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Polepole Life new

びわ湖の湖南に在住。
亡きA.コッカーNOIRと山歩きを愛すシニアライフを綴ります。

浴衣の夏

2007-08-20 10:29:39 | きもの・しごと



 先日の「瀬田川花火」の日、
 ゆかたに袖を通しました。

 浴衣を着ると、お祭りムードが
 高揚するだけでなく、
 「身支度をして、祭りに出かける。」
 それ自体に、しあわせを実感します。

 楽しかった盆踊り、花火・・・
 日常が遠のいて、こどもの頃の輝きが
 戻ってきたような気がするのです。

 帯結び『矢の字』  

 






夏の浴衣と正月のきものは、10歳頃まで成長に合わせて
母が用意してくれていました。

安価なウール地やゆかた地を母が自分で仕立てるもので、
次女の私は「お下がり」も多かったのですが、それでも
シーズン近くなると、肩上げをあげたり、おろしたり、
洗い張りをしたり・・・
あれこれ準備をしてくれるようすに、胸がはずみました。

そして、いよいよ当日。
「寸胴で着せやすいね。こら、まっすぐしっかり、立っとき。」
とか言いながら、自分の仕事を誇らしげにパリッとしたものを
着せてくれた母。とても、嬉しかったのを憶えています。

そんな想い出がわたしのきもの好きの根っこになっています。
 

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  

写真の浴衣は残念ながら既製品です。麻混のデザイナー物。

去年購入時は身幅は丁度良かったのに今年、6㎏もふえると
綺麗に着る為には前幅が足りなくなってきました。

画像をみると、柄をもう少しずらして仕立てて欲しいような
気がします。くわえて、購入時から思っていたのですが、
花弁の柄がないほうがすっきりして好きです。

男物の麻の蚊格子を女物に仕立てればよかったのですが、
良い反物を悩んでいるうちに買いそびれてしまいました。

帯は生成りの太いよろけ縞。
細い織の縞も入っていて一番気に入っている浴衣帯です。





コメント (14)
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