「伊賀のはきもの屋さん、今度いつ来はります?」
お店で時折受ける質問です。
私がパート店員さんをしている『和蔵』では、
セールの他にいろいろ催事やワンコイン講座を
企画していますが、中でも三重県上野市から
年2回ほど来て下さる『西田はきもの店』さんは
すごく人気があって、みなさん待ちきれないようです。



それもそのはず、いろいろなお洒落な下駄の台と鼻緒、
つぼの色に至るまで、好みで選ぶ相談にも乗ってもらえるし
選らんだモノを挿げてくださる。
古い草履などの鼻緒は新しいものを付け替えたり
よそで買った鼻緒の調整までしてくださるのです。
今回は、12月8・9・10・11日の4日間、
上の西田さんの笑顔が店頭にありました。
上等な紬をトリミングした作務衣、
ホースヘアの鼻緒(上:左下タイプ)の雪駄、
時折渋い黄緑の手ぬぐいをマフラーのように
アクセントに首に巻いて・・・
三代目:西田芳文さん、お洒落な方です。
□ □ □
昔京都の専門店で買った草履の合皮部分が
劣化して剥離してきたものが1足。
(本皮表示でも鼻緒やツボ、側面が合皮だと
保管年数が経ってよくあることです。)
つま先が薄くなり、とうとうぱっくりと
口をあけたのが2足。
仕事で履く下駄は、家の周りが砕石敷きと
いうこともあって、すぐかけたり磨り減ったり。
少し前から、私もいいタイミングで履き物に
不自由していて、この時を待っていました。
いろいろ教えていただきながら
思い切って、前回(春)と今回で計6足作りました。

奮発した野崎からすに真田紐の鼻緒(左下)などが
いいのはふつうですが、右の上下のお値打ちなものも
沢山の中から選んだ台と鼻緒ですから・・・
すごーく気に入っています。
「木曽ねずこ(右上)の台は気持ちがいいからぜひ
素足でも履いてくださいよ。」と西田さん。
サラサラしてなめらかな表面は細い凹凸があります。
なるほどー。夏も楽しみです。
このところ、洋服や靴など新調していないので
そっちの方が欲しかったんですけど・・・・
こうして、写真を撮ってもにんまり。

まぁ、他のお買い物を後回しにしても価値はあったかな。

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