「ぐざる」は「叱る」や「怒る」の意。
例文1
「あきれて ぐざる きにも なら ねー」=「呆れて叱る気にもならない」
「あの おやじにゃー よく ぐざられた もん だ」=「あの小父さんには良く怒られたものだ」
「そうじ ちゅう に しゃべくってると せんせー に ぐざられる ぞ」=「掃除中に話をしていると先生に怒られるぞ」
「とうちゃん、 こども は ぐざる ばか じゃー だめ で うんまく ほめる こん も ひつよう だって せんせー が いってた じー」=「お父さん、子供は叱るばかりでは駄目で上手に褒める事も必要だと先生が言っていましたよ」
「せんだい の しゃちょうにゃー しごと おぼえるまで えれー ぐざられた もん ど。 えれー ぐざられた が それ が ある もんで いま の おれ が ある だいね」=「先代の社長には仕事を覚えるまではとても怒られたものです。 大分怒られたがそれが有ったから今の俺が有るのですよ」
例文2
すこしは こりつろ。
とうちゃんにゃー いっちゃーだめだぞ。
あしたからはしゅくだいは ゆうはんたべるめーにやっちまうだぞ。」
例文2の標準語(?)訳
子 「お母さん 昨日宿題をやらないで 学校へ行ったものだから 先生にとても叱られてしまいました。」
母 「やる時に、やる事をやらないからそうなるのです。
少しは 懲りたでしょう。」
「お父さんには 言わないように。
先生に叱られたよりももっと叱られますからね。
お母さんも黙っていてやるから。」
明日からは宿題は夕飯を食べる前にやってしまうのですよ。」