昨日、「杜のホールはしもと」で行われたコーラス・グループ「コーロ・ステラ」第10回記念コンサートを聴きに行ってきました。
実は高校時代の飲み仲間「なでしこ会」のメンバーが、このコーラス・グループに参加していて、隔月の飲み会で時々話がでるので、一度コンサートを聴いてみたいと思っていました。
この日のプログラムは、「I 日本の子守歌」「II 三声のミサ」「III 大地の歌 星の歌」そして「IV 魅惑のスクリーン」の構成です。
「竹田の子守歌」や「ねんねんころりよ」などが入った「日本の子守歌」の部は、誰もが知る親しみのある曲目でしたが、アンドレ・カプレ作の「三声のミサ」は、プログラムの解説にもあるように、実に『難曲』!これを楽譜なしで歌いこなすコーラス隊の技量にビックリしました。
「大地の歌 星の歌」は、このグループの指導者の一人、猪間道明さんが、「コーロ・ステラ」20周年記念のために合唱組曲を書くと決め、ネイティヴ・アメリカンの詩を集めた2札の詩集から歌詞を選び、曲を付けたものだそうです。不思議なリズム、独特な節回しは、聞いている分には楽しめましたが、歌詞を覚え曲を歌いこなすのはとても難しかっただろうと、友人を含めたメンバーの苦労・努力を察しました。
コーラス隊は、最初は上が白、下がミントブルーのドレスで登場し、「大地の歌 星の歌」の時には、金色のひらひらがついたシャツや金色の首飾り、髪飾りなどの衣装で、ネイティヴ・アメリカンの雰囲気を演出していました。
最後のプログラム「慕情」、「ライムライト」「太陽がいっぱい」など懐かしい曲で構成された「魅惑のスクリーン」では、コーラス隊は、思い思いに華やかなドレス姿やシャツとサスペンダーの男装になって登場し、舞台に映画のスクリーンさながらの光景が繰り広げられました。
写真撮影お断りのため、今回はプログラムに掲載されていた前回コンサートの写真を載せましたが、歌も全てがびっくりするほと上手でしたが、舞台演出の巧みさにも驚かされました。
コーロ・ステラは、猪間氏の他に、日頃は松永知子さんというソリストがメインに指導しているとのことで、プログラム全体のダイナミックな指揮も、最後に披露したソロの歌声も素晴らしくて、このグループが有能な指導者に恵まれていることを感じさせられました。
ということで、素敵な音楽、楽しい演出で、2時から4時までの2時間のステージを十分に堪能さてもらいました。
それにしても、私の身近な友人が、もともと綺麗な声だったことは知っていますが、これほど本格的な音楽活動の仲間に入っていたことに、今さらながらビックリ!でした。(三女)