雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

春は 近くにやって来た

2017-03-21 19:07:06 | 草花

「春よ来い、早く来い」

21日(火)の今日、モエレ沼公園のサポーターモエレ陽だまりの作業の日で皆が集まりましたが、会員のNさんが、桜餅を沢山持ってきていただきました。

意外な差し入れに、美味しく戴きました。一日遅れてはいますが彼岸のお祝いをしたのでした。

桜餅を食べて後、勢いついて作業もスムーズに進みました。

春分の日を迎え「春近し」の気持ちです。毎日楽しみに拝見しているH氏のブログに、福寿草、蕗の薹の春を呼ぶ写真が出されていましたが、春が一気に近づいた気持ちになりました。

気が付けば、我が家の通路の脇にも蕗の薹が2個芽吹いて、ほっこり心が温かくなりました。近くの早く雪解けの進んでいる陽だまりにもたぶん蕗の薹がもう芽吹いているだろうと、野に出ることが楽しみになりました。

毎年フキ味噌(フキノトウ味噌)作りをしていますので、春のほろ苦さを味わえるのももう間近です。

現役時代の4月上旬挨拶まわりの道路わきにフキノトウが点々とみられて、気持ちが高揚したことが懐かしく思い出されます。

いつもフキノトウの採集には道端のものは採らないようにしています。排ガスにマビレたものは食べたくありませんものね。

 


春の花庶民派 「エゾエンゴサク」

2017-03-20 21:12:27 | 草花

「エゾエンゴサク」

野に出て春を感じる花はエゾノリュウキンカやカタクリ、オオバナノエンレイソウなど何点かがありますが、春の庶民派の花と言えば何といっても「エゾエンゴサク」の花でしょう。

早春にはエゾエンゴサクは背丈が低いうちから花が付き咲かせますので、しまりがあって可愛い姿でカメラに納まり良く撮れます。

その点、襟裳岬では風が強いためか、エンゴサクも小型で、季節が遅れて咲きますので、枯草の茎を避けながら撮影にも力が入ります。

都会近郊のエゾエンゴサクと背丈や咲く時期の違い、花の色を較べるのも楽しみです。

季節が進むと背丈が伸びてカメラにおさまり悪くなります。この時は花びらを中心にした撮影がよいでしょう。

昔からエゾエンゴサクの個体数が多かったからでしょうか、現在でも郊外に出ると広い範囲に群落をつくっています。

カメラ仲間に撮影場所など伺うと、いろいろな場所を教えてもらうことが出来ます。

この花はケシ科です。ケシ科の植物は山菜として食べられませんが、エゾエンゴサクだけは食べることが出来ます。

カムイラビットは何点か花を摘み取ってきてコップにさし、春を楽しませてもらっていますが、ついでに毎年わずかですが、みそ汁の具として食べさせてもらっています。本にはお浸しとしても食べられると書かれています。

このような綺麗な花を摘み多量に食べるのは罪に等しい。わずかそおつと頂くような自然への心遣いが欲しい。

この植物の花の色ですが、多くは綺麗なブルー色なのですが、中には真っ白の花を咲かせたり、濃い紫の花、茶色っぽい花を咲かせたりします。

{エゾエンゴサクの食べ方}

春から初夏にかけて、花茎の伸びたものを摘む。花もそのまま利用できる。

さっとゆがいておひたしやあえもの、酢のものとする。あくも癖も無い。椀たねとして緑を楽しむ。夏に塊茎を掘り取る。十分水にさらした後、餅について食用とする。(「食べられる山野草」主婦と生活社より引用)

 

 

 

 


当別町のお酒 「雪梟」 販売

2017-03-19 10:38:51 | 

新酒「雪梟」販売

何度も当別町の辻の蔵や、ふれあい倉庫(食品販売所)に立ち寄っているのですが、一か月ほど前に立ち寄って、新しい発見をしました。

それは、この店で、初めて「お酒の販売」をしていたのです。

お酒の名前は「雪梟」。普通の人ははてな、これは何と読むのだろうと思う字なのです。

読み方は「ゆきふくろう」。梟という字がなじみの薄い字だからなのです。

でもネーミングも、デザインも面白いので、今後の売れ行きに関心がもたれるところです。

当別町(北海道空知郡)には「太美」(ふとみ)というお酒もありますので、お酒販売の第2段目といえるものでしょう。

ちなみに「雪梟」の値段は、720mlが 1491円。 1600mlが 2880円です。

 

 


