この植物の面白さは、
ある画家の絵から教えられた。
絵に対する一人の画家の真摯さと一緒に。
自然の姿に勝るものはないかもしれないけれど、
絵や音楽や文章は、ときに一人では見えなかったモノ
に目を開かせてくれる。
http://www.nishimura-gallery.com/books/oshibook.html
↑表紙絵が、ヨウシュヤマゴボウ。
正直に言えばどこか受け入れられない絵。
最初に生身の若い画家に出会ったことが
悪く作用しているのかもしれない。
それでも、とてつもなく美しい色づかい。伸びやかな形。
感嘆せずにはいられない。
「人は自分の色を持って生まれる。」と、多くの人がいう。
この人は色を自由に使いこなす。自分の表現の手段として。
柔らかい光に満ちた画面上で生命力が躍動する。呼吸する。
そんな絵。