Polepole Life new

びわ湖の湖南に在住。
亡きA.コッカーNOIRと山歩きを愛すシニアライフを綴ります。

トルコ5:セリミエ・モスクと猫

2014-11-14 00:00:00 | 海外旅行





世界遺産:セリミエ モスク



10/17 旅、3日目。
(1日目は、飛行機搭乗と飛行機内だけだから。)


6時起きして、バス約230km・3時間、
ギリシャとブルガリアの国境にちかいエディルネを目指す。
到着したのは、世界遺産:セリミエ モスク





最初に、ブルーモスクを観たら、他は・・・
と思いきや、大きさはひとまわり小さいもの外観も中もすばらしい。
朱色と白とストライプのアーチが個性的。
美しさに加えて、とても温かい感じのするモスクだ。



オットさんの隣の人は、ただのひょうきんな人。


ここはガイドのムスタファさんも中まで入って、
いろいろ説明してくれた。
男女の礼拝の仕方の違いとか、

 



さかさまに彫られた
国花、チューリップの
由来※とか・・・。




※このモスクのあった土地は、そのむかし昔チューリップ畑で、
土地所有者を説得してモスクを建設しようとした時
一人のお婆さんだけが、頑としてゆずらなかったらしい。
でも、とうとう建設が始まることになった時、
敬意を表して刻まれたのが、この逆さチューリップといことです。
トルコ語で「逆さま」には「頑固者」の意もあるんだそうで。。。



そして、素敵だったのは、
このモスクを作った 建築家ミマル・シナン※ の話。





※1990年、トルコで16世紀に建造されたモスクの修復が計画された。
それは、もろくなった石のアーチの修復をも必要とする大規模なもので
長い年月がかかると予想された。


熟考の結果、まず構造上の重要な石をひとつはずしてみたところ、
その中に、ガラス管に入れられた手紙が入っていたという。


それがなんと、
400年前に建築家シナンがオスマン語で書いた
遠い未来、自分の建築したモスクを
修復してくれるであろう未来の人々に書いた手紙だった。


「我々が建造したこの建築物の石は、400年が寿命である。
400年後石のアーチ部分は傷んで脆くなりあなた方はそこを
作り直そうとするだろう。その時おそらく建築の技術は
我々の時代より大きく進化しており、それゆえにあなた方は
石のアーチを作り直す経験を持っていないだろう。

だから私はこの手紙を書いている。
おそらく、あなた方は石のアーチ部分の重要な石
「キーストン」の下に木の枠組みを設置し、
その後「キーストン」を除去しようとするだろう。・・・」

そして、キーストンの役割や東アナトリア産の石を
使うことを指示し、図面と工法の資料が添えられていた。




このシナンの『発見された手紙』により、シナンの作った
他のモスクも、予想されていたよりはるに短い期間で
修復することができたという。


豊かな才能と知性と自分の作品に対する愛情、
時をこえた人々への愛に鳥肌がたった。







このモスクは頑強で、かつて砲火を受けても
大きなダメージをうけなかったそうな。


外に 大砲 がひとつ、忘れられたように置いてあって
その下の猫ってば、次々と旅行者が傍によっては
写真を撮るのにも、いっさい動ぜず。 


なかなかの大物ぶり。









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トルコ4:オリエント・エクスプレス レストラン

2014-11-11 00:00:00 | 海外旅行





昼間の光でみると、いっそう美しいステンドグラスの丸窓。


まだ、10/16日。


盛りだくさんの1日目も暮れて、ようやく夕食。
このレストランも立派に名所旧跡に入るかもしれない。


1883年から運行された最初のオリエント急行は、
パリ―イスタンブール間を走り、1977年に廃止。


そのオリエント急行の終着駅、シルケジ駅の
駅舎およびホームを利用したのが、このレストラン。
その名も オリエント・エクスプレス


飲み物のオーダーが済んで、スープが出てくるまでに
お店の方に断って、店内をうろうろ撮らせていただく。





通り抜けてホームにでて見ると、バーが。。。


脇に電車が居る。 

これが、
実際年1~2回はオリジナル・ルートを
走るという特別列車かしらん。


 



店内も、新聞記事とかアガサ・クリスティーを集めた書架とか・・・
で、期待が高まった料理は、というと・・・


  


左が、なんだかグリーンぽい薄味のスープ。
右が、字にすればトルコ料理のカルヌヤルク(ナスの挽肉詰め)。
これに小さな器ですっぱいお豆も付いて、
デザートは、この後何度かお目にかかったケマル・パシャと同様のもの。


多くは、語るまい。
同行のメンバーから、早くも不満の声が。
機内食から、初めてのトルコ料理・・・期待していたしね。


私は、長くてほそい芳香のするお米も美味しいと思うし、
日本食が恋しいとか、ご飯で不満を感じた事って
ほとんどないんだけど、塩と胡椒を掛けながら
この先、不安を感じるお味。。。

 


10日間で、3-4枚のツーショット。




食べると即、眠くなった目でバスの外を見ながらホテルへ。

 
店頭のお菓子は、おいしそうなのになー。


いつもの旅なら、夜街をうろうろするんだけど。
楽しみにしていたグランド・バザールも、トイレ休憩程度。
疲れもあって、あまり観て歩けなかった。。。





ホテルは、AKGUN ISTANBUL HOTEL。
写真では、よくわからないけど意外と広い部屋。
すっきりした落ち着いたインテリア。
なにはともあれ、長い1日目が終わる。

 