土佐のいごっそう

2017-03-18 19:50:27 | 草花

「土佐のいごっそう」

土佐の男は「いごっそう」と言われます。

「いごっそう」とは、悪く言えば「言い出したらゆうことを聞かない」という事のようですが、聞きよい言葉では「一本気」という事らしいのです。

坂本竜馬が脱藩してまで世に出て行ったのも「いごっそう」の気持ちのあらわれだと言われます。

高校野球でも高知チームの強さが見られますが、土佐人に流れる「いごっそう」の心があるからなのでしょうか。

高知県の素晴らしきものには高知城があります。

城の登り口近くには私が大好きなひろめ市場があります。特にかつおたたきの店には特別に美味しいかつおしょゆたたきがあります。ぜつ品だと評判です。

高知市の日曜市に丁度出会いましたが、この庶民的はカムイラビットには最高な魅力でした。

高知から東にある南国市には土佐文旦がいたるところで売られていました。

さらにその東の南国市の後免ではシャモ鍋があり、特別おいしい鍋だそうです。シャモはなかなか飼いにくい鶏ですが、後免の郷土料理に育っています。

高知には土佐の名のつくものがあります、土佐漆喰も、土佐電もそうです。

安芸市のある駅では全面にやなせたかしのキャラクタが飾られています。一本釣りのキンメダイの有名な町もあります。

住んでいる男たちは「いごつそう」の根性のある人たちで、土地を守っています。

NHKBS3を見ながら、南国土佐に滞在した日を思い出しました。

 

 


早や3月中旬! 2月は逃げる 3月は去る そして春の楽しみがやって来る

2017-03-17 16:16:30 | 日記

「雪解けが進み、春が楽しみ」

 長々しい題名となりましたが、月日の流れるのは早く、春の待たれる気持ちがこの題名になりました。あしからず。

家の前の道路も雪が解けて無くなり、アスファルトが出ています。

例年より雪が少なかったので、野山には雪が残り、畑や道の脇には雪があるものの、道路はスッキリしています。

今年の冬も雪の事故が多かったですね。例年のことながら雪下ろしで屋根に上がった人が屋根から雪とともにすべり落ち死亡したり、屋根から落ちた雪に埋まったり、身体にあたり死傷したりした事故が数多くありました。

冬は何が起こるか分かりません。

苦悩の冬も無事過ぎて、あとは春を待つばかりです。「2月は逃げて行き、3月は去る」の言葉通りです。

冬の行動範囲が狭いせいか、まだ春の息吹は身体で受け止めていませんが、猫柳がみられるようになり、場所によってはフキノトウが芽吹いて来ています。

4月に入れば道端には点々とフキノトウが出てきて、心弾みます。4月中には渡り鳥もやってきてこれぞ春告げ鳥と言えましょう。

写真全ては、北海道医療大学の里山で昨年の4月17日に撮影したものです。

多くの人が動き出すのはカタクリやエゾエンゴサクの花咲く季節がやって来るのもあとわずかです。


十勝の昨年の農業被害 190億円

2017-03-16 13:38:38 | 自然

「十勝農業被害 190億円」

昨年、北海道を連続台風が襲いました。中でも被害が大きかったのは十勝管内でした。

   8月17日は30mm 44mmの豪雨。

   8月21日

   8月31日  の3台風でした。

この季節、十勝では小麦の実りの季節で、雨にやられると収穫は無にきします。小麦は雨が大敵なので、大雨の予報を聞いた十勝の農家は4人一組で、朝8時から夜11時まで休みなくコンバインをつかい小麦の収穫する体制を取りました。

小麦収穫は無事乗り切れましたが、そのあと連続して台風が3連ちゃんでやってきたのです。

十勝は130年の歴史を持つ農業の国で、小麦の他に小豆(あずき)の生産で成り立っている畑作地帯です。

十勝の成り立ちは依田勉三が開拓の鍬入れ、大正4年ころには赤いダイヤと言われた小豆が十勝の名を知らしめました。

「赤いダイヤ」の相場師が値を上げ、豆作り農家は豊かでした。「豆成金」の言葉も残っています。

米作のできない十勝の農業を守ってきたのは小豆(あずき)だったのです。

今回の台風が来ても、まだ小豆は収穫の時期ではなく、雨によって、土の表面が白くなるカビが発生して、小豆の枝が腐ります。

一方、降水量も1600mmを越し川が氾濫しました。

畑作地も水に埋まりましたが、小豆畑の畝の間の通風を農家の方が確保し、根腐れ、枝腐れを逃れました。

今回の台風被害を最小限度に抑えることが出来たのも何とか生産できた「小豆」のおかげなのでした。

★カッコウが鳴くと豆まきが出来ると言われます。私もほぼこの言葉守って菜園の種まきをしています。

 


マガン飛来 間近 ラムサール宮島沼(美唄市)

2017-03-15 21:51:48 | 

「美唄市宮島沼 マガンの渡来地」

我が家から宮島沼までは、車で1時間で行くことが出来ます。思いのほか近い場所なのですが、なかなか行けないでいます。

それでも年に2度は行くことにしています。行くときは当たり外れはありません。宮島沼水鳥・湿地センターにマガンの飛来数をお聞きしてから出かけるからです。

今年の雪は記録的に少ないので、雪が少ないともちろん雪解けは早いわけです。

雪解けを追って、マガン、ハクチョウも早めにやってきます。「宮島沼」は北を目指すマガンの渡りの中継地なのです。

宮島沼に帰って来たマガン。数え切れないほどのマガンの数です。

雪解けが早いと周辺に異変がおこります。雪解けの早い年は農家も田起こしをはやめ、そのためマガンが食べる落ちもみがなくなり、落ちもみの代わりにマガン、ハクチョウたちが成長途中の小麦畑の葉を食べる害がおこります。

