片が胃腸薬になるのだと聞いていました。札幌に来ても二条市場で売っていたのを見たことがあります。

我が家では子供もたくさんいたのに、皆が健康であったためにキハダを買ってきて薬用にしたことはありませんでした。未だにキハダの効用を話では聞くものの身を持って体験していないのです。

薬用部分は外側の皮の部分を取り除き、黄色い樹皮部分で、この黄色の樹皮部分を見ると、これはキハダの木であることがはっきりします。他の木はこれほど明らかに黄色の樹皮部分があるのは見当たりません。

素人目には成木を見ている限りではなかなかキハダであると区別できず、樹皮をけづってようやく区別がつきます。

薬効は養性薬で病気を予防し、虚弱身体を強くすると言われます。煎じて服用すると喘息や風邪、胃痛、痔に効いたそうです。

また、キハダの実はアイヌも食材として使いました。果実を採取し乾かしたブクサと煮込んで食べました。

★落葉広葉樹で、木は20mほどの高木となり、他の木と混成します。成木では樹皮は灰黒色あるいは黒褐色で、縦にやや深い溝があります。時に網目状、老木ではコルク層が発達して樹皮が隆起します。