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トルコ3:ブルー・モスク

2014-11-08 00:00:00 | 海外旅行






10/16

トプカプ宮殿から出ると、どんよりした空の下
いよいよ、ブルーモスク(スルタンアフメト・ジャーミィ)。


混雑の時間を避けるといっても、
閉館時間が来てしまうんじゃないかと内心ハラハラ。
やぱり、トルコの旅のメインのひとつ。





外観で驚くのは、まずその大きさ。
そして、中の色彩を想像させないその色。





・・・荘厳・・・


世界遺産イスタンブール歴史地区の代表的建築物。
オスマン帝国の14代目の王アフメト一世が
1609-1616年、七年の歳月をかけて建造させた建物。
世界で一番、美しいといわれるモスク・・・





人々が一斉に礼拝に来る時間ではないけど
一人、足を清めている人が・・・。
ふと、この蛇口のひとつひとつに多くの人が
列をなしている様子が浮かぶ。


当然のことながら・・・観光地じゃないんだ。
信仰の場、モスクなんだ。


靴を脱いで、ビニールに入れ、
いよいよ内部へ。昨日の夕方から履いている靴下ですが・・・nose5







この美しさは、数万枚のイズニックタイルで形成されている。
窓のステンドグラスのデザインとも、その複雑な幾何学模様は、
上質な万華鏡の中に迷い込んだように、とても素敵だった。
でも、中で周囲を見回すと建物自体の
構造の美しさによりひかれる。
半ドームや、小ドームがアーチを重ねて
大きなドームを支えている。


設計は、メフメト・アー。


初日から、旅のメインを堪能。。。
でも、帰国後、残念なことに気がつきました。
私は、今度のトルコ旅行で、漠然とイコン
見られるつもりだったけれど・・・
実は、イコンがあるのは、ブルーモスクが
見られなかった場合、替わりに行く
アヤソフィア。。。。いや、ブルーモスクを観られてい良かった。。。
いや、でも、でも、・・・。
なぜ、両方を組んでくれないかなぁ。目の前なのに。。。




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トルコ2:トプカプ宮殿

2014-11-03 00:00:00 | 海外旅行






右手、ブルー・モスク(=スルタンアフメト・ジャーミィ)。







左手、アヤソフィア


関空からドーハまで空路、約11時間30分。
ドーハから、イスタンブールまで約04時間30分。


ホテルに荷を降ろすこともなく
バスから降りるとイスタンブール観光が始まった。


曇天。
遠景が思うように撮れない。
いや、それよりも
雨具を一切忘れてきたことに気づく。


入場観光は、ブルーモスクの混雑を避け
まず、トプカプ宮殿へ。
トプカプ宮殿は、1465年から13年も掛けて建造され、
オスマン・トルコ帝国のスルタンたちが、
約370年間も暮らしていたそうな。
トプカプ=大砲の門という名前が示すように、
旧市街の高台にあって、
ヨーロッパ側もアジア側も見渡せる
絶好の城塞だったそうです。





まず、皇帝の門
スケールが大きくて、ファインダーに収まらないっsymbol6





そして、両側に塔をもった(見事に木でかくれちゃってますが・・・)
表敬の門(バービュス・セーラム)。
ここから先、主のスルタン以外の騎乗を許されなかったそう。



そこを通り抜けると、左にティワンの塔、右に厨房跡(陶磁器展示室)



ティワンの塔の前で説明する、ガイドのムスタファさん。
この奥で、重要な会議が行われたそう。


イスタンブール大で、歴史を専攻した彼の説明は
大変すばらしい!
・・・けど、私の理解と記憶の域を
かるく超越することに、早くも気づく。

ガイドというより nose3 実地講義。 




敷地中央に三つ目の門、幸福の門。

そこを通り抜けると右手に、
オスマントルコ帝国の財宝を収めた宝物殿が。


ムスタファさんのおすすめは、
86カラットの巨大ダイヤのついた「スプーン職人のダイヤモンド」と
柄の部分に巨大なエメラルドが3つあしらわれた「トプカプの短刀」。
それすら、夫婦二人、見逃して
「あれだった?」「なかった~。」と引き返す。
あれだけどれもこれも、ゴージャスだと現実味がなくて。。。
内部の写真は、厳禁でしたが、あんまり残念でもなくて。。。


厨房跡前の通路とか、
広い中庭とか、
そこに居るツートンカラーのカラスとか、
宝石以外のものが印象に残りそうでした。




(ダブルクリックで拡大)


奥にカフェもあるけど、
ここそこにある木のベンチでも
景色や行き来する人を眺めて
丸一日、過ごせそう。



 

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トルコ1:世界遺産巡り

2014-10-27 14:17:00 | 海外旅行




ブルー・モスク(=スルタンアフメト・ジャーミィ)内



読売旅行

馬車でしか観光できない
プリンセス諸島《ビュユウック島》
世界遺産トルコたっぷり10日間
  


・・・と銘打ったツアーに参加してきました。


結婚して以来、初めての 団体旅行 参加・・・
数週間前からのアキレス腱炎・・・


いろいろ不安はあったものの、
予想以上のハードなスケジュールを消化して、
飛行機のダブルブッキングもなんのその、
思い返せば、あっという間の
トルコ10日&カタール(ドーハ)1日。。。
見所満載、たのしい旅でした。


新鮮なうちに怒濤のUPをしたいところなのですが、
PCの移行中で、画像ソフトも新しいものになる予定。
うまくいかずに、900枚近くの画像を抱えて
うろうろしています。どうなるかなー。ase2


nose5








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