こうなれば、マガンたちも害鳥という事になります。

何万羽とやって来る鳥を見ると鳥インフルエンザの心配も出てきます。人には影響はないと言われますが、やはり気をつけなければならないのです。

そろそろマガン達も北上して、宮島沼にやってきます。何週間か近くで餌を食べ体力をつけ、

エゾエンゴサクやカタクリの満開になる季節には宮島沼からカムチャッカの北の国に一斉に飛び立っていくのです。

今年も宮島沼に是非出向きたいと、4月の来るのを心待ちにしています。

 


今年の桜 やや早め! 札幌4/30か 

2017-03-14 19:44:24 | 紹介

「今年の桜 やや早め!」

今春のサクラの開花予想によると、西日本、東日本は平年並みかやや早め。

北日本は平年並みかやや早めといいます。(気象情報会社ウェザーニーズによる)

同予想によると、東京、高知、福岡、熊本、鹿児島の各都県が最も早く22日に開花するとしています。

22日と言えば、あと7日後。春(桜)は間近にやってきています。そして桜前線は北上します。

予想では札幌は4/30日で、寒さの我慢はあと少しです。

モエレ沼公園(札幌市)の桜は2300本もの数で、案内付きのサクラツアーは5/3日、5/6日としましたが、札幌市内でもモエレ沼公園の桜開花は1週間ほど遅れると言われており、この日にツアーを設定したのは丁度良かったのかも知れません。

モエレ沼公園の桜も是非見に来てください。

昨年、5月の連休に襟裳に向かいましたが、途中に静内の桜並木はもう桜は散りだしていましたので、開花予想はなかなか難しいのです。

 

石狩市厚田、中村記念公園のソメイヨシノの桜。


3月11日 東日本大震災 発生してから6年目 死者・行方不明合わせて1万8446人

2017-03-12 11:40:26 | 歴史

「東日本大震災 爪跡ひどく」

大地震が起きてから、3月11日で6年目となります。巨大津波、福島第一原子力発電所の爆発事故で、復旧は追いついていません。

三陸の海岸は壊滅的な打撃を受けました。

死者は1万5893人。

行方不明者は2553人。

避難者はこの一年で約5万人減少したものの、いまだ12万3168人に及ぶと言われます。三陸海岸は大打撃を受けました。

北海道に非難された方も多く、主な道内自治体への避難者数は(上位12都市のみで)以下の通りとなっています。

   札幌市  1045人

   函館市   152人

   旭川市   97人

   釧路市   56人

   千歳市   48人

   江別市   47人

   苫小牧市  41人

   岩見沢市  37人

   恵庭市   36人

   帯広市   34人

   小樽市   27人

   伊達市   25人

昨年3月に比べ、168人の減となっていますが、いまだ帰郷の目途が立たない人が多いのです。各自治体も避難者に援助を続けていますが、そろそろ援助打ち切りの話も出だし、今後の対策が必要になて来ています。

テレビで連日、東日本大震災の映像が流されていましたが、本当に悲惨で、気の毒でなりません。

近年、日本国内は各地で地震、水害に見舞われ、逃れようにも逃れれない人が多くなっています、自然相手ではどうしようもありませんが、それでも対策が急がなければならのです。

 

 


この冬 道内史上3番目の少雪

2017-03-11 10:01:40 | 自然

「道内史上3番目の少雪」

北海道も、月では12月、1月、2月が冬に当たります。

冬の話題は、雪の多い・少ないが中心となります。

今年は札幌も雪が少なく、雪除けに苦労しませんでした。

降雪の少ない冬に限り、除雪車が頻繁に来て、狭い道路も春の雪のぬかるみの心配しなくて良いようになっているのです。

百合が原公園、大温室内で撮影。

毎週土曜日にやって来る民間の除雪車も今日で終わりの様で、「除雪します」の旗を撤収して行きました。

札幌管区気象台の発表では、主要観測地点22か所の累計降雪量の平均が平年の76%ほどで、1961年の統計開始以降、3番目に少なかったとの事でした。

我が家では、例年屋根の雪下ろしをしたり、BSアンテナの雪を取り除くなど労力を要していましたが、昨年と今年はその作業は必要ありませんでした。

札幌市は昨年12月に記録的な大雪に見舞われたものの、その後降雪が少なく392㌢で、今までの平均値の86%と少雪だったのです。

気象台によると、シベリア高気圧の勢力が弱く、西高東低の冬型の気圧配置が長続きしなかったことが少雪につながったと言います。