ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

映画「マエストロ!」

2015-02-07 10:11:16 | 日常
           

昨日、丸の内ピカデリーで上映中の映画「マエストロ!」を見てきました。

ストーリー:
『若きヴァイオリニスト香坂のもとに、解散した名門オーケストラ再結成の話が舞い込む。だが、練習場は廃工場、集まったメンバーは再就職先も決まらない「負け組」楽団員たちと、アマチュアフルート奏者のあまね。久しぶりに合わせた音はとてもプロとは言えないもので、不安が広がる。そこに現れた謎の指揮者、天道。再結成を企画した張本人だが、経歴も素性も不明、指揮棒の代わりに大工道具を振り回す。自分勝手な進め方に、楽団員たちは猛反発するが、次第に天道が導く音の深さに皆、引き込まれていく。・・・』(公式サイトより)

松坂桃李らが演じる演奏者と、西田敏行が演じる一見ハチャメチャで理不尽な指揮者の葛藤の中、復活コンサートに向けて作り上げていくベートーヴェン「運命」とシューベルト「未完成」の練習風景は、この余りにも有名な音楽の何が重要で、聴衆は特に何に注意を払って耳を傾けるべきかについての、優れたレクチャーになっています。

その結果、コンサート当日の演奏(実際には佐渡裕指揮、ドイツの名門ベルリン・ドイツ交響楽団演奏による)の見事な演奏、美しい音色、圧倒的な迫力が、映画を見る側に真っ直ぐに伝わってきて、画面の中の演奏者や観客と一体になったような強い感動を味わいました。

香坂真一役の松坂桃李は繊細で品が良く美しく、橘あまね役のmiwaは可愛く生き生きと魅力的で、天道徹三郎役の西田敏行は予想通り暑苦しいけれどそこはかとないユーモアが漂い、全体としてナイスなキャスティングでした。

また、背景に出てくる大阪の町の温かさ、引きで撮った風景の美しさが心に沁みて、平凡で平和な日々の営みの有り難さ、大切さを感じました。

でも何といっても、演奏が本当に素晴らしい!心が洗われます。是非、音響効果の良い映画館で、見て欲しいです。(丸の内ピカデリーは合格!)(三女)

コメント
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