Polepole Life new

びわ湖の湖南に在住。
亡きA.コッカーNOIRと山歩きを愛すシニアライフを綴ります。

与謝蕪村―翔けめぐる創意(おもい)―

2008-04-02 23:05:57 | 美術・絵画





㊨Shangri-la MIHO Museum通信
『銀地山水図屏風』
㊧㊤『倣王叔明山水図』 
㊥『夜色楼台図』 
㊦『奥の細道図(部分)』



与謝蕪村―翔けめぐる創意(おもい)―
会期 2008年3月15日(土)~6月8日(日)


俳諧・文人画、両方で個性的な作品を多く残した与謝蕪村の
残した書簡や絵画など147点が、長い期間中6期にわけて
入れ替えられ展示される。

私の印象に残った『梅花図』(弘経寺)および
『草花図』(茨城県歴史観)は、4月中旬までの展示なので
今の内に観ることが出来てよかった。


いきいきしたタッチは想像通りだったものの

繊細でどこか几帳面なほどの西洋的な写実を
感じたのが意外だった。

それは『梅花図』・『草花図』だけでなく、
上の山水画の水面の映り込みや岩肌
の表現などに感じたことなのだけれど
いったん、そう感じると
『夜色楼台図』のような作品でさえ
その屋根の数に窮屈なものを感じてしまう。

『春の海 終日のたりのたり哉 』
『菜の花や月は東に日は西に』

そんなのびやかな俳句のイメージに
つながらない蕪村がいる。

経歴を読んでも、書簡のキャプションを読んでも
なんだか迷路に迷い込んだように
その人となりのイメージが浮ばない。

絵も字もとても魅力的なのに
歯がゆさから、入り込めないまま各室を
通り抜けてしまった。


あー。
せめて字が何が書かれているのか
すべて読むことができたらなぁ。。。。




コメント (2)
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