
「黄色い家」(1888:ファン・ゴッホ美術館出品)
昨日午後、夫と東京都美術館で開催中の「ゴッホ展」に行ってきました。
オランダの個人収集家ヘレーネ・クレラー=ミュラーが収集し、後にクレラー=ミュラー美術館に収蔵されたファン・ゴッホの作品の中から絵画28点と素描・版画20点、及び同美術館所有のミレー、ルノワール、スーラ、ルドン、モンドリアンらの絵画20点をあわせて展示。さらに、ファン・ゴッホ美術館から《黄色い家(通り)》を含むゴッホの作品4点も特別出品された、作品展です。

「青い花瓶の花」(1887:フランス時代・パリ)


左:「糸杉に囲まれた果樹園」(1888:フランス時代・アルル)
右:「種まく人」(1888:フランス時代・アルル)

「夜のプロヴァンスの田舎道」(1890:フランス時代・オーヴェール=シュル=オワーズ)
初期の生真面目な画風が、フランス時代になると、他の画家たちの影響を受けて、華やかな色使い、自由な筆遣い、大胆な構図に変わり、独特の個性と才能が見事に花開いていくのが見て取れて、やっぱりゴッホは特別な画家だと改めて思わされました。



予約制の割に思った以上に混んでいた美術館を出て、外に出ると、公園界隈は人出は少なく、いつもある出店なくストリートパフォーマーもいなくて、少し寂しい気がしました。それでも久々に芸術に触れ、その後色濃い緑と開けた空間の中に立つことができて、それだけで「生きている!」という実感がわき、なんだか感動してしまいました。(三女)
