サーファーの間では、ビッグ・ウェイブで世界的に有名な、ウルワツの海。
6/22夕方―
ウルワツ寺院のケチャックダンス鑑賞。
バトルン半島の岬の突端、
断崖絶壁に建つ二つの寺院の総称、
ウルワツ寺院。
インド洋に沈む美しい夕日。
・・・が、実は目的はほかにあって、ここのケチャックダンスが
とても人気があると聞いてやってきたのです。
開演時間になるにつれ、観光客がじわじわと集まり
最後には演者と触れんばかりの場所まで入りました。
未だ明るい時間に、ダンスが始まります。
個人的には、衣裳もダンスの演出や迫力もタマンアユン寺院の
ほうが胸が詰まるような何かがあるように思いました。
けれど、ここは暗くなっての白猿ハノマンのファイアーダンスや
終盤の魔王の各国の言葉での挨拶、終演してからの無料の
記念撮影など、サービス満点。人気もうなずけます。
ガイドさんに引きずられるようにしてその場を
去ることがなければ、出演者の写真、欲しかったなぁーー。
□ □ □ □
ダンス鑑賞の後、ジンバランの海岸の波打ち際のテーブルで
シーフードバーベキューディナー。
右手にホテル群の明かり、左手に空港の着陸機の明かりが
星のように点在するのを見ながら、波音を聞いて
なかなかいい感じ。。。
こんな時ぐらい、と日本ではお目にかかれないロブスターまで
フンパツして追加注文したのですが。。。。
手元真っ暗で、写真を撮ることはおろかお口に入るまで
海老もカニもイカも貝もお魚も判別不能、料理は闇鍋状態。。。
なれないことをするんじゃなかった。
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最終日はホテルとホテル周辺で過して、
今回の旅行を終えました。
ふー。明日からはいつもの
ぽれぽれで。。。
旅は出来たら、海外の観光客相手ではない宿に泊り、
地元の交通機関を使って移動し、一般の人も入るローカルの
レストランでちょっと小さくなって周りの様子を横目で
観たりしながら食べたりするのがわたしの理想です。
・・・が、なかなか、そういうことが体力的にも、時間的にも
難しくなってきました。
そんな私達の変化と共に、バリも様変わりしていました。
年金生活に入ったら、節約の為にも長期滞在したいと
思っていたバリは、ムンドク村の他の場所は
お金と開発の慌しさを感じるばかりで、かつてのような
雰囲気を味わえませんでした。
でも、平均的なバリの人の生活は10数年前とは格段に
豊かになっているとガイドさんは胸を張っていました。
エアコンの普及率も増え、
日本語を不自由なく話す人も増え・・・、
それが、何故こんなにさみしいんだろ。
高度成長時代という昭和に育って、その恩恵に馴染みながら
バリには変わらないことを求めている身勝手なわたしです。
今度こそ、もう少し静かな場所にゆったりと滞在して
老後の夢の再考の必要性を考えてみたいと思います。