
4月17日。この日の最初の観光は「蔵の街喜多方」。以前2回来ていますが その時はバスで通過しながらの観光でした。今回は散策との事で楽しみにしていたのですが、添乗員さん曰く「三大ガッカリの観光地」。 確かにバスで通過しながら見ても立派な蔵が所々にありましたけれど、観光客で賑わっている感じはありませんでした。
予定ではバスから降りて各自散策でしたが、あまり開いている店も無いし迷子になると困るので、ふれあい通りはバスからの観光、おたづき蔵通りは下車し、会津うるし美術博物館その他、自由観光となりました。
美術館は福島県一といわれた大地主・風間善九郎氏の旧離れ座敷で、欅造り、総漆塗りの客間に漆工芸品や漆塗りの道具等が飾られています。皆さんは二階の展示室まで上がっていましたが、私は夫の恒例 「便局行き」(地方の郵便局に行きハガキを買い、その地のスタンプを押してもらう)に付き合い、道すがら蔵を見て歩きました。
かつて味噌販売をしていた、ラーメン屋だった、など商売をしていたような数件の痕跡が見られる他は、蔵が数件連なっていても「ただの蔵」。喜多方はラーメンが有名になり観光客が立ち寄るのだから 川越とか倉敷のように上手に蔵の活用出来ないのでしょうかね。

そんな喜多方を後に山形県米沢の上杉神社へ。
神社にお参りする前に、上杉伯爵邸で今は上杉記念館とされている館で昼食です。献膳料理(お殿様にお出しするにふさわしい料理という意味を込めて命名された昔から伝えられている伝統の料理と特別な日に出される料理のこと)。 米沢牛の芋煮、鯉のことこと煮、丘ひじき辛子和え、塩引き鮭寿司、おみ漬け、青菜御飯、冷汁、舘山りんごの寒天、と品数はありますが、わりと質素な感じの食事でした。
食後はお庭を散策。その後、上杉鷹山公之像の横の参道を通り、まず上杉神社宝物殿(稽照殿)へ。ここの目的は以前大河ドラマでやった「直江兼続の愛の字の兜」です。あんな物付けてよく戦いましたね。
神社は以前冬に来たことがあります。その時は雪灯籠が参道の両側に造られていました。同じ場所でも季節が異なると雰囲気も変わります。今回は桜がまだだったのが残念です。

神社を後に天童温泉へ。ホテルの中庭の桜は満開でしたが、途中の川岸の垂れ桜は、数本咲いていましたが、まだまだでした。(トップの写真は上杉伯爵邸です。)(次女)
