信楽の山道を走り、
以前はなかった新名神の派手な高架と
削られた痛ましい山肌を左に見て、
青いサインボードを頼りに進むと・・・、
突然、近代的な桃源郷『MIHO MUSEUM』が現れます。
MIHO MUSEUM: http://miho.jp/
レセプション棟から、北館・南館を持つ美術館へは
平地が終わったころ満開になる枝垂桜並木のスロープ、
未来空間に迷い込んだようなトンネルと吊り橋でつながり、
信楽の景観と空気にその全体を包まれています。
大きな美術館の建物容積の80%は地中に埋められ
美術館入り口の間口に比べ・・・
1Fのエントランスホールからの山の斜面を利用した
壮大な見下ろしの景観は、最初見たときには息を呑みました。
今回来館目的の展示は、
『与謝蕪村 ―翔けめぐる創意(おもい)―』
とはいえ、IMペイ氏のすばらしい建築とランドスケープを楽しみ、
無肥料・無農薬栽培された食材を利用した「食」を楽しみ、
絵画鑑賞に留まらない、楽しいひと時を過しました。
我が家から車で、片道30分程度。
遠方のお客様をご案内するのにも、
気軽に花見を楽しみに行くにも、絶好のお気に入りスポットです。