名画につつまれる贅沢 珠玉の
ヨーロッパ絵画展
バロックから近代へ
2011/4/16[土]―6/12[日]
滋賀県立近代美術館
HP http://www.shiga-kinbi.jp/
研修中の たまご といっても、サポーターですから・・・
まず、現在開催されている企画展のPR。
長野市在住の美術収集家:長坂剛氏のコレクションより、
17世紀のバロック美術と19世紀の近代絵画を中心に
58点の油彩画が展示されている今回の展示会の見どころは
宗教画→風景画→庶民の日常を描いた風俗画・・・
ヨーロッパ絵画史を一望するようなまさに『贅沢』なフルコースです♪
どうか滋賀近県の方、緑に包まれた滋賀県立近代美術館に
お越し下さい。
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さて、たまご は4/10以来
10回をかぞえる研修に、皆勤賞で参加させていただいています。
大体休憩を挟んで一日/4時間ほどのスケージュール。
内容が面白く次がいつも楽しみです。
サポーターの研修内容は、その仕事内容の分類に沿って
[共通・総合研修][解説班研修]
[ワークショップ班研修][レファレンス班研修]があります。
それぞれ、楽しいので追々「覚え」もかねて
UPしていきたいと思っています。
まずは、今までの[解説班研修]
「来館者への対応」・「作品解説のテクニック」など
実務的、技術的な講義の他、
常設展室の作家・収蔵品を中心に講義を受けています。
「小倉遊亀」
「アメリカ現代美術のルーツ」
「戦後アメリカ現代美術」
「日本美術院の歴史」「滋賀県の工芸」・・・
古いフィルム上映がセットで用意されていて、
作家達の活き活きとした姿や言葉には、
毎回刺激をうけます。
たとえば、仲間の間でも口数が少なかったという
ポロックの多弁ではない言葉の中の信念の力強さに
彼の作品に対する印象が変化したような気がしました。
また、「滋賀の工芸」では、現在常設展で作品展示
されている森口華弘についても、講義やフィルム上映
がありました。
抑えた色数の中で華やかで独特の技法を駆使した
迫力のある作品をのこされている方ですが、
生前の作品制作の様子、工房での様子は大変
興味深いものがありました。
ラフスケッチの美しさや、下絵を描く筆の勢いに
胸を打たれます。
才能ある方が老いて、その才能も一緒に
逝ってしまうのは、もったいないなぁ。。。
工房やご子息はご活躍ですが、やはりその方
ならではの才能は唯一。
高価で一生、ご縁はないキモノとはいえ
惜しまれます。
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講義をしていただく機会は、同時に、数少ない
学芸員さん達と直接お会いする機会でもあります。
講師の方が志村ふくみさんの人間性や
文才に関して漏らしていた言葉も、以前動画や本から
受けていた印象そのままで強く共感を感じ、
私にとっては尊敬と憧れの対象である学芸員さんも、
作家さんや作品に対する思いという点では、
(大変不遜に聞こえるかもしれませんが・・・、)
「お仲間なんだぁ♪」と
身近に温かみを感じ、ひそかにニマニマしつつ
無料で、こんな機会をいただける喜びを甘受しています。