ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

母子関係(ミーちゃんとチビ達)

2021-09-21 17:18:48 | 日常
           

ミーちゃんは毎日遊びに来るもののチビ達の姿が見えない日が続き、淋しいながらもホッとしていたのですが、2週間ほど経ったある日、ベランダで「ミャーミャー」と言う声が。見るとチビ2匹が揃ってこちらを見上げていました。

しかもすごくお腹がすいているらしく鳴き続けています。どうしたのだろうと心配しつつも、ここで餌をあげては元の木阿弥なので見て見ぬふりをしていました。

でも夕方から「土砂災害経過情報」が出るほどの大雨になってしまって、チビ達が小屋に戻ることは絶対に無理。更に雨の降りしきる中、網戸をよじ登るような音までして必死さが伝わってきたので、耐えられなくなって結局カリカリをあげてしまいました。

  
  

翌朝は雨が上がり、前夜の大雨が嘘のような良い天気。外の様子を見に庭に出たら2匹がついてきて、楽しそうに遊び始めました。

特に孔雀草を間に挟んでの攻防が気に入ったようで、久しぶりに見たチビ達の無邪気な姿は本当に可愛かったのですが、咲き始めたばかりの孔雀草が踏まれてぐちゃぐちゃになってしまって(>_<)

そう言えばチーちゃんの前足は完治ではないけれど随分よくなっていました。もう大丈夫でしょう。

        
    (我が家に来たての頃の母子)

2週間も姿を見せていなかったチビ達が餌を求めて我が家に来たのは、Kさんが何らかの事情で小屋に行けなかったためではないかと思っていたのですが、Kさんによると、前々日あたりからチビ達に対してミーちゃんが威嚇するようになったのだそう。まったくも~ミーちゃんは。

あんなにチビ達を守ることに一生懸命だったのに、子離れの時期になってしまったということなのでしょう。本当に動物の世界は、というかミーちゃんの行動は極端です。

それにしても、チビ達が我が家を覚えていて2匹連れ立って来たなんて、何と賢くて、何と愛おしいこと(感涙)

           

我が家に来た理由がそんな母子の事情であるならば、やっぱりこれまで通り餌はあげずに暫く様子をみた方がよいのでしょう。Kさんはチビ達のために小屋に座布団まで用意したと言っていることだし。

夕方になると当然また餌をもらえると思っているチビ達がベランダに戻って来て存在をアピールしていたのですが、グッと堪えて無視をきめこみました。

  

しばらく静かになったので諦めて帰ったのかと思っていたら、突然網戸がバタバタバタバタ。チビの網戸登りの現場写真! 必死さがわかって切ないけれど、大きなヤモリみたいな姿に思わず笑ってしまいました。

昨夜はこれで私が折れたので効果があると思ったのでしょう。でも今日は昨夜と違って晴れていて小屋に帰ることができる状況なので餌はあげません!何度かよじ登っては降りるを繰り返した後、静かになりました。言葉さえ通じればお互い辛い思いをしなくて済むのに。

気になってよく眠れぬまま朝になって、恐る恐るベランダを見るとチビ達はいなくなっていました。

小屋に行ってみるとKさんがちょうど餌をあげてチビ2匹が食べているところ。ミーちゃんはというと、他の小屋で食べた後らしく、チビ達にチェックは入れたけど特に威嚇することなく体の手入れを始めました。一応平和が戻ったのかな?

           

そして2週間。今はまたミーちゃんだけが毎日遊びに来ています。

先日チビ達に踏み拉かれた孔雀草に支えをし直したら、ちょっと歪ながら綺麗に咲き始めました。自然は人間が心配するよりも逞しいですね。(四女)
コメント
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