『瀬田川花火大会』の日、早めに家を出ると
ちょうど商店街を神輿が来るところでした。
商店街の先にある建部大社の祭り、『船幸祭』。
今年は、子供神輿・去年は出なかった女神輿も含めて、
3台のお神輿が揃いました。
何時もは、人気のない商店街がぎゅうぎゅうです。
この大小の神輿は、明るいうちに川に下り
南郷までの4キロをゆっくりと往来しました。
すっかり日が暮れた後、戻ってきた神輿は川から上がり
唐橋を渡って中ほどの水天宮に参ります。
実は『瀬田川花火大会』の花火は、神輿の一連の行程にそって
シーンを盛り上げるべくタイミングを計って打ち上げられるので
ひとつづつ、間つなぎに打ち上げられる花火に・・・
「シケてるなー。」「たいしたことないなー。」とか
途中、華々しくあがった後に
「短かったね。」「終わったんだよねぇ?」と
帰りそうになるシロウトさん達の声が、毎年聞こえてきます。
が、玄人さん(つまり、ワタシタチのような)は、
神輿が唐橋を戻って来るまでは
どっしりと気長にフィナーレを待ちます。
このストーリー性と、コンパクトながらカラー放水船や
遊覧船、川漁師さんの祭り提灯をかざした船・・・
さまざまな要素が、私がココの花火が一番好きな理由ですかね。
満足のうちに、プロ意識で浴衣姿のお嬢さんたちを
見ながら帰路につきました。
初詣も、これくらい着物姿のヒトがいるといいのになー。