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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

しあわせの中の しあわせ 「しあわせのパン」

2012-03-24 09:35:42 | 映画
「しあわせのパン」という映画を先日見てきました。北海道の洞爺(とうや)湖畔を舞台としていますので、北海道が先行上映となり、これから本州で上映される事になるのでしょう。北海道でアナウンサーをしていた大泉洋と女優の原田知世が主役で、この二人の夫婦役が、パン屋を経営し回りの人に温かさ(しあわせ)と生きる力を与えていくという内容のドラマです。人気ある映画となりました。
洞爺湖畔の自然豊かな場所にあるパン屋(コーヒー屋)さんであれば、是非とも寄ってみたいものと思うのでしょうか、ラビ妻のボランティア先では話が持ち上がり、洞爺のロケ地に是非行ってみたいとか、あの店のしあわせのパンを是非食べたいとか、話題が絶えなかったとききました。パン経営の夫婦の物静かな人当たりがなんともいえない雰囲気をつくり上げ、悩んで生活している人、訪れる人の心を救っていきます。
映画の中に、洞爺、有珠、月浦の地名が見られますが、どれもが実在する地名です。「雪が解けて運転に心配がなくなったら是非月浦に連れて行って」とラビ妻に頼まれています。
ところで、曲がり角の曲がった先に、鬼(蛇)がいると言われたら、その先の曲がり道に進みたくありません。それとは逆に、道の曲がった先にはライラックが綺麗に咲き、いい匂いが漂っていると説明されれば、急いでその道に進みたくなります。
「しあわせのパン」の題名は、映画を見る人の心をとらえ、自分もしあわせを得ようとする気持ちで映画を見るところに、この映画が救われています。この映画の前に、「オールウエイ・三丁目の夕日」も見ましたが、夕日の中に当たり前の幸福があるのだというところに、見る者に幸福感を与えた映画ということになります。映画の中に心のよりどころがひそまれていて、見終わって良かったと思わせるものでした。
今の世の中、曲がり角の先には、みな幸福を求めているのです。

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