「ねことじいさん」
この頃、映画の題名に興味を持つものが少なくなったように思うのですが、私だけでしょうか。
今年見た「にせこい」もそうですし、「こんな夜更けにばななかよ」も、映画の題名を見てぜひ見に行こうかなどとなかなか思わないのですが、
映画作成には莫大なお金と役者さんの情熱が注ぎ込まれ、また多くの人がかかわっているので、ふいに映画を見ても「この映画よかったじゃない」と思うことが多いのです。
昨日見た「ねことじいさん」の題名もそうでしたが、あたりまえの題名です。ですが、猫の写真を撮っている岩合光昭監督作品ということ、我が家は猫好きなこともあって、「ぜひ見に行こう」ということになり、見に行ったのです。
いつも出掛けるファクトリーでは、やっていず札幌駅の映画館に行かざるを得ませんでした。
劇場では席は大半が埋まっていて、猫の映画も人気があるものだとつくづく思いました。見に来ている人は、歳を取られた方が多いようでした。
感想は「ほっこりする映画」で、島の年寄りの日常の生活のストーリーです。大半の画面に猫がうっていて猫好きな人にはたまらない心地よさでした。
島にcafeの店を開こうと美人の女性(柴咲コウ)が移住して来て、話を面白くしています。
どんな映画のストーリーにもマドンナが必要なんですよね。
猫たちはよく画面にマッチした動きをしていて、さすが岩合光昭さんの映画だなと感心させられました。
猫の集会の場面、星と猫、月と猫、どの場面も素敵に作られています。
映画の撮影はねこ島の異名のある、愛知県の「佐久島」でした。毎年若者が都会に出ていき、島には年寄りが多くなってゆく、社会のひずみにも焦点をあてていました。
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