


ジャンヌダルクの教会 ノルマンディーはカマンベールが特産 おいしそうな茸が並ぶ
1月23日から4泊6日でフランスに行ってきました。直行便を使い、燃油サーチャージ込みで11万円という格安のツアー。パリ、ルーアン、モンサンミッシェル、シャルトルのほか「フランスの美しい村」ブブロン・アン・ノージュとサン・セヌリ・ル・ジェレにも立ち寄るという理想的な行程だったので、友人の誘いに飛びつきました。
飛行機で降り立ったパリは雪で真っ白。でも、そのままバスで向かったルーアンは雪もなく穏やかでした。ルーアンで一泊してモネの連作の対象となった大聖堂やジャンヌダルクの教会、通りすがりに市場などを見物。


ブブロン・アン・ノージュ 窓辺の猫と象
モンサンミッシェルへ向かう途中立ち寄ったブブロン・アン・ノージュは、木骨組みの建物とシードルが有名な小さな村。お決まりの写真とトイレ、そして少しの散策のあと村を後にしました。


モンサンミシェル モンサンミシェルの夜景
モンサンミッシェルへの道中は道の両側になだらかな牧草地や刈り取り後の麦畑が広がり、所々に牛や羊が草を食むのどかな風景。お隣のスペインでは岩山や、赤土にオリーブ畑が広がる荒涼とした風景が多かっただけに、フランスの豊かさを垣間見た思いです。
モンサンミッシェルは、フランスには過去3回きているのに脚を伸ばしたことが無く、30年以上も憧れていた土地。あの独特のシルエットが車窓から遠くに見えてきたときは本当に感動しました。
そして島に近づくと・・・現在橋が建設中。浅瀬が島まで続いてそこを歩いて島まで行くことを勝手に夢想していたために、舗装された車道と仮設の歩道が続き、側には建設中の橋がある風景にはかなりがっかりしました。大勢の観光客を安全に迎えるためには致し方ないことなのでしょうけれど。それでもやっぱり憧れの地に来られたというだけで幸せ。冷たい風が吹きすさぶ中、(余計なものが見えない)夜景を凍えながら必死で撮影しました。

オムレツとムール貝
モンサンミッシェルといえばオムレツが有名。でも発祥のレストランでは40ユーロと余りにも高く、その割りに評判が芳しくないのでやめにしてランチを別のレストランでとることに。私はムール貝の白ワイン煮と白ワイン、友人はそれでもオムレツを食べてみたいとオムレツを注文しました。山盛りのムール貝が12ユーロなのに対しオムレツは19ユーロとそれでも高価。しかも味が殆どなくて泡立てた卵(クリームなども混ざっている)が固まらずに流れ出ているという、余りにも悲惨な出来に2人して呆然としました。
発祥の店では時間を掛けて焼き上げるといい、店に貼ってあるオムレツの写真はふっくらとしていたので、どうしても試したいのならば、高くてもその店で食べるべきだったのでしょう。発祥の店が最近日本に進出したというので食べてみたい気もするけれど、同じような値段設定であればやっぱりどんなに美味しくても高すぎるとしか思えないし・・・。


サン・セヌリ・ル・ジュレ サン・セヌリ・ル・ジュレ(2)
モンサンミッシェルを朝暗いうちに(と言っても8時ですが)出発し、サン・セヌリ・ル・ジュレに。ノルマンディ独特の石壁の家々が小さな川を挟んで建ち並ぶ静かで小さな村。ここでは殆ど時間が無く、写真とトイレのみ。オフシーズンのせいでレストランや土産物屋が閉まっていたものの、バスで到着した大勢の観光客が基本的にトイレに行くだけになってしまい、静かな村に対し申し訳ない気持ちになってしまいました。



シャルトル シャルトル大聖堂 シャルトルの町並み
サン・セヌリ・ル・ジュレは高速から離れているので、田舎道を小さな村を幾つも通り過ぎながらシャルトルに。シャルトルは30年以上前のヨーロッパ旅行の際に亡夫と歩いた町で、その時印象深かった大聖堂のステンドグラスや変わらぬ街並みに懐かしさが募ります。
シャルトルを出てパリに到着したのは夕暮れ時。エッフェル塔や灯がともり始めた街並みを眺めながらレストランに直行。オペラ座の近くの小さな店では、お客は我々とJTBの2組のツアー客、他はフランス人のカップルが1組という一種異様な空間でした。(四女)
