
昨日は、「恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンルーム」で開催中(8月27日まで)の「写真家チェ・ゲバラが見た世界」展を見てきました。


「キューバ革命の英雄として知られるチェ・ゲバラが写真家?知らなかったな~。どんな写真を撮っているんだろう、、、」そんな興味で見に行ったわけですが、展示された写真を見ると、いわゆる芸術的な写真を撮ることを目的としていたわけではなく、自分の行動の過程で見た社会の記録として、あるいは職業上の必要性として撮っていたらしいことが、感じられました。
若い頃、単独で行った南米のオートバイ旅行や、医師として携わったボリビアの農地改革、反独裁闘争に参加するためにわたったキューバ。こうしたところで彼が目にし、写真に写し取ったのは、人々の逞しさだったのかもしれません。


キューバに革命政府が樹立した後は、国立銀行総裁、アジア・アフリカの親善大使、工業大臣などに就任。日本を含むアジア各国を訪問したり、工業大臣として、建設現場に出向いたりと、本気で新しい国作りに取り組んでいた様子が伺われます。


私たちにも馴染みのある鬚を生やし鋭い眼光を向ける映像とは違った、穏やかな表情の写真や、孤独の陰を滲ませる横顔の自撮り写真もありました。
展示された240点のモノクロ写真は、1950~1960年代の、人々の熱気に溢れた世界の中で生きてきたチェ・ゲバラの自伝のようでもあり、貴重な世界史の1ページの記録ようでもありました。



恵比寿ガーデンプレイスは、本当に久し振り!現役時代には仕事仲間とビールを飲みにいったり、映画を見に行って帰りにビールを飲んだりしていたな~と、懐かしさがこみ上げてきました。これからも機会があれば、美味しいビールを飲みに行きたいな!(三女)
