「そろそろだって。」
と友人に誘われて、二年目のぎんなん拾い。
今年も出遅れて、木の下には種を取った後の果肉のみの小山。
でも、上のほうを見るとまだまだ生っている。
ここの木の実は小粒。
去年は持ち帰ってはみたもののほんの少しだったし、ほったらかし。
「せっかくなのに~。もったいないなぁ~。」と叱られる。
「運動会の玉入れの要領で、石当ててみようか?」
「釣竿あるといいよね。」
子供みたいなことをいいながら、ポツポツと取り残しをひろい集める。
いいお天気で、風が気持ちよくて、キツイけど不快ではない銀杏のにおい。
ずうっと、ずうっと、毎年こんな時間を一緒に持てたらいいな。
「来年も来ようね。」
去年よりやや粒ぞろい。
茶碗蒸しと炊き込みご飯にして
美味しくいただきました。
でも、一番美味しかったのは
熱々をそのまま口に運んだつまみ食